花壇の縁取りやハンギングにおすすめ!春の一年草「ネモフィラ」
金子三保子
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ネモフィラは、ブルーの小花を地面一面に咲かせる春の一年草です。最近、ネモフィラは、国営ひたち海浜公園をはじめとした公共施設などの広い花壇で植栽されて有名になったことから、ご存知の方も多い草花ではないでしょうか。今回はネモフィラの育て方と生長の様子をご紹介します。
ネモフィラ
学名 | Nemophila |
和名 | ルリカラクサ |
科・属 |
ムラサキ科・ネモフィラ属 |
原産 | 北アメリカ |
開花期 | 3~5月 |
形態 | 一年草 |
ネモフィラの品種はいくつかありますが、一番出回り量が多い品種はブルーの品種です。
英名では「baby blue eyes」とも言われています。
ネモフィラは、ほふく性(這い性)なので、横に這うように広がって成長していきます。この性質から、ネモフィラは、グランドカバーや花壇の前面、鉢植えの場合は、コンテナの脇に植えたり、垂れるように咲くのでハンギングにも向いています。
地植えのネモフィラの場合は、うまく根付けば、這うようにして横に広がり、1株でたくさんの花を見ることができます。
花壇に植えたネモフィラ。小さな青い花は、ベロニカ・オックスフォードブルー。
植える環境
ネモフィラは日当たり、風通しがよい場所が適しています。過湿を嫌うので乾燥気味に育てましょう。肥料はあげすぎると株が乱れやすくなるので、少なめで管理します。基本的には、とても強い花なので、地植えの場合は植えっぱなしで大丈夫な植物です。寒さには強いですが、霜には弱いので、気を付けましょう。
1.ネモフィラは直根性
ネモフィラの根は直根性なので移植を嫌います。植え替える時は、ポット苗からそっと苗を抜いて、根を傷めずにそのまま植えるようにしましょう。
2、花がらをまめに摘みましょう!
花がらとは、終わった花のこと。花がらをそのままにしておくと、植物としては花を咲かすことより、次の世代を残すことが重要ミッションのため、種をつけることにエネルギーが回ります。それを避けるため、花がらをどんどん摘んで、次の花を咲かせていきます。
生長の様子
植え付けて間もないネモフィラ。ポット苗のネモフィラを買うときは、伸びていない株のしまった株を選びましょう。ポット苗の時点では、花数は少なめでも問題ありません。
4月。花がどんどん咲いてきます。奥に咲いている星形の花はハナニラ。
いろんな品種があります
白。写真のような真っ白の品種以外に、黒い斑点があるものもあります。
ネモフィラ・ペニーブラック
レア品種のネモフィラ。全体的に霜降り。
その他にも何品種もあります。
苗の出回り時期
1月くらいから苗が出回ります。ポット苗の時点で、丈が伸びていない、ぎゅっとしまった株を選びましょう。
植えたばかりの2月後半のネモフィラ。たくさんの花数になるのは、3月下旬頃からです。
ネモフィラは、地植えでも鉢植えでも育てられます。たくさんの花を楽しめるので、この春の植栽に取り入れてみませんか?
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