まんまるく可愛い!コキア(ホウキギ)の育て方のコツ
とまつあつこ
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コキアは、ふんわりとした球状の草姿がユニークでかわいらしく、秋には赤く紅葉する人気の一年草です。枝をほうきの材料として使うことができるので「ホウキギ」や「ホウキグサ」とも呼ばれています。こぼれ種でも繁殖するほど丈夫な植物でもあります。今回はそんなコキアの育て方や手入れの方法などをご紹介します。
目次
- コキア(ホウキギ)はどんな植物?
- コキア(ホウキギ)の日当たり・置き場所
- コキア(ホウキギ)の水やり・肥料
- コキア(ホウキギ)の植え付け
- コキア(ホウキギ)の病害虫
- コキア(ホウキギ)の種まき
- コキア(ホウキギ)の手入れ~刈り込み・土寄せ・支柱
- コキア(ホウキギ)のまとめ
コキア(ホウキギ)はどんな植物?
コキアは、アカザ科の非耐寒性一年草です。草丈30~80cm、株張り20~50cmで、ふんわりと丸く茂る草姿がかわいらしく、愛嬌があります。
コキアは夏には小花をつけ、秋には赤く紅葉します。枝は草ぼうきの材料に使うことができます。また、品種によっては、花後の種を「とんぶり」として食べることができます。
一株植えてもかわいいですが、群生させると美しい幻想的な景色が一面に広がります。明るいグリーン色の季節から、秋に真っ赤に紅葉するまで、色の移り変わりのグラデーションもとてもきれいで人気があります。丘いっぱいにコキアを見渡せる有名な公園もありますよね。
コキア(ホウキギ)の日当たり・置き場所
コキアは日なたと水はけの良い用土を好みます。屋外の庭や花壇に地植えするか、プランターに植え付けます。日光が足りないと生育状態が悪くなります。
コキア(ホウキギ)の水やり・肥料
コキアは、株元の土が乾き始めたらたっぷりと水やりします。過湿にやや弱いので、水のやりすぎには注意しましょう。
真夏は、昼間の高温時に水やりすると蒸し風呂状態になり株が弱ってしまうので、朝か夕方以降に水やりを行います。
肥料は、植え付け時に緩効性の肥料を混ぜ込み、その後は育つ様子を見て適量追肥ます。窒素分の多い肥料をあげすぎるとコキアの樹形が乱れるので注意しましょう。
コキア(ホウキギ)の植え付け
コキアは水はけの良い用土を好みます。コキアの根は直根性なので、根が傷むと根付くことなく枯れてしまいます。なるべく根を崩さないで植えるようにしましょう。
コキアは一株でもボリュームが出るので、地植えで育てる場合はできたら株間を50~60cm以上とると良いです。地植えすると大きくなり、プランターに植えると小さく育ちます。丸いフォルムが可愛らしく、写真のようにニチニチソウと交互に植えるだけでおしゃれな花壇になります。
コキア(ホウキギ)の病害虫
コキアを植えた場所の日当たりが悪くジメジメしていると、「灰色カビ病」や「うどんこ病」が発生します。コキアは風通しの良い場所で、水はけの良い用土に植えて育てて病害虫を予防しましょう。
コキア(ホウキギ)の種まき
コキアは毎年こぼれ種から芽生えて自然に育つほど、あまり手がかからない植物です。
5月頃に種をまきます。移植を嫌うので直まきするか、ポットにまいて苗を作ります。種まき後は、スペースに応じて間引きをして株間をとって、日当たりと風通しを良くして育てます。
間引きしたコキアの幼苗を他の場所で育てる場合は、できるだけ根を傷つけないように掘り上げて植え直しましょう。
コキア(ホウキギ)の手入れ~刈り込み・土寄せ・支柱
コキアは何もしなくてもまとまった丸い姿になります。大きく育てたい場合は、元肥と追肥をしっかり与えて、成育中にまわりを2回刈り込みます。秋の紅葉を楽しむことを考えると、8月くらいまでには刈り込みを終わらせましょう。
コキアは大きく育ってくると雨や風で倒れる事があります。株元に土を寄せてぐらつかないようにしてあげましょう。支柱を立てて紐でしばっておくと安心ですね。
コキア(ホウキギ)のまとめ
コキアを育てる時に大切なポイントは4つです。
- 春に種をまきます。苗から育てることもできます。
- 屋外の日当たりと風通しの良い場所で育てます。
- 苗は、根を崩さずに植え付けます。
- 土が乾いてきたら、たっぷり水やりします。大きく育ってきたら、土を寄せて支柱を立てます。
コキアは、丈夫で育てやすい一年草です。季節によって見え方が全く違うコキア。ぜひ、コキアを育てて春から晩秋までの色の移り変わりをお楽しみください。
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