金木犀(キンモクセイ)の香りを閉じ込めて。モイストポプリの作り方
小野寺葉月
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金木犀(キンモクセイ)って本当に良い香り。そんないい香りを閉じ込めて、ポプリにできるんです!大好きな香りでお手製のポプリを作りましょう。金木犀(キンモクセイ)は乾燥すると香りが飛んでしまいます。なので通常のドライポプリではなく、塩を使ったモイストポプリを作ります。
目次
準備するもの
金木犀(キンモクセイ)の花・・・作りたいビンに2/3程度集める。
塩・・・お家で料理に使う粗塩でOK。
スプーン・・・ビンの口径よりも小さいもの
保存用ビン・・・密封できるもの、口径が広い方が作りやすいし、香りも楽しみやすい。今回は口径5cmのビンを使用してます。また、今回私は金属の蓋つきビンを使ったのですが、いろいろ調べたところふたは金属部分が塩に触れてしまうと錆びてしまうため、金属以外のものを使用したほうがよさそうです。
その他、作業中下に敷くバットや、花を乾燥させるときに使用する新聞紙、ざるなどもあると便利です。今回はバットを使用しました。
作り方
①金木犀(キンモクセイ)の花の茎とごみを取り除く
かなり地道な作業です・・・ふるいなどをお持ちの方は使用することをオススメします!
ひとつひとつ茎をとる・・・
できました!この工程が一番時間がかかっています。。。所要時間25分
②花を干す
通常はここで花を干す工程が入ります。モイストポプリの場合、完全に乾燥してしまうのではなく、生乾きで乾燥を止めるのだそう。今回、花をとってから少し時間がたっていたのと、予想外に茎をとる作業に時間がかかったため、この工程は割愛しました。
干す場合は新聞紙などを広げた上に花を均等に広げて、1時間~1時間半ほど置いておきます。
③ビンに花と塩を交互に詰めていく
塩、キンモクセイ、塩、キンモクセイ・・・と交互に入れていきます。キンモクセイは塩の重みで少し圧縮されるため、表から見て層になるぐらいの量で入れていきましょう。
④ビンの上まで花を詰めたら蓋をして密封します。
きれいに入りました。蓋のように敷きつめたキンモクセイのお花が可愛いです。
このまま1か月ほど、冷暗所にて熟成させて完成です。
完成してから香りを確認したら、とても強くなっていました。
いろいろな花でモイストポプリを作ってみよう!
モイストポプリに向いている花
乾燥すると香りが飛んでしまう花はモイストポプリに向いています。
沈丁花
沈丁花も金木犀(キンモクセイ)と同じく三大香木のひとつです。沈丁花が咲くと春が来るんだな~と思います。キンモクセイ同様、なかなかポプリやオイルなど売っていないので、これは嬉しい!
ジャスミン
ジャスミンも本当にいい香りだし花もたくさんつくので、ポプリに向いていそうですね。開花は4月ごろ。
ライラック
リラの花とも呼ばれるライラック。ひとつひとつの花のかたちはキンモクセイに似ています。紫や白、ピンクなどの色があり、良い香りです。
バラ
バラは花びらを使ってモイストポプリにすることができます。生花店で切り花を買ってきて作るのもいいですよね。何色かの花びらを層にしてもきれいでしょうね!ティーの香りやミルラ香など、香りの種類で作り分けるのもいいかもしれません。
他にローズマリーやラベンダーなど、ハーブでもできます。オレンジや柚子の皮など柑橘系もおすすめです。シナモンやクローブなど、スパイスを足したり自分好みの香りにブレンドしてもいいですよね!
モイストポプリの楽しみ方
モイストポプリは、香りたいときにビンのふたを開けて楽しむもので、中世から「スイート・ジャー」として楽しまれてきたそうです。保存状況によっては数十年ともつのだとか。もしも香りが薄くなってきてしまったら、エッセンシャルオイルを数滴たらすなどしてもOKです。
バスソルトとして
出来上がったモイストポプリはバスソルトとして使うことができます。バスソルトとして使う場合は小さな不織布の袋などに入れて使うと花びらなどが散らばりません。100円ショップに売っているお茶パックのタイプでも使いやすいでしょう。バスソルトを使う場合は、ご自宅のバスタブがバスソルトを使えるかどうか確認してから使用しましょう。
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