小玉スイカの育て方 〜受粉編〜
LOVEGREEN編集部
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小玉スイカの整枝を終えた後、親づるを摘芯したことで子づるの生長が良くなり、小玉スイカの花が咲くようになりました。
今回は小玉スイカの実を確実につけるための必殺技!受粉、人工授粉についてご紹介します。
目次
■受粉とは
受粉とは
「植物が花を咲かせ、実がなる」ということは、自然の贈り物によるものです。
キュウリのように受粉せずに実をつける単為結果性(たんいけっかせい)の野菜もありますが、一般的に「実がなる」という現象は、雌しべに雄しべの花粉がつき、受粉することで実ができます。
受粉する働きをしてくれるのが「虫」の存在です。代表的な虫は、みなさんがよくご存じの蜂です。
みなさんのベランダ菜園には、花粉を運んでくれる虫はやってきますか?
小玉スイカの受粉成功or失敗?
小玉スイカの雌花
小玉スイカの雌花は、こんなに小さいのにもうすでに小玉スイカの実がついているように見えますが受粉前の状態です。この実が大きくなりだすまで受粉したのかどうかは分かりません。
小玉スイカの人工授粉の手順
蜂や蝶などの虫の力を借りて受粉したいところですが、来てくれないのならしょうがない…
確実に着果させるために、どんどん人工授粉にチャレンジしましょう!
人工授粉の条件
晴れた日を選んで、その日に咲いた新鮮な雄花を選び、できるだけ同じ日に咲いた雌花と9~10時までには授粉させましょう。この時間を過ぎると授粉率がグングン下がります。
人工授粉の手順
雄花をつるから取ります。
雄花の花びらをめくり花粉を付けやすいように花びらを剥いて、雌しべにそっと雄しべの花粉をこすり付ければ人工授粉は完成です。
一般的に、小玉スイカは受粉から30日~40日程度で収穫時期になります。特に小玉スイカは、収穫した時点で生長が止まり、収穫した後の追熟はできませんので、人工授粉した時は受粉の日にちをつけ、そこから30~40日後を目安に収穫することをおすすめします。
人工授粉のやり方さえ分かってしまえばもう大丈夫。自分で人工授粉させた小玉スイカが大きくなった時の嬉しさは格別です!誰かに自慢したくなっちゃいますよ♪
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