実験気分で楽しく育てる♪オクラの育て方~収穫・お手入れ編~
LOVEGREEN編集部
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オクラ栽培のメインイベントは何だと思いますか?
たいていの野菜は「収穫」かもしれませんが、オクラは違います。一度でも育てた方なら分かりますね。それは「オクラの花」なんです。1日しか咲かない大輪のオクラの花を一番の心待ちにしならがら、もちろん収穫も楽しんじゃいましょう♪
目次
3タイプのオクラの生育実験結果
左:胚軸切り育苗ポットごと植え 中央:プランターに直まき 右:育苗ポットごと植え
さて、前回の種まき編でもお伝えしましたが、オクラの苗をプランターという限られた中で最大限に大きく育て、たくさん収穫するために3タイプの育て方を実験しています。
3つのタイプの生育の差が大きく出ていますのでご紹介します。
左:胚軸切り育苗ポットごと植え 中央:プランターに直まき 右:育苗ポットごと植え
ご覧の通り右側の「育苗ポットごと植え」が草丈、葉の大きさ、実と葉の数ともに多く良く生長しています。続いて中央の「プランターに直まき」のオクラの生長が目立ちます。
しかし、よく見ると左側の「胚軸切り育苗ポットごと植え」の濃い緑色の葉、葉の大きさが目立ちます。スロースターターなのかもしれませんので、引き続き生育を見守りたいと思います。
オクラの花から実ができるまで
オクラの花の蕾(つぼみ)
クリーム色をしたオクラの花の蕾(つぼみ)を見つけました。
オクラの花
大輪の花が印象的なオクラの花は、中心部が濃い紫色で外側が温かみのある白色の花びらが美しく、野菜とは思えないほどです。しかも、1日しか咲かない1日花なので、育ててみて初めて分かる美しさなんです。
オクラはアオイ科の植物で、同じアオイ科にハイビスカスやムクゲ、フヨウの花があります。いわれてみれば花の雰囲気が似ていますね。
ふくらみだしたオクラの実
オクラの花が終わったら、今度は実ができます。開花してから約1週間~10日がオクラの収穫時期になりますので、見逃さないようにしましょう。
オクラの収穫
開花してから約1週間~10日経過しました。7~10cmくらいがオクラの収穫適期です。
収穫せずにそのままにしておくとぐんぐん生長して、オクラの実がとても固くなります。 若いうちに、さやの付け根からハサミでカットして収穫しましょう。
オクラの収穫後の摘葉(てきよう)
収穫後は摘葉(てきよう)といって葉が混み入っている場合は、収穫した実から下の葉は1〜2枚残すか、全てかき取り風通し良く管理しましょう。
オクラの肥料
今まで肥料を控えてきたオクラですが、収穫後は2〜3週間に1度のペースで追肥します。しかし、あまりにも肥料を与えすぎると今度は病害虫の被害が出てしまいます。そうなると、特にアブラムシがたくさん寄ってきますので気を付けてくださいね。
オクラの下処理・保存方法
食べごろの時期のオクラを収穫したら、美味しく調理してお召し上がりください♪
生食
オクラを食べるときに気になるのは、実の表面にある産毛です。生食する際は、この産毛の部分を軽く取り除きましょう。
- まな板の上にオクラをのせ、塩を少々ふりかけます。
- オクラを手で転がすように板ずりをします。
- 軽く水で流し、水気をキッチンペーパーなどで取ります。
- 刻んで生食でお召し上がりください。
下茹
- まな板の上にオクラをのせ、塩を少々ふりかける。
- オクラを手で転がすように板ずりをします。
- 鍋にお湯を沸し、さっと茹でます。
- 氷水などで粗熱をとってから、刻んでお召し上がりください。
冷蔵保存
オクラは、低温障害を受けやすい野菜です。そのため、ひと手間加えて冷蔵庫で保存しましょう。
- 水で湿らせたキッチンペーパーや新聞紙などを用意します。
- 1でオクラを包み、ポリ袋かラップにくるみ、冷蔵庫の野菜室で保存します。冬期間ならば冷暗所で保存できます。
- 保存の日数は3~4日です。それ以上保存したい場合は、冷凍保存をおすすめします。
冷凍保存
生食処理、もしくは下茹処理した後冷凍保存します。
- 生食処理、もしくは下茹処理後、金属製のバットに入れ冷凍庫で凍らせます。
- 凍ったら、密封袋などに入れて保存します。
どちらの方法にしても、カットしてから冷凍保存する場合は、小分けにしてラップなどにくるんで保存しましょう。
さぁ、これから9〜10月過ぎまでの長い間オクラの収穫が続きます。収穫適期を逃さずに「たくさん収穫、かしこく保存」しておいしいオクラを楽しんでくださいね。
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