センダンの実|季節ごとの実の変化をご紹介
金子三保子
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トゥデイズプランツ。初夏に美しい花が咲くセンダン。花のあとにできる実の移り変わりをご紹介します。
センダンは樹高が高くなるので、庭木としてより公園樹や街路樹として使われることが多い落葉樹。5月頃、枝一面に花が開花します。
花びらの外側と中心が紫、内側が白なので、木全体として見ると、つぼみが多いときは紫色、咲き進むにしたがって淡い色に色合いが変化します。
花が咲き終わると緑色の小さな実が結実。写真は6月頃のセンダン。
夏に向かうにしたがって、実が少しずつ大きく膨らんできます。
夏の実は明るいグリーン色。花の時期も見ごたえがありますが、たわわに実るグリーンの実と優し気な葉の様子にも癒されます。葉がついたグリーンの実つきの枝は、切り花の「枝もの」として流通しています。
秋になると実の色は少しずつ退色し、くすんだ黄緑色に。
晩秋の落葉し始めたセンダン。葉が落葉したあとも、実はしばらくは枝に残ります。
完全に落葉したあとのセンダンの実は、ベージュや白に退色します。ドライフラワーになるので、リースのアクセントとして使うこともできます。
冬空に映えるたわわな実。
新芽の芽吹き、若葉、花、青葉、青い実が少しずつ大きくなり退色していくまで、四季折々の表情が楽しめる樹木です。ご近所でセンダンを見つけたら、四季を追ってみてくださいね。
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