この花なぁに?~野に咲く花~

戸松敦子

戸松敦子

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この景色、見たことありますか?

先日、多摩川の土手沿いでこの幻想的な風景に出会いました。

 

爽やかに晴れて風もなく、あたり一面やわらかい花畑に包まれるようなふんわりとした空気感。白い花が群生して咲き乱れ、じゅうたんのようになっています。

 

ランニングや球技で汗を流している人々、ペットとのんびり散歩してる人、小さな子供連れの家族などでにぎわい、この風景をカメラにおさめている人もいました。この上なくのどかで何気ない幸せな風景

 

この花は、ハマダイコンです。

アブラナ科ダイコン属の多年草。花色は薄紫色から白色で、花や葉は大根にそっくりですが、根は細い。群生して早春の海岸や河川敷を美しく飾ります。草丈は50cmほど。食用や漢方などにも利用されます。

 

種もかわいい!

花後はこんなにぷっくりした種ができます。

 

ハマダイコンは食べられるってほんと?

は塩漬けや炒め物に、咲く前の花芽はおひたしに、は、花が咲くと「す」が入り質が落ちるので、とう(花茎)が立つ前までにすりおろして薬味などに利用する人もいます。

自生しているものなので、繊維が多く栽培物のダイコンと同じようには利用できません。口あたりも良くないかもしれません。

でも、普通のダイコンとは違う食べ物として、食べてみるのも面白いですね。

 

ハマダイコン大活躍!

自生するハマダイコンを食用に改良・加工することで、特有の辛みを旨味へ変えることに成功し、「おろしドレッシング」を開発した町もあります。

ハマダイコンのゆるキャラ「ハマちゃん」も存在し、とっても辛くて、でも美味しいハマダイコンの魅力を全国に伝えているそうですよ。

 

また、東日本大震災の被災地復興に、塩分除去の効果があるハマダイコンの種が役に立ったと言われています。

宮城県の高校生たちが、津波の被害にあった東北沿岸部でハマダイコンを育てる活動を行ったそうです。やさしい色でふんわり咲いたハマダイコンの姿が目に浮かびます。

 

野に咲く花を楽しもう♪

一輪挿しにして飾ってみるのもいいですね。

 

何気ない風景の中に咲く「ハマダイコン」。調べてみると思ったより奥が深く、思いもよらないわくわくや感動もありました。

何気ない風景にの中にある草花に目をむけて過ごすと、楽しみがひろがりそうですね。

いつまでもこのほっこり幸せな景色が続きますように。

 

 

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戸松敦子
戸松敦子

グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ。貸し菜園を運営するフラワー&ガーデニングショップ「アグリス成城」のスタッフとして勤務し、収穫祭では料理担当、毎月の寄せ植え講座では講師を担当。友人と共に立ち上げた教室ではプリザーブド&アーティフィシャルフラワーのレッスンと販売を行う。保育園や小学校では野菜・花の講師として食育、花育活動にも携わっています。 植物と寄り添う暮らしの心地良さなどを伝えていきます。

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