植えっぱなしで毎年開花! 原種チューリップ|Today’s plants
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原種チューリップとは、一般的に知られているチューリップとは違い、野生種やそれに近いもののことを言います。最近は種類が増えて、園芸種の原種チューリップだけでも100以上あるのだとか。
原種チューリップ・ポリクロマ
品種によって草丈が様々で、咲いたときの表情が違います。ポリクロマは、地面ギリギリで咲くクロッカスのような咲き方。花壇の縁に使うとかわいらしい雰囲気になります。
原種チューリップ・アニカ
アニカは、草丈が高くなる品種。スレンダーで大人っぽくて、一般的なチューリップを小ぶりにしたような趣です。こちらは早朝のアニカ。
ネモフィラやハナニラと共演する4月の花壇。日が高くなってくると、パーっと開いて雰囲気が一変。チューリップは、朝と昼の表情が違う二面性のある花です。
左:チューリップ 右:原種チューリップ
球根は、普通の球根に比べて小ぶり。チューリップはタマネギのように皮がはがれやすいですが、原種チューリップの表皮は硬めです。
両者の性質で大きく違うのが、チューリップは一年草的に毎年球根を植え付けるのが一般的ですが、原種チューリップは環境に合えば植えっぱなしにでき、花数も増えていくことです。
ただし、梅雨や長雨の時期にぬかるむような場所だと球根が腐ってしまいます。1年を通して、水はけが良い場所に植えることが毎年咲かせるコツです。
最近は、球根付きの切り花としても人気上昇中。2月~3月の花屋さんに行ったら探してみてくださいね。小さいので、花屋さんの店先に並んでいることが多いですよ。
▼水栽培もできます。
管理が楽な草花を植えて、春の庭を素敵に演出しませんか。
晩夏から秋にかけて球根が流通します。お気に入りの品種を探してみてくださいね。