春の七草「なずな」の花言葉と気になるお味
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LOVEGREEN編集部
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2月初旬はまだ冬と春を行ったり来たりの天候ですがそれもそのはず、旧暦で考えるとまだ年末なんです。
散歩をしているとスイセンが咲き終わり、小さな背丈のオオイヌノフグリやなずなが花を咲かせ始めます。
「なずな」といえば春の七草。旧暦でいうと2019年は2月11日が七草の日にあたります。
野菜のように冬の寒さで甘くなった「なずな」についてご紹介します。
目次
なずなの名前
「なずな」はアブラナ科ナズナ属の植物で、漢字で「薺」と書きます。
「なずな」という名前は、「愛でる菜」から「撫で菜」になり、「なずな」になったとされています。
種の形がハートの形をしているので、名前の通りとても愛らしい植物です。
英語では「shepherd’s purse」。
意味は羊飼いの財布です。なずなの実の形が財布の形似ていることから名前が付けられたようです。
日本では別名「ぺんぺん草」が有名です。
こちらは実の形が三味線に似てることから付けられました。
指でなずなをつまんで、でんでん太鼓のように振り回すと、種のぶつかり合う音が心地よく聞こえます。
子供の遊び道具としても懐かしい植物ですね。
越年草(2年草)
なずなは越年草(2年草)の植物です。
秋に種が発芽して
寒い冬を越し
春から初夏にかけて花が咲き
種を作り
その種がこぼれて芽吹く
というサイクルで生育しています。
なずなの花言葉
なずなの花言葉は、「全てを捧げます」。
なずなの小さくて純白の花の色が、清らかな心を感じるそんな花言葉ですね。
なずなの美味しさ
七草粥
なずなは春の七草としても有名です。
現代でもお正月後の体を整えるために食べられる「七草粥」でなずなを食べる習慣が残っています。
新暦の七草粥の日は1月7日ですが、旧暦だと2018年は2月22日が七草粥の日にあたります。
畑に生えている今が旬のなずなを収穫して、七草粥を作ってみてはいかがでしょうか?
なずなの美味しさ
なずなは、冬の寒さに当たると甘みがまして美味しくなります。七草粥では葉の部分を主に食べますが、根の部分を生で食べてみるとごぼうをさらに甘くしたような味を楽しめます。
なずなの根
生で食べる以外に、スープやきんぴらなどの炒めものにしても美味しくいただけます。
左:ナズナ 右:インチンナズナ
インチンナズナは外来種で、ナズナより葉がギザギザしているところが見分けるポイントです。味はコショウの風味がします。食べ比べてみると味の違いがはっきり分かりるんです。
ナズナの花
ナズナの花は咲いたか咲かないか位が美味しく食べられる頃です。サラダにしたり、スープに浮かべたりなどして味わってみてください。
なずなを探しに
なずなは日本全国に分布しているので、みなさんの住んでいる地域で必ず見つけることができます。
道ばたや畑に咲いています。
ちょっとお散歩に出かけて、なずなを探してみましょう。
もちろん食べることを目的にした場合は、必ず野菜などが育てられている安全な畑で採取しましょう。
いかがでしたか?
子供の頃に見ていたぺんぺん草と、大人になってからふれる薺(なずな)ではきっとイメージが変わるはずです。
早春のこの時期、みなさんが改めて見つめる「なずな」はどんなナズナですか?
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