ゴーヤをベランダ菜園で収穫!育て方とプランター栽培のコツ

古幡真恵

古幡真恵

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夏の暑い日差しがお部屋に注ぎ込むと、部屋の温度は急上昇、クーラーをガンガンかけなければ生活できないなんてことも…

毎年「今年こそはグリーンカーテンを!」と意気込むものの、お庭も無いし、マンションなどではついつい億劫になりがちですね。

そんな皆さんに、プランターで栽培するゴーヤのグリーンカーテンの作り方と、自分で育てているからこそ楽しめる「完熟ゴーヤ」の収穫とレシピをご紹介します。

目次

ゴーヤのプランター栽培準備

ゴーヤの育て方

ゴーヤの収穫

完熟ゴーヤのレシピ

 

ゴーヤのプランター栽培準備

ベランダ栽培の注意点

ベランダで植物を栽培する際に、そのベランダが南向きか北向きかということもとても重要なポイントですが、一番大切なことは他にあります。

室外機の位置です。

植物は風通しの良い環境を好みますが、不自然な強い風、しかも熱風は禁物です。ただでさえ、プランターという小さな器で植物を育てるため、土の乾燥が激しく、植物が弱りやすい環境を作ってしまいます。

できるだけ室外機の風に当たらない環境で植物を育てるようにしましょう。

▼このような場所にプランターを置くのはNG
室外機近くのプランター

 

プランターの準備

今回ご紹介するゴーヤはウリ科の植物のため、比較的根を浅く、そして広く張っていくため、プランターは根が横に広がりやすいものを用意しましょう。

プランターは、少し大きめの50×30×30cm以上のサイズのものが良く育つと思います。

この時用意するプランターのサイズで、実際に収穫できるゴーヤの大きさに影響が出ます。

土の準備

排水性を良くするため、鉢底石をプランターの底に敷きます。土は、野菜用の培養土で育てましょう。

苗の選び方

選ぶポイント

・子葉がまだついている。

・節間が短くて、太くしっかりしている。

・本葉が3~4枚程まで生長している。

古い苗は葉が小さく、色も薄くなっています。既にハダニに侵されている可能性もあるため、葉の裏など病害虫に侵されていないかよく見て、しっかりした苗を選びましょう。

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ゴーヤの育て方

高温を好む南国生まれの野菜のため、植え付ける時期が重要です。関東では5月の連休以降から6月頃が最適です。

植え付け方

1 苗に充分水分を与える。

バケツに水を用意し、そこにゴーヤの苗を入れ水に浸します。

2 プランターに苗と同じくらいの穴を開け、苗を軽く手で押さえ根鉢を崩さないように植え付けます。

お花と違って野菜の根鉢は崩しません。根を傷つけないように気を付けましょう。

3 苗の周りを少し凹まして、苗にしっかり水が浸透するように植え付けてあげましょう。

こうすることで、この部分に水が集まり、植え付けた苗に水が浸透しやすくなります。

4 箸又は小さめの支柱を立てて、麻ひもで誘引します。

強風で茎が折れたり倒れたりしないように麻ひもで誘引します。あまりきつく縛ることのないように八の字にして緩めに括り付けましょう。苗を痛めないように、支柱のところで結びましょう。

5 お水をしっかりあげます。

ゴーヤのプランター栽培

植えたばかりの苗は土に活着するまでに少し時間がかかります。その際根が乾燥してしまわないためにも、植え付けから1週間位はしっかりと水を与えます。

肥料

草勢の落ちたゴーヤ

草勢が落ちて、葉が黄色くなっているゴーヤの様子

追肥は一番果の収穫期から開始します。基本的に2週間に1回与えますが、ゴーヤの追肥に関してはあくまで目安です。うっかり追肥を忘れても大丈夫。草勢を見ながら衰えたと感じたら追肥してあげて下さい。

日頃の水やり

排水性に注意することが重要ですが、プランター栽培の時は、土の量が最初から少ないため、土が乾燥していたら朝夕に水をしっかり与えましょう。特に、収穫最盛期には水分を多く必要とするので、乾燥させることのないよう定期的に水やりを行ってください。

摘芯

ゴーヤの摘芯

ゴーヤについての摘芯時期は様々です。本葉5~6枚のころ親づるを摘芯して、子づるをどんどん伸ばしていく方法もあれば、親づると子づる2本を伸ばして3本仕立てにする方法もあります。旺盛に伸びていくゴーヤですので、実際放任状態で育ててもゴーヤは育ってくれます。

今回のプランター栽培では、本葉5~6枚のころ親づるを摘芯して、子づるをどんどん伸ばしていく方法を採用しました。

グリーンカーテン

ゴーヤは、実の数が多くなると重みで倒れることがありますので、しっかりネットに絡ませていきましょう。

ラティスに絡めたり、もともと天井にあるフックなどを利用して、ネットをかけ、グリーンカーテンの下地を作ります。くれぐれも作業時の転倒には注意してください。

夏のグリーンカーテンは、緑の森の中にいるような気分を味わえるだけでなく、室温を下げる効果もあり、暑い夏を乗り切るための人気ガーデニングアイテムです。いつもの夏とは違う、涼しい夏をお過ごしください。

 

受粉

ゴーヤは基本的にさほど授粉をしなくても、キュウリなどと同じように次々と実をつけてくれます。

しかし、マンションなどにお住まいで、なかなか虫がやってこない環境下で育てている方は、人工授粉に挑戦してみて下さい。ゴーヤの雌花が咲いたら、その日に咲いた新鮮な雄花を選んで晴れた日の朝9~10時までには授粉しましょう。

雄花…黄色い花のみ

雌花…小さなゴーヤのお尻の部分に黄色いお花が咲いています。

ゴーヤの雌花と雄花

上の黄色い花は雄花、下のゴーヤのお尻の部分についているのがしぼんでしまった黄色い花です。

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ゴーヤの収穫

ゴーヤの収穫

ゴーヤの収穫は7月上旬から実がとれ始め、9月中旬まで収穫が続きます。着花してから20日前後の緑色で熟す前の果実を収穫しましょう。ゴーヤは収穫適期を見つけるのが難しいとされています。時機を逸すると一日で熟し黄色くなってしまいます。品種によって長さは15~35cm位にまで生長します。そのため、長さではなく太さで判断することも収穫適期の目安のひとつです(大人の手首くらいの太さ)。

 

 

完熟ゴーヤ

熟したゴーヤの種の周りの赤い部分(ゼリー状の膜)が、ニガウリという名前とは似ても似つかない、とろっとして甘いジャムのようになりますし、黄色い実の部分は、苦味が抑えられサラダとして食べることができますので是非お試し下さい。 
 ただ、生長し過ぎた果実を沢山残してしまうと株が弱まってしまうので注意しなければなりません。草勢が弱まった時は、一度すべての実を早取りして株を休ませることで、再び大きな実を着けるようになります。草勢が弱いと、いずれ枯れてしまうのでよく観察しましょう。

 

ちなみに、黄色く熟したゴーヤをそのまま収穫せずに、1日置いておくと裂果してしまいますので注意しましょう。

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完熟ゴーヤのレシピ

ゴーヤと完熟ゴーヤ

先程ゴーヤの収穫でご紹介したように、ゴーヤは収穫適期を過ぎると、あっという間に黄色く完熟してしまします。

このように取り遅れて黄色く熟してしまっても、実は美味しく食べられることをご存知ですか?自分で育てているからこそ、あまり店頭では見かけない完熟ゴーヤを是非味わっていただきたいと思います。

 

半分に切ったゴーヤと完熟ゴーヤ

このように中を割ってみると、種の色が明らかに違うことが分かります。

 

完熟ゴーヤの種

この種の部分を生のまま口に含んでみてください(種本体は食べないでくださいね)。種の周りの赤いゼリー状の部分が、とても甘く感じます♪

 

完熟ゴーヤのサラダ

実の部分は、生でサラダとして食べることができます。薄くスライスした後、塩をまぶし少し苦味を取り除き、オリーブオイルやハーブなどで風味をプラスします。ほろにがのおいしさですので、お試しください♪

 

ゴーヤ

  • 正式和名は「ツルレイシ」といいますが、沖縄本島では「ゴーヤー」、宮古島では「ゴーラー」、八重山地方(石垣島や西表島など)では「ゴーヤ」、九州では「レイシ」「ニガゴリ、ニガゴイ」などとよばれており、本州などでは「ニガウリ」とも呼ばれています。テレビ番組をきっかけに全国的に普及し、ゴーヤという名前で親しまれるようになりました。独特な苦味のあるゴーヤは、温かい地方の夏バテ解消のメニューとしても全国的に有名です。

    家庭菜園としてゴーヤを育てる以外にも、つる性植物の特性を利用して夏の緑のカーテンとしても人気のゴーヤです。

    ネットに絡ませてカーテンやシェード風に仕立てるゴーヤのグリーンカーテンは、緑の森の中にいるような気分を味わえるだけでなく、室温を下げる効果もあり、暑い夏を乗り切るための人気ガーデニングアイテムになります。

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古幡真恵
古幡真恵

結婚・出産そして育児をしながら、学童保育所で食育を2年間指導後、農業研究センターで大豆と稲の研究作物栽培及び実験業務に従事。屋上ガーデン・屋上菜園の管理業務、エディブルフラワー店勤務を経て、現在はLOVEGREEN編集部とBotapii編集部のアシスタントとして、初心者からでも手を出しやすい家庭菜園やエディブルフラワーの記事、sanagardenコンテンツを配信。

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