【春に咲く花木】花の咲く位置がユニーク!ハナイカダ
金子三保子
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Helwingia japonica
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「ハナイカダ」
ハナイカダは、春から初夏にかけてユニークな花が開花する落葉低木。何がユニークなのかと言うと花の位置です。
ハナイカダの花は、葉の中央のあたりに開花するのです。漢字の「花筏」は、花の咲く様子を花が筏に乗っている姿に例えてつけられたことが由来です。
雄花
雌花
雌雄異株で、雌株と雄株では花の数が違います。雌花は1個(まれに2~3個)、雄花は3~5個と、雄株と雌株では花数に違いがあります。なんてユニークでかわいい花なんでしょう。小さな緑の花は、葉と同化してしまって見落としがちですが、見つけたときは嬉しくて駆け寄ってしまいました(笑)
雄花
雌株は花のあとに最初は青っぽく、次第にツヤのある黒い実が結実します。ただし、近くに雌株、雄株の両方がないと結実しにくいようで、苗木は雌株雄株をセットで売られているのを見かけます。黄金葉(オーレア)や斑入り、赤い実が実る常緑品種のトキワハナイカダなど種類がいくつかあります。
ひとつの葉にひとつの黒い実、これもまた風情がありますね。今度は実りの季節に出会いたいと思っています。
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