パステルカラーのアネモネ!「ミストラルシリーズ」の魅力
金子三保子
このライターの記事一覧
気温の低い12月~3月は、花市場に春の花が豊富に入荷してくる時期。ただいま花屋さんは春の花でいっぱいです。
今回は、春の花の代表花、アネモネの中から、パステルカラーのアネモネとアネモネの生け方をご紹介します。
目次
アネモネ ミストラルシリーズ
今回ご紹介する品種は、ロサシアロ。
アネモネは、赤や、濃い紫、濃いピンクなど、発色のよい色のものが多いのですが、ロサシアロはとってもきれいなパステルピンクで、アネモネとしては今までにない色です。
つぼみの時の横顔。
開花前
絶妙な色合い!
同じ品種でも、1本、1本、絶妙に色が違います。開花すると、それぞれの違いを見るのも楽しみのひとつ。ピンク、ピンクに白が入ったような色合い、白に近いピンク・・・など色々です。雌しべと雄しべの色もきれいな色合いです。
白といってもよいくらいのものもあります。
ミストラルシリーズは大輪種
ミストラルシリーズは大輪種です。
(左)右は、小輪種のアネモネ・ポルト。だいぶ大きさが違います。
アネモネの特徴
アネモネには花びらがない!
私たちが花びらと思っている部分は、実は「ガク」なのをご存知でしょうか。
アネモネは、花びらがない珍しい花なのです。
花びらに見える部分は、「ガク」です。
アネモネは光と温度に反応する性質です。
アネモネは、光と温度に敏感に反応する性質です。朝になると開き、夜になると閉じるを繰り返し、花の終わりのころは、開きっぱなしになります。
部屋の温度に敏感に反応するので、暖房の効いた部屋だと、一気に開きます。日持ちさせたいようなら、気温が低めの場所に置くと長持ちしますが、寒すぎると開きません。開いてこそアネモネなような気もするので、どこまで日持ちさせたいかによって、置き場を変えるとよいですよ。
アネモネを生ける上での管理ポイント
お水は浅水で生けましょう!
アネモネを花瓶に生ける時は、「浅水」で生けます。浅水とは、花瓶に入れる水を少なめにすることを言います。
アネモネは、茎が柔らかくて空洞なので、たっぷりの水に生けると(深水)、茎の途中が腐ってしまい、花は元気なのに折れてしまったりします。
それを避けるため、少ない水に生けるのです。どんな花にも言えることですが、お水はこまめに取り替えましょう。
お水は浅く。
アネモネは時間によって表情が変わります!
朝晩、開閉を繰り返すので、動くのが特徴です。
昼間に生けたばかりの開花している状態。
翌朝。上を向いて立ち上がってしまいました。自由に動くのでおもしろいです。
球根でも購入可能です!
今回のピンクのアネモネの品種は、「ミストラル・ピンク」という名前で販売されていることが多いようです。
アネモネの球根が並ぶのは、店頭だと夏以降、もしくは通信販売でも販売されています。生花としての出回りは、3月までです。気に入った方は探してみてください!
関連記事
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「パステルカラーのアネモネ!「ミストラルシリーズ」の魅力」の記事をみんなにも教えてあげよう♪