ジャガイモ栽培~芽かき~|4月の家庭菜園
LOVEGREEN編集部
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3月に植え付けたジャガイモの種イモは無事に発芽しましたか?今回は発芽したあとの処理、ジャガイモの芽かきのやり方をご紹介します。
目次
ジャガイモの芽かき
ジャガイモは植え付けて、3週間~1か月くらいで発芽するのが一般的です。同じ地域でも、年によって気温差があるため、暖かい年とそうでない年では発芽までの日数は変わります。最低でも1か月は様子を見てみましょう。
なぜジャガイモは芽かきをするのか?
ジャガイモは根菜類に分類されていますが、じつは地下茎の先端が肥大したものです。
1個の種イモから出た芽が何本も生長すると、茎もたくさん生長し、その分地下茎の数も多くなります。つまり、地下茎の先端が肥大化して出来るジャガイモの個数は増えるため、その分、ジャガイモが小さくなるということになります。
そのため、いつも料理で使っているような大きさのジャガイモにするために、発芽したジャガイモの芽を適度にかくこと(取り除くこと)で、大きなジャガイモに育てることができるというわけです。
ジャガイモの芽かきの準備
今回はベランダ栽培におすすめの袋栽培のジャガイモの芽かきをご紹介します。
〜材料〜
- 培養土
- 肥料(今回は使用しやすいペレット状に加工された有機肥料を使用しています)
ジャガイモの芽かきの方法
茎の本数が少なければ少ないほど大きいジャガイモが収穫できること、茎が風などで折れてしまうリスクを考えると、袋栽培では芽を2本程残して育てる方法をとりたいと思います。
元気そうな芽を2本選びます。この2本を今後育てていきます。
芽かき(取り除く芽)の対象となる茎の下の方をつまみます。取り除く際に他の芽も抜けてしまわないように種イモを反対の手でしっかりと押さえます。
種イモから抜き取るようなイメージで、取り除く芽を回しながら抜き取ります。急いで無理に抜き取ると、種イモや他の茎にダメージを与えてしまいます。焦らずじっくり芽かきをしましょう。
1回目の追肥
種イモの栄養分で生長した芽や茎からそろそろ根が出始めて、自分自身の力で栄養を得ることができる時期です。芽かきと土寄せのタイミングで追肥もしましょう。
1回目の土寄よせ
ジャガイモは地下茎が肥大したものということをお話ししましたが、ジャガイモが光に当たると緑色になることが「ジャガイモ=地下茎」という証拠になります。
ちなみに、サツマイモは根が肥大したものなので、土から出てしまっても緑色にはなりません。
ジャガイモが緑色になると「ソラニン」という毒性の物質になります。そこでジャガイモを緑色にさせないために、土寄せをする必要があります。袋で育てる場合は、土寄せというよりも「土入れ」といったところでしょうか。
2回目の土寄よせ
1回目の土寄せから2~3週間後に、さらに5cm程度の土を寄せます。くれぐれもジャガイモが緑にならないように、土から出てしまっていないかをこまめにチェックして土寄せしましょう。
水やり
ジャガイモの根が育ってきたので、雨が当たらない場所で栽培している場合は、適度な水やりを心がけましょう。比較的乾燥気味の環境を好むため、土が乾いたら与えましょう。
ジャガイモの芽かきが終わったら、いよいよこれからがジャガイモを育てる本番です。じっくり葉と茎に栄養が行き渡るように、ジャガイモを作る下地を作っていきましょう。
芽かきをしたあとは、他の野菜と比べて放置気味でかまいません。目安として、1週間に1度は水が足りなくなっていないか、ジャガイモが土から出ていないか確認しながら育てていきましょう。
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