パプリカの育て方 〜収穫時期やタイミングと保存方法〜
LOVEGREEN編集部
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パプリカの収穫の秘訣は「じっと待つ」です。というのも、品種にもよりますが未熟果を収穫するピーマンと違い、パプリカは果実は完熟するまで約3週間ほどかかるからです。虫から守って、収穫まで大事に育てたパプリカの収穫をご紹介します。
目次
パプリカの収穫
未熟果を収穫するピーマンと違い、パプリカは果実の色が約3週間ほどかけて完熟になります(品種にもよります)。今回育てているパプリカは、ゆっくり緑から赤に変化しました。
さて、収穫しましょう!かなり太くなったパプリカのヘタの付け根をハサミでカットします。
排水溝のネットで害虫の侵入からパプリカを守ってきた甲斐がありました。オオタバコガやタバコガの被害もなく、艶々なパプリカが収穫できました。
パプリカの収穫時期
4月下旬~5月上旬に植え付けたパプリカは7月~10月が収穫時期です。収穫できる期間が長い野菜なので、肥料切れに注意しましょう。
収穫のタイミング
色づいたパプリカを収穫したいなら、収穫の秘訣は「じっと待つ」。収穫できるサイズのパプリカがグリーンから赤やオレンジなどの完熟になるまでには、平均して3週間ほどの期間を要します。
未熟果は食べられる?
色づく前のグリーンのパプリカも食べることができます。パプリカは色づくためにはとてもたくさんのエネルギーを要します。そのため、1株で収穫できる完熟果は未熟果を収穫するためのピーマンより少なめです。株を疲れさせずに秋まで収穫するために、前半はグリーンの状態で収穫、後半は完熟させて収穫することもできます。
パプリカの葉も食べられる
ピーマンを栽培している生産者の方に話をお伺いすると「ピーマンの葉も食べられますよ」と教えてくれました。そのため、ピーマンと同じ種類であるパプリカの葉も美味しくいただけます。
少し混み入った、密集している箇所の葉を収穫しましょう。食べ方はピーマンの葉と同じく、つくだ煮のように甘辛く煮たり、お浸しにしたり、炒めたりしていただきます。灰汁(あく)が気になるようでしたら、軽く湯通ししてから調理に使用してください。
引き続きパプリカの害虫対策
また、新しい未熟の緑色パプリカが大きくなってきましたので、前回と同じように排水溝のネットをかけて害虫対策をしていきたいと思います。
ネットを被せても隙間から害虫が侵入したり、ネットの穴から食べられてしまうこともありますが、被せないより被せたほう方が被害は減ります。熟していくまでの道のりは長いので、大事にパプリカを育てていきましょう。
他のパプリカも次々色付いてきました。これからもパプリカの収穫が楽しみですね。
パプリカの保存方法
収穫したパプリカは、採りたてをいただきましょう。
生食OK
パプリカはそのままでも甘味があるため、生食でも美味しくいただけます。
中の種やワタを取り除き、お好みの大きさに切って使用します。
今回は、sana gardenで育てているオレガノで作った「オレガノソルト」で味付けして、オリーブオイル、同じくsana gardenで育てているイタリアンパセリを盛り付けてパプリカサラダを作りました。
パプリカの皮むき
どうしてもパプリカの皮を取り除きたいときは、皮の表面が焦げるまで火であぶります。その後パプリカを冷水に入れると、皮がむきやすくなります。
冷蔵保存
一般的にパプリカは、野菜室で保存します。1週間ほどで使い切れないようでしたら、冷凍保存をおすすめします。
冷凍保存
お好みの大きさにカットしたら、密封袋に入れ冷凍するだけです。自然解凍で、そのままマリネなどの料理にも使用できます。
パプリカは南アメリカの熱帯地方が原産のため、生育適温は25~30℃で高温を好みますが、じつは10月頃まで長く収穫できます。元気に育てて、じっくり長く収穫して下さい♪
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