ピーマンの育て方 〜植え付け編〜
LOVEGREEN編集部
このライターの記事一覧
ピーマンは、実がまだ緑色の未熟果のうちに収穫します。完熟すると赤くなり、美味しく食べることができます。
緑色のピーマンは、収穫までにかかる日数が15~20日程ですが、完熟する赤ピーマンまでの日数は60日程と、緑色のピーマンに比べて約3倍の時間がかかります。
…ということは、ピーマンを収穫できる期間が1か月半も自由に選べる!そう思うと、なんだか得した気分になってきます。みなさんも元気のいいピーマンの苗を選んで植え付けましょう!
目次
ピーマンの苗の選び方
ピーマンの苗の植え付けは、関東地方では5月の連休前後が最適です。
葉の緑が濃く、厚みがある。
ピーマンといえば緑色。元気そうな濃い緑の葉をしっかり目で確かめましょう。 ホームセンターや園芸店で、葉をやみくもに触るのはNG。お店への配慮あるマナーを心がけましょうね。
節間がしまっている。
節のところから、わき芽の赤ちゃんが育ち始めています。
蕾か花が付いている。
みなさん見えますか?まだまだ小さいですがしっかりピーマンの蕾がついています。
病害虫が付いていない。
4月下旬から5月上旬にもなると気温もグングン上がって、アブラムシが増えています。どんなに元気そうな苗でも、葉の裏や新芽に1匹や2匹いてもおかしくありません。見つけ次第捕殺しましょう。
苗の先端に勢いがある。
新芽の初々しさは、見ているととても愛おしくなります。小さいけれど、ピンと上を向いた勢いのある苗を選びましょう。
苗の植え付けの手順
さて、いよいよ苗の植え付けです!関東地方の植え付け適期は、ゴールデンウィークがいい時期です。ぜひ連休を利用してピーマンの苗を植え付けていきましょう。
1. 苗に充分水分を与える。
バケツに水を用意して苗にしっかり水を吸収させましょう。
2. プランターに苗と同じくらいの穴を開け、ピーマンの苗を軽く手で押さえ根鉢を崩さないように植え付けます。
野菜の苗は根を傷つけないように優しく植え付けるのがポイントです。
3. 苗の周りを少し凹まして、苗にしっかり水が浸透するように植え付けてあげましょう。
こうすることでこの部分に水が集まり、植え付けたピーマンの苗に水が浸透しやすくなります。
4. 小さめの支柱を立てて、麻ひもで誘引します。
強風で茎が折れたり倒れたりしないように麻ひもで誘引します。あまりきつく縛ることのないように八の字にして緩めに括り付けましょう。苗を痛めないように、支柱のところで結びましょう。
5. 最後はお水をしっかりあげます。
植えたばかりの苗は土に活着するまでに少し時間がかかります。その際根が乾燥してしまわないためにも、植え付けから1週間位はしっかりと水を与えます。
6. まだ苗が小さいので、寒冷紗に入るうちは出来るだけ中に入れて育てましょう。
日中はとても暖かい季節になりますが、日が暮れると気温は下がります。害虫対策だけでなく、寒さ対策のためにもこの時期は寒冷紗の中に入れてあげましょう。
弱っているピーマンの苗の対処方法
・葉の緑が薄く、厚みがない。
〜原因〜
日ざしが足りなかったかもしれません。
〜対策〜
しっかり苗に日を当てましょう。
・病害虫が付いている。
〜原因〜
風通しの悪いところ、密植状態で育てられた、もともと弱い苗だったことが考えられます。
〜対策〜
早速捕殺しましょう。まだ、初期の段階なので集中して取り除けば間に合います。
・苗の先端に勢いがない。
〜原因〜
水が足りない状態だったのかもしれません。
〜対策〜
水をしっかり吸わせてあげましょう。これでもち直さない場合は、苗自体が弱っていると考えられます。
いかがでしたか?
ピーマンは「実」だけでなく、じつは「葉」も食べられるんです。ピーマンの葉の味や食感はほうれん草にとてもよく似ています。家庭菜園でピーマンを育てているからこそ味わえるおいしさですので、ピーマンを育てる方はぜひお試しくださいね。
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「ピーマンの育て方 〜植え付け編〜」の記事をみんなにも教えてあげよう♪