誰のものでもない草花…野草・雑草図鑑~都市近郊編

古幡真恵

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みなさんが小さい頃から親しんできた植物は何ですか?

チューリップ?パンジー?ひまわり

でも、本当に小さいころから親しんできたのは、いつでも手にすることができる、誰のものでもない草花たちだったのではありませんか。

時には可憐な花を咲かせ、幼いころにはおままごとに、虫取りカゴをもってその中に分け入り、大人になった今その手入れで悪戦苦闘している、そんな名前も知らない誰のものでもない草花「雑草」のことを見つめてみませんか。

雑草の一般的な定義として「私たちの生活する範囲に、私たちの意図にかかわらず、自然に繁殖する植物」のことを指します。

農業の立場からみても、「作物に害をもたらし、生産を減少させる存在」です。

人間にとってなんともやっかいな存在にされてしまった雑草ですが、一つ一つ見れば本当に素敵な植物たちなのです。

「雑草という名の草はない。すべての草には名前がある。」

1年中いろいろな場所で存在する雑草の中でも、主に都市近郊で見かけることのできる「雑草」についてご紹介します。

(春を1~5月、夏を6~8月、秋を9~12月、周年に分けてご紹介します。なお、開花期が季節をまたいでいる種類もあります。)
※一年草は、種子から発芽して一年以内に生長して開花・結実して、種子を残して枯死する植物。
※越年草は、秋に発芽し越冬し翌年に枯れる植物。
※二年草は、種子~枯死までが1年を超えて2年以内でのものをいう。
※多年草は、個体として複数年にわたって生存する植物のことである。

目次

春の野草・雑草

夏の野草・雑草

秋の野草・雑草

周年の野草・雑草

春の野草・雑草

季節の花々も私たちに四季を告げてくれますが、春の雑草たちも道行く私たちにいち早く春の訪れを知らせてくれます。

スギナ

早春のまだ肌寒いころ、自分自身は春を感じていても何だか確証が持てないけれど、道端に顔を出すツクシをみてやっぱり春なのだと納得する。  そんな春を告げてくれるスギナです。2~3月にツクシが芽生え胞子を出します。3~4月に地下茎から地上茎が伸びてスギナが発芽・生育を開始します。  名前の由来は、草の形が杉に似ていることから「杉菜(すぎな)」という名がついたという説があります。  スギナの別名であるツギナは、節のところで抜いても継ぐことが出来ることから「継ぐ菜(つぐな)」が転訛(てんか)して「ツギナ」になり、ツクシはツギナに付いていることから「付く子(つくこ)」がツクシに転訛(てんか)したと言われております。  スギナは、スギナ茶またはホールステールという名でハーブショップなどで売られており、ハーブティーとしても人気です。そのスギナ茶を煮出したものは、入浴剤の代わりにも使用できます。

別名 ツギナ、ツクシ、ツギメドオシ、ツクシンボ
科 属名 トウサ科トクサ属
学名 Equisetum arvense
英名 Field Horsetail, Common Horsetail
原産地 日本、北半球の暖温帯地域
分布(日本) 日本各地
植物分類 多年草
草丈 10~60㎝

早春のまだ肌寒いころ、自分自身は春を感じていても何だか確証が持てないけれど、道端に顔を出すツクシをみてやっぱり春なのだと納得する。

そんな春を告げてくれるスギナです。2~3月にツクシが芽生え胞子を出します。3~4月に地下茎から地上茎が伸びてスギナが発芽・生育を開始します。

名前の由来は、草の形が杉に似ていることから「杉菜(すぎな)」という名がついたという説があります。

スギナの別名であるツギナは、節のところで抜いても継ぐことが出来ることから「継ぐ菜(つぐな)」が転訛(てんか)して「ツギナ」になり、ツクシはツギナに付いていることから「付く子(つくこ)」がツクシに転訛(てんか)したと言われております。

スギナは、スギナ茶またはホールステールという名でハーブショップなどで売られており、ハーブティーとしても人気です。そのスギナ茶を煮出したものは、入浴剤の代わりにも使用できます。

また、ツクシは10㎝程度のものを採取して、「はかま」といわれるつくしの葉の部分をとり除き、茎をゆでて、煮物や汁の具、酢の物や胡麻和え、つくだ煮にして食すことができます。

スギナは酸性の土壌を好んで生育するといわれているので、多く繁殖している土地は酸性に傾いている目印にもなります。

ナズナ

春の七草でも知られている「ナズナ」ですが、別名の「ぺんぺん草」という呼び方にも親しみを持つ方も多いのではないでしょうか。  同じく別名である三味線草も、三味線のバチのような果実を模したものです。この果実が熟すと中から小さな種子が出てきます。  他にもガラガラという別名もあり、果柄を下に引っ張り全ての果実をぶらぶらの状態にして、耳元でぐるぐる回すと音がするため、子供のおもちゃ「ガラガラ」になります。

別名  ぺんぺん草、三味線草
科 属名 アブラナ科ナズナ属
学名  Capsella bursa-pastoris 
英名 Shepherd’s-purse
原産地  東ヨーロッパ、西アジア
分布(日本)  日本各地
植物分類  越年草
草丈 20~50㎝

春の七草でも知られている「ナズナ」ですが、別名の「ぺんぺん草」という呼び方にも親しみを持つ方も多いのではないでしょうか。

同じく別名である三味線草も、三味線のバチのような果実を模したものです。この果実が熟すと中から小さな種子が出てきます。

他にもガラガラという別名もあり、果柄を下に引っ張り全ての果実をぶらぶらの状態にして、耳元でぐるぐる回すと音がするため、子供のおもちゃ「ガラガラ」になります。

 

ナズナという名は愛でる草という意味で、撫菜(なでな)からきていると言われています。たくさんの別名と愛でる草という由来からも、ナズナは昔から人々に愛された植物なんですね。  七草がゆの食材「春の七草」の一つとしても知られているナズナですが、古くから薬草として用いられてきたそうです。  日本では古代より年初に雪の間から芽を出した草を摘む「若菜摘み」という風習があり、これが七草の原点とされています。古き良き風習を受け継いでいきたいものですね。

ナズナという名は愛でる草という意味で、撫菜(なでな)からきていると言われています。たくさんの別名と愛でる草という由来からも、ナズナは昔から人々に愛された植物なんですね。

七草がゆの食材「春の七草」の一つとしても知られているナズナですが、古くから薬草として用いられてきたそうです。

日本では古代より年初に雪の間から芽を出した草を摘む「若菜摘み」という風習があり、これが七草の原点とされています。古き良き風習を受け継いでいきたいものですね。

 

ナズナの根  ちなみに春先のまだ葉だけの小さな状態のナズナの根は、生で食すことができます。綺麗に洗って食べてみるとごぼうに似た味で、噛めば噛むほど甘みがあり衝撃のおいしさです。  生食以外にも、スープやきんぴらなどの炒めものにしても美味しくいただくことができます。  かなりの根の長さですが、畑の土がふかふかならばスルッと抜けます。

ナズナの根

ちなみに春先のまだ葉だけの小さな状態のナズナの根は、生で食すことができます。綺麗に洗って食べてみるとごぼうに似た味で、噛めば噛むほど甘みがあり衝撃のおいしさです。

生食以外にも、スープやきんぴらなどの炒めものにしても美味しくいただくことができます。

かなりの根の長さですが、畑の土がふかふかならばスルッと抜けます。

 

スズメノカタビラ

太古の昔から変わらずそこに存在してきて、原産地も定かでないほど世界中に広まっているスズメノカタビラ。  どこを旅しても見つけることができるスズメノカタビラにロマンを感じてしまいます。  スズメノカタビラの由来は、花穂をスズメの衣類=帷子(かたびら)にたとえたものです。別名に「ハナビグサ」という名もありますが、小穂の感じが花火によく似ている素敵なネーミングですね。

別名  ハナビグサ、ホコリグサ、ビンボウグサ
科 属名 イネ科イチゴツナギ属
学名  Poa annua
英名  annual bluegrass , annual meadow grass, annual poa
原産地  世界各地
分布(日本)  日本各地
植物分類  越年草または一年草
草丈 5~30㎝


太古の昔から変わらずそこに存在してきて、原産地も定かでないほど世界中に広まっているスズメノカタビラ。

どこを旅しても見つけることができるスズメノカタビラにロマンを感じてしまいます。

スズメノカタビラの由来は、花穂をスズメの衣類=帷子(かたびら)にたとえたものです。別名に「ハナビグサ」という名もありますが、小穂の感じが花火によく似ている素敵なネーミングですね。

ハコベ

ハコベと言えば、小さいころ飼っていた小鳥のご飯として摘み取った思い出を持っている方も多いのではないでしょうか。  セリやゴギョウ、ナズナ、ホトケノザ、スズナ、スズシロとともに「春の七草」に数えられる「ハコベラ」としても有名です。  カナリアの 餌に束ねる ハコベかな    正岡子規  ハコベは「ハクベラ」という名で万葉集にも載っており、ハクは綿布のことで、ベラは群がること。細かい茎に葉がついている様子が綿布が群がっている様子から名づけられ、そこからハコベという名がつけられたようです。  ハコベは昔から「血の道を司どる」植物として知られ、血を浄化するものとして婦人の産前産後に用いられていたそうです。

別名  ヒヨコグサ、トキシラズ、ハコベラ、ピヨピヨグサ、アサシラゲ
科 属名 ナデシコ科ハコベ属
学名  Stellaria
英名  Chickweed
原産地  世界各地またはヨーロッパ
分布(日本)  日本各地
植物分類  越年草または一年草
草丈 10~30㎝


ハコベと言えば、小さいころ飼っていた小鳥のご飯として摘み取った思い出を持っている方も多いのではないでしょうか。

セリやゴギョウ、ナズナ、ホトケノザ、スズナ、スズシロとともに「春の七草」に数えられる「ハコベラ」としても有名です。

カナリアの 餌に束ねる ハコベかな    正岡子規

ハコベは「ハクベラ」という名で万葉集にも載っており、ハクは綿布のことで、ベラは群がること。細かい茎に葉がついている様子が綿布が群がっている様子から名づけられ、そこからハコベという名がつけられたようです。

ハコベは昔から「血の道を司どる」植物として知られ、血を浄化するものとして婦人の産前産後に用いられていたそうです。

ハハコグサ

ハハコグサは別名である「ゴギョウ」という名で「春の七草」の一つとして古くから親しまれている植物です。  老いて尚 なつかしき名の 母子草  高浜虚子  ハハコグサの名前の由来は、葉や茎が白い綿毛に覆われている姿を母親が子を包み込むように喩えた説や、葉や茎が白い綿毛に覆われているところからホウケタような状態に見えることから「ホウコグサ」が転訛してハハコグサになったとも言われています。  「チチコグサ」というのもありますが、花が茶色く、野の花としては見劣りします。草花の世界でも、お父さんはお母さんを輝かせる存在なのでしょうか。  このハハコグサは、以前はお餅のつなぎとして用いられていました。そのため昔は草餅と言えばハハコグサでした。  しかし、「母と子を臼と杵でつくのは縁起が良くない」として、平安時代ごろからヨモギに代わったようです。  ハハコグサの草餅って一体どんなお味がするのでしょう?ちょっと食べてみたいですね♪

別名  オギョウ、ゴギョウ、ホオコグサ
科 属名 キク科ハハコグサ属
学名  Gnaphalium affine
英名  Jersey cudweed
原産地  日本全土 中国中南部 朝鮮半島 東南アジア 
分布(日本)  日本各地
植物分類  越年草
草丈 10~40㎝

ハハコグサは別名である「ゴギョウ」という名で「春の七草」の一つとして古くから親しまれている植物です。

老いて尚 なつかしき名の 母子草  高浜虚子

ハハコグサの名前の由来は、葉や茎が白い綿毛に覆われている姿を母親が子を包み込むように喩えた説や、葉や茎が白い綿毛に覆われているところからホウケタような状態に見えることから「ホウコグサ」が転訛してハハコグサになったとも言われています。

ハハコグサの花の色は黄色。「チチコグサ」もありますが花が茶色く、野の花としては見劣りします。草花の世界でも、お父さんはお母さんを輝かせる存在なのでしょうか。

このハハコグサは、以前はお餅のつなぎとして用いられていました。そのため昔は草餅と言えばハハコグサでした。

しかし、「母と子を臼と杵でつくのは縁起が良くない」として、平安時代ごろからヨモギに代わったようです。

ハハコグサの草餅って一体どんなお味がするのでしょう?ちょっと食べてみたいですね♪

カタバミ

晴れた日の午前中に花が開き、夕方には眠るように花びらを折りたたむカタバミ。  このカタバミは、多年草で根が深く張り巡らされ繁殖力に優れているため、一度根付くと駆除が難しい雑草です。  武家の間では強い繁殖力のあるカタバミのように、家がいつまでも絶えず続いていくという願いを込めて家紋によく使われ「日本の五大家紋の一つ」となっています。  カタバミの名前の由来は、葉の一方が欠けるように見えることからつけられたようです。

別名  スイモノグサ
科 属名 カタバミ科カタバミ属
学名  Oxalis corniculata
英名  Wood sorrel
原産地  温帯地方から熱帯地方に広く分布する
分布(日本)  日本各地
植物分類  多年草
草丈 10~30㎝

晴れた日の午前中に花が開き、夕方には眠るように花びらを折りたたむカタバミ。

このカタバミは、多年草で根が深く張り巡らされ繁殖力に優れているため、一度根付くと駆除が難しい雑草です。

武家の間では強い繁殖力のあるカタバミのように、家がいつまでも絶えず続いていくという願いを込めて家紋によく使われ「日本の五大家紋の一つ」となっています。

カタバミの名前の由来は、葉の一方が欠けるように見えることからつけられたようです。

 

別名の「スイモグサ」は、葉や茎に酸味があることから付けられました。  カタバミに含まれているシュウ酸を活用して、カタバミの葉で古い十円玉を磨くと、黒ずみがとれ綺麗になります。  カタバミは魚料理やサラダに用いて食べることができますが、シュウ酸が含まれているので過剰摂取は避けましょう。

別名の「スイモグサ」は、葉や茎に酸味があることから付けられました。

カタバミに含まれているシュウ酸を活用して、カタバミの葉で古い十円玉を磨くと、黒ずみがとれ綺麗になります。

カタバミは魚料理やサラダに用いて食べることができますが、シュウ酸が含まれているので過剰摂取は避けましょう。

 

ヒメジョオン

明治初期に渡来し、各地に広がった帰化植物ですが、現在は大正初期に渡来したハルジオンにおされているようです。  ヒメジョオンの方が草丈が高く、花は小さくて数が多く、葉柄はギザギザとしています。

別名  ヒメジオン
科 属名 キク科ムカシヨモギ属
学名  Erigeron annuus
英名  annual fleabane、eastern daisy fleabane
原産地  北アメリカ
分布(日本)  日本各地
植物分類  越年草
草丈 30~150㎝

明治初期に渡来し、各地に広がった帰化植物ですが、現在は大正初期に渡来したハルジオンにおされているようです。

ヒメジョオンの方が草丈が高く、花は小さくて数が多く、葉柄はギザギザとしています。

 

ハルジオン  ハルジオンの草丈は低く、花は大きくて少ない、蕾は下を向いて項垂れ(うなだれ)ているような特徴があります。葉柄はヒメジョオンに比べて丸みを帯び茎に抱きつくように生えています。  茎もハルジオンは空洞なため、折ってみるとヒメジョオンとの違いがはっきりと分かります。  名前の由来は、女苑(ジョオン)という中国名を持つヒメシオンと形態が似ていることから名づけられたようです。

ハルジオン

ハルジオンの草丈は低く、花は大きくて少ない、蕾は下を向いて項垂れ(うなだれ)ているような特徴があります。葉柄はヒメジョオンに比べて丸みを帯び茎に抱きつくように生えています。

茎もハルジオンは空洞なため、折ってみるとヒメジョオンとの違いがはっきりと分かります。

名前の由来は、女苑(ジョオン)という中国名を持つヒメシオンと形態が似ていることから名づけられたようです。

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夏の野草・雑草

季節は夏。うっそうと茂る緑の中で、やたらと生き生き元気に生育している。そんな雑草といわれる夏の草花たちです。

ヒルガオ

朝方に咲く朝顔に対して、日中に花が咲くことからヒルガオと名付けられたとされています。  ちなみに、夕方に開いて翌日の午前中にはしぼむユウガオも有名です。  朝顔は一年草ですが、ヒルガオは地下茎が地中に伸びる多年草です。お庭の花や木に絡みつくように伸びる力強い植物です。

別名  アメフリバナ
科 属名 ヒルガオ科ヒルガオ属
学名  Calystegia japonica
英名  False bindweed
原産地  日本、中国、韓国の温帯地域
分布(日本) 北海道~九州
植物分類  多年草
草丈 つる性

朝方に咲く朝顔に対して、日中に花が咲くことからヒルガオと名付けられたとされています。

ちなみに、夕方に開いて翌日の午前中にはしぼむユウガオも有名です。

朝顔は一年草ですが、ヒルガオは地下茎が地中に伸びる多年草です。お庭の花や木に絡みつくように伸びる力強い植物です。

 

ヒルガオ科の植物はお花だけでなく、野菜にもあります。サツマイモや空芯菜が同じヒルガオ科の植物ですが、葉を見るとヒルガオの葉とよく似ているので観察してみてください。

ヒルガオ科の植物はお花だけでなく、野菜にもあります。サツマイモや空芯菜が同じヒルガオ科の植物ですが、葉を見るとヒルガオの葉とよく似ているので観察してみてください。

スベリヒユ

スベリヒユの茎は、赤みを帯びていて、可愛らしい黄色い花をつける多肉植物の仲間です。  名前の由来も、葉が滑らかで茹でて食べるとぬめりがあることから「スベリヒユ」と名付けられたようです。

別名  イハイヅル
科 属名 スベリヒユ科スベリヒユ属
学名  Portulaca oleracea
英名  Common purslane
原産地  世界各国
分布(日本)  日本各地
植物分類  一年草
草丈 5~30㎝

スベリヒユの茎は、赤みを帯びていて、可愛らしい黄色い花をつける多肉植物の仲間です。

名前の由来も、葉が滑らかで茹でて食べるとぬめりがあることから「スベリヒユ」と名付けられたようです。

 

スベリヒユは、古くから世界中で薬草として使われていたそうです。  スベリヒユをさっと茹でて食べてみると、ぬめりと酸味のある爽やかなお浸しとして美味しくいただけます。

スベリヒユは、古くから世界中で薬草として使われていたそうです。

スベリヒユをさっと茹でて食べてみると、ぬめりと酸味のある爽やかなお浸しとしておいしくいただけます。

ブタクサ

花粉症でお悩みの方はこの名前を聞くだけでも鼻がムズムズしてくるのではないでしょうか。  1961年に日本で初めて花粉症と確認されたブタクサは、アメリカからの帰化植物で、戦後アメリカ駐在軍が日本へ来た際に持ち込んだため、マッカーサーの置き土産と呼ばれるようになったそうです。なんというものを置いて行ってくれたのでしょうか…。  ブタクサといわれる名前の由来は英名の直訳からきています。英語の「豚の餌」という意味からきていて、豚しか食べないとか、豚にしか適さない荒地に生えるといった意味が含まれているようです。  ブタクサの幼少の頃の葉はヨモギに似ています。可愛らしい葉ですが、花粉症の元とあればなかなか好きになれない雑草ですね。

別名  クワモドキ、アンブロシア
科 属名 キク科ブタクサ属
学名  Ambrosia artemisiifolia
英名  Ragweed
原産地  北アメリカ
分布(日本)  日本各地
植物分類  一年草
草丈 30~150㎝

花粉症でお悩みの方はこの名前を聞くだけでも鼻がムズムズしてくるのではないでしょうか。

1961年に日本で初めて花粉症と確認されたブタクサは、アメリカからの帰化植物で、戦後アメリカ駐在軍が日本へ来た際に持ち込んだため、マッカーサーの置き土産と呼ばれるようになったそうです。なんというものを置いて行ってくれたのでしょうか…。

ブタクサといわれる名前の由来は英名の直訳からきています。英語の「豚の餌」という意味からきていて、豚しか食べないとか、豚にしか適さない荒地に生えるといった意味が含まれているようです。

ブタクサの幼少の頃の葉はヨモギに似ています。可愛らしい葉ですが、花粉症の元とあればなかなか好きになれない雑草ですね。

メヒシバ

生育場所を選ばない、4~10月中絶えず生育し、発芽し続けるオヒシバとともに厄介な雑草の一つです。 名前の由来は漢字で「雌日芝」と書きます。日向を好み、オヒシバ(雄日芝)と比べ繊細な印象からメヒシバという名が付けられたそうですが、オヒシバの雌株ではありません。

別名  メシバ
科 属名 イネ科メヒシバ属
学名  Digitaria ciliaris
英名  Summergrass, Southern Crabgrass
原産地  世界の熱帯から温帯
分布(日本)  日本各地
植物分類  一年草
草丈 30~80㎝

生育場所を選ばない、4~10月中絶えず生育し、発芽し続けるオヒシバとともに厄介な雑草の一つです。
名前の由来は漢字で「雌日芝」と書きます。日向を好み、オヒシバ(雄日芝)と比べ繊細な印象からメヒシバという名が付けられたそうですが、オヒシバの雌株ではありません。

 

確かにこうして見比べてみると、オヒシバの方が大胆な穂の印象ですね。  除草の対策としては、生育初期の1~3月に根ごと除草するのが一番です。なるべく穂をつける前に個体数を減らしましょう。  根の部分に他の植物の生育を抑制する「アレロパシー」があります。  イネ科の中では栄養価が高いため古くから家畜用飼料として使用されてきました。

オヒシバ

確かにこうして見比べてみると、オヒシバの方が大胆な穂の印象ですね。

除草の対策としては、生育初期の1~3月に根ごと除草するのが一番です。なるべく穂をつける前に個体数を減らしましょう。根の部分に他の植物の生育を抑制する「アレロパシー」があります。

イネ科の中では栄養価が高いため古くから家畜用飼料として使用されてきました。

エノコログサ

子犬のしっぽに似たエノコログサを、子猫をあやす道具として使ったことがある方も多いのではないでしょうか。  名前の由来も穂を犬の尾に見立てたもので、別名も「ネコジャラシ」といいます。

別名  ネコジャラシ
科 属名 イネ科エノコログサ属
学名  Setaria viridis
英名  Green bristle grass, Green foxtail.
原産地  ユーラシア大陸
分布(日本)  日本各地
植物分類  一年草
草丈 20~80㎝

子犬のしっぽに似たエノコログサを、子猫をあやす道具として使ったことがある方も多いのではないでしょうか。名前の由来も穂を犬の尾に見立てたもので、別名も「ネコジャラシ」といいます。

アワの祖先の野生種と考えられているため、穀物としての部類に入りますが、食用としては現在は使われておりません。

 

エノコログサの種子の生存期間が長いため、土の中にエノコログサのたくさんの子孫(種)が今か今かと出番を待っている状態に加え、根の部分に他の植物の生育を抑制する「アレロパシー」効果も持っているため他の草の進出も防ぐことができる素晴らし繁殖能力を持った植物です。

エノコログサの種子の生存期間が長いため、土の中にエノコログサのたくさんの子孫(種)が今か今かと出番を待っている状態に加え、根の部分に他の植物の生育を抑制する「アレロパシー」効果も持っているため他の草の進出も防ぐことができる素晴らし繁殖能力を持った植物です。

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秋の野草・雑草

ススキの穂と共に、野原では背の高いセイタカアワダチソウが風になびく秋です。

セイタカアワダチソウ

名前の由来は草丈が高く、実になった時に綿毛がふわふわとした様子が泡に見えることからこの名前が付いたようです。  和名は「ダイハギ(代萩)」といい萩の代用として切り花でも用いられるそうです。  このセイタカワダチソウは適応性が高く、乾燥地から湿潤地まで生育することができ、地下茎の先に新しい芽を作り生長を行い、種子からも発芽できるマルチな繁殖能力のある植物です。  一時期かなり繁殖したために、外来生物法で要注意外来生物に指定されたましたが、アレロパシーが自家中毒のように自身にも効き、繁殖が抑制される性質も持ち合わせているようです。  セイタカアワダチソウは食べられる雑草でもあります。若芽や若葉を摘み取り、天ぷらにして食べることが出来ます。  昔インディアンの方々が、歯の痛みやのどの痛みを止めるため葉を噛んでいたともいわれ、人々の生活に欠かせない植物の一つだったようです。

別名  セイタカアキノキリンソウ、カナダアキノキリンソウ
科 属名 キク科アキノキリンソウ属
学名  Solidago canadensis
英名   Canada goldenrod
原産地  北アメリカ
分布(日本)  日本各地
植物分類  多年草
草丈 200~300㎝

名前の由来は草丈が高く、実になった時に綿毛がふわふわとした様子が泡に見えることからこの名前が付いたようです。

和名は「ダイハギ(代萩)」といい萩の代用として切り花でも用いられるそうです。

このセイタカワダチソウは適応性が高く、乾燥地から湿潤地まで生育することができ、地下茎の先に新しい芽を作り生長を行い、種子からも発芽できるマルチな繁殖能力のある植物です。

一時期かなり繁殖したために、外来生物法で要注意外来生物に指定されたましたが、アレロパシーが自家中毒のように自身にも効き、繁殖が抑制される性質も持ち合わせているようです。

セイタカアワダチソウは食べられる雑草でもあります。若芽や若葉を摘み取り、天ぷらにして食べることが出来ます。

昔インディアンの方々が、歯の痛みやのどの痛みを止めるため葉を噛んでいたともいわれ、人々の生活に欠かせない植物の一つだったようです。

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周年の野草・雑草

誰もが知っているたんぽぽですが、セイヨウタンポポと日本のタンポポの違いをみなさんは分かりますか?

セイヨウタンポポ

その名の通り、西洋から渡来してきたヨーロッパ原産の帰化植物です。

別名  ヨウシュタンポポ、ショクヨウタンポポ
科 属名 キク科タンポポ属
学名  Taraxacum officinale
英名  Dandelion
原産地  ヨーロッパ
分布(日本)  日本各地
植物分類  多年草
草丈 15~40㎝

その名の通り、西洋から渡来してきたヨーロッパ原産の帰化植物です。日本のタンポポは春に花期を迎えますが、セイヨウタンポポは最盛期は4~5月ですが、花期が周年である草花です。

西洋タンポポは、根から花まで丸ごと使えるメディカルハーブのダンディライオンとしてもよく知られています。

妊婦さんでも飲むことができるタンポポ珈琲は、ノンカフェインの体に優しい飲み物です。

 

セイヨウタンポポの反り返った外片  セイヨウタンポポの見分け方として、外片が反り返るのが特徴です。今度見つけたタンポポが、セイヨウタンポポか日本タンポポか見分けてみてくださいね。

セイヨウタンポポの反り返った外片

セイヨウタンポポの見分け方として、外片が反り返るのが特徴です。今度見つけたタンポポが、セイヨウタンポポか日本タンポポか見分けてみてくださいね。

 

いかがでしたか?

人間にとってなんともやっかいな存在にされてしまった雑草ですが、一つ一つ見れば素敵な植物です。

この機会に、道端や公園にある雑草の名前を覚えて素敵な名前で呼んでみませんか♪

でも、やっぱり自宅の雑草を何とかしたいと思われている方には、雑草対策や除草のことを紹介しているこちらの情報を参考に、ぜひ素敵なガーデニング生活を楽しんで下さいね。

 

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古幡真恵
古幡真恵

結婚・出産そして育児をしながら、学童保育所で食育を2年間指導後、農業研究センターで大豆と稲の研究作物栽培及び実験業務に従事。屋上ガーデン・屋上菜園の管理業務、エディブルフラワー店勤務を経て、現在はLOVEGREEN編集部とBotapii編集部のアシスタントとして、初心者からでも手を出しやすい家庭菜園やエディブルフラワーの記事、sanagardenコンテンツを配信。

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