食用ほおずき|夏から秋に収穫する野菜(果物)

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とまつあつこ

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食用ほおずき

トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「食用ほおずき」。観賞用のほおずきに姿形が似ている、ナス科の野菜(果物)です。

食用ほおずき 特徴 味 食感 食べられる 甘酸っぱい ナス科 梨みたいな味 茶色い袋 収穫 夏から秋 野菜 果実

ほおずきと言うと、オレンジ色の袋の中に丸いオレンジ色の実が入っている観賞用のタイプが有名ですが、今回紹介するのは食べることができる食用ほおずきです。

浅草のほおずき市で販売されているような鉢仕立てのものは観賞用で、毒性を含むため食べられません。一方、食用ほおずきは実を食べるために栽培されていて、イチゴと同じように分類によって野菜とされたり果物と扱われたりしています。

日本で栽培されるようになったのは平成に入った頃からですが、ヨーロッパでは古くから食用の方が一般的で、独特の甘酸っぱさが好まれて料理やデザートに用いられているそうです。

 

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食用ほおずきの実を包む袋は、観賞用ほおずきのような明るいオレンジ色ではなく、はじめは緑色で収穫時には枯れたような茶色になります。乾燥してかさかさした質感で、触るとポロっと茎から取れます。畑の土の上に自然と落ちていることも度々あります。落ちてしまったものも、虫がついたり腐っていなければ食べられます。

 

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袋の中には、見た目ミニトマトに似た丸い実が入っています。実の色は品種によって異なり、オレンジ、黄色、紫などがあります。熟す前の緑色の実を食用に使う品種もあります。チョコレートをコーティングして食したり、ジャムなどに加工、サルサソースを作ったり用途もさまざまです。熟した実は、マンゴーのような、ベリー類のようななんとも言えないフルーティーな味がします。

 

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今年栽培した食用ほおずきは、実が黄色の品種。食べてみると皮はミニトマトより薄くて柔らかく、食感はしゃりっとしていてナシのような不思議な甘い味がします。そういえば皮の色も、ナシの皮の色と似ているなと思いました。

 

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実の断面はこんな感じです。ナス科に属していることもあり、切り口や種の様子がナスやトマトに似ていますね。

食用ほおずきにはビタミンA、B、鉄分などが多く含まれ、コレステロール値を減らしたり、活性酸素を抑えるなどの美容・健康効果があると言われています。

あまり見かけることがない野菜(果物)ですが、家庭菜園で育てると育つ姿も見て楽しめるのでおすすめです。

 

▼食用ほおずきの育て方はこちら

 

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とまつあつこ

グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ、家庭菜園検定2級。園芸業界で植物全般を幅広く学び経験してきました。LOVEGREEN編集部では主に寄せ植えやリース作り、ボタニカルピープルなどの取材を担当。人が植物と心地良く暮らし、その幸せの連鎖が世界中に広がっていくことを願います。趣味はママさんサッカー。都大会優勝を目指して日々練習しています。

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