知っておきたい、雑草と除草のこと

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気付いたら庭や鉢の中、ありとあらゆるところに生えてしまっている雑草。除草するの大変!と思いながら、これ雑草なのにお花可愛い!なんてものもありますよね。普段目にする機会の多い雑草の種類と対策や除草のコツ、様々な除草方法のメリットデメリットなどを紹介します。

 

目次

主な雑草の種類

除草方法

手で除草するときのコツ

 

主な雑草の種類

スズメノカタビラ

いたるところに育つ、春の雑草の代表種。根は浅いが大きく広がるので完全に除去することは難しい。

カラスノエンドウ

道端、空き地、公園などに育つ。つるを伸ばし、周囲の植物に絡みつく。ピンク色の花と細い豆をつける。

メヒシバ

とても繁殖力・生命力が強く、夏に生える雑草の代表種。横に這って株を大きくしていく。

セイヨウタンポポ

道端、空き地、庭、どこにでも生える。根が深く、何度でも生えてくる。綿毛で周囲に種を飛ばす。

イヌビエ

荒れ地や水田などに生える。除草剤を使っても残ることがあるほど強い。穂が出るまではイネにそっくり。

エノコログサ

道端、空き地などに育つ。放っておくと、穂から大量の種が落ち、どんどん増える。通称「ねこじゃらし」。

チガヤ

道端や河原などに育つ。白い穂をつける。再生力がとても強い。

チカラシバ

稲のような見た目をしている。放っておくとものすごく大きくなる。硬い。

アカザ

巨大にたくさん繁殖する。飢饉のときに食料として使える救荒植物の一種で昔はよく栽培されていた。

ヤエムグラ

茎や葉が柔らかい。細かい棘がたくさん生えているため、ちぎれた葉っぱが服にくっつく。

オナモミ

雑草がたくさん生えている土地を歩いていたりすると、気付くと服についている。通称「くっつきむし」。

オオバコ

空き地、庭、道端など、どこにでも生える。根が残りやすいため一度生えると完全になくすことは難しい。

カタバミ

クローバーのような葉と黄色などの花を咲かせる。茎が細く、放っておくとどんどん広がって抜きにくくなる。

ドクダミ

道端や家の周りなどに生える。漢方などにも使われるが、臭いが強いため抜いているだけでもかなり臭う。

ヤブガラシ

庭や道端など、どこにでも生えまる。生長がはやく、長いつる状になる。気付かないうちに大きくなっている。

 

除草方法

除草剤

一番手っ取り早い方法は除草剤です。しかし、人体や動物への影響などが気になってしまうところ。影響のない薬剤もあるそうですが、出来るだけ使わない方が良いと思います。除草剤を使うと、その時はきれいになるかもしれませんが、何度もやっているうちに除草剤を凌ぐ強さの雑草が生えてきてしまいます。無害な薬剤を使っていたとしても、強い雑草に対応するためにどんどん強い薬剤にしなくてはいけなくなってしまうと・・・果たして、そんなに強い除草剤でも無害なのでしょうか。除草剤をまいた庭は、家を売る時にも障害になってしまいます。

防草シートやタイルの下に1度きり、使うのなら良いかもしれませんね。

グランドカバープランツ

雑草が生えているのが見た目も悪いし嫌、という方なら、グランドカバープランツを植えてみてはいかがでしょうか。雑草は生えることには生えますが、少なくなりますし、他にちゃんと植物が植わっているので目立たなくなります。

種類にもよりますが、グランドカバープランツの中には繁茂しすぎて逆に雑草みたいになってしまうものもありますので気をつけましょう。

芝を植える

芝もグランドカバープランツの一種に含まれます。管理には少し手間がかかりますが、植物を植えていちばんきれいに見えるのは芝ではないでしょうか。芝は制御もしやすいので、生やしたいところだけに生やすことができます。

防草シート

植物を何も育てない場所だったら防草シートを使うのも一つの手です。温室の地面などに敷いてある場合も多いですね。防草シートは大概の植物は防げますが、突き破って生えてきてしまうものもあります。突き破ってきたら手で抜くしかありません。除草シートを敷いたままだと見た目が・・・という方はバークチップなどでシートを隠してしまうと良いですね。シートの上に土を被せれば、植物も育てることができます。

レンガやタイルを使う

植物を地植えする予定がなければレンガやタイルを並べてしまっても良いですね。隙間から雑草が生えてくることはあるかもしれませんが、激減すると思います。

手取り

除草方法の定番は、手で取ること。一番丁寧にできますし、人間が手でやるのが結局はいちばんです。とはいっても、雑草が生えてくるスピードは意外と早いし、広ずぎていちいち全部やってられないという方は上記の方法などで工夫してみると良いですね。

除草剤の代わりになるもの

何も植物を植えていない場合、除草剤の代わりとしてある程度効果のあるものもあります。

海水と同じくらいか、それより少し濃いくらいの塩水をまきます。塩分の高い土地には植物は生えることができません。枯らすことは簡単ですが、その後すぐにその土地で植物を育てたりすることはできなくなってしまいます。雑草以外に、近くに枯らしたくない植物があるときは絶対にやめましょう。

お湯・茹で汁

お湯をかけることによって除草ができます。しかし、根が深い場合はそこまでお湯が行き届いてない限り、完全に除草することはできません。また、種子がついているものは、種子は生き残ってしまいます。微生物を殺してしまうこともあるので、その後に植えた植物の成長のスピードが遅くなってしまうことも考えられます。

 

手で除草するときのコツ

抜きやすいタイミング

土が乾いて固くなっている状態だと、根っこがちぎれてしまったり、うまく抜けません。水をまくと土が柔らかくなり、除草しやすくなります。雨が降った後だと土の奥深くまでしっかりと濡れていることが多いので、人工的に水をまいてから行うよりも抜きやすくなります。

しっかり根ごと、小さいうちに抜く

除草するときは、しっかり根から抜きましょう。雑草の生命力はとても強く、根が少しでも残っているとまたそこから雑草が生えてきます。小さいうちに抜いてしまえば、根もあまり育っていないので残りにくいかと思います。

一気にたくさんやろうとしない

除草は、やる気が大事ですよね。一気に広い場所、たくさんの量をやろうとするとどうしても心が折れてしまいそうになります。除草をする時のコツは、除草する範囲を決めて、着実にしっかりと除草していくこと。広すぎるといつまでも終わらないので、今日はここまでやる、というのをあらかじめ決めておくと、終わった時には達成感もあります。まだこれしか終わってない・・・と思っていたのが、今日はここをきれいにしたから明日はこっち!と思えるようになります。

季節によって生えてくる雑草も変わったり、楽しみながら除草もできるようになれると良いですね。

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