イソトマとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
イソトマ
学名

Isotoma axillaris

英名
Laurentia、Isotoma hippobroma
科名
キキョウ科
属名
イソトマ属
原産地
オーストラリア

イソトマの特徴

イソトマはオーストラリア原産の半耐寒性多年草ですが、日本では寒さで枯れてしまうことが多いので春まき一年草として扱います。ただし冬場5度以上あれば冬越しも可能です。イソトマは旧属名がローレンティア属だったのでローレンティアと呼ばれることもあります。全体に直立して30cmほどの高さになり、葉は細く羽根のように不規則に裂けます。イソトマは夏の暑さにも負けず次々に星型の花を秋頃まで長く咲かせ、花色は紫や青のほか白や桃色があります。茎を切ったときに出る汁液で肌が荒れたりかぶれることがあるので手についたらすぐに洗うようにし、切り戻しを行うときには手袋をするなど注意が必要です。

イソトマの詳細情報

園芸分類 オーストラリアプランツ
草丈・樹高 30cm程度
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
花色 紫、青、白、ピンクなど
開花時期 5月~10月

 

イソトマの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
剪定
肥料
開花

イソトマの栽培環境

日当たり・置き場所

イソトマは日当たりと環境の良い場所が適しています。イソトマは株が広がるように生長する性質なので、花壇の縁隠しとしても向いています。またハンギングバスケットなどに植え付けても見栄えがする草花です。

用土

市販の混合済みの花用培養土を使用すると便利です。配合する場合は赤玉土と腐葉土を配合し、肥料を加えましょう。

イソトマの育て方のポイント

水やり

土の表面がしっかり乾いてからたっぷりと水やりをします。やや乾かし気味にする方がよく育ちます。過湿にすると下葉が黄色く変色したり、根ぐされを起こしたりします。

肥料

イソトマは開花期間が初秋までと長いので、定期的に花用の肥料を施しましょう。花数が減ったり葉色が薄くなるのは肥料切れのサインです。ただし肥料が多いと株が徒長気味に伸びるので注意します。また、真夏の肥料は与えないようにしましょう。

病害虫

イソトマの病気には花弁に斑点が出る灰色かび病があります。病気にかかった花は切って周囲に移らないように取り除きできるだけ風通し良く栽培しましょう。

イソトマの詳しい育て方

選び方

花や葉に斑点がついているものは病気にかかっているので注意してみておきましょう。株元がぐらつかずしっかりと根が張っているものを選びましょう。

種まき

4月中旬から下旬頃を目安に行います。かなり細かい種なので注意しながらセルトレイや育苗箱にまき、底面吸水にします。イソトマは光がないと発芽しない性質なので覆土はごく薄めにします。本葉が3枚ほどになったらポットに鉢上げをしましょう。

植え付け

地植えのイソトマは水はけのよい場所を選び、根鉢を崩さないように株間は20センチあけて植え付けます。イソトマは日当たりが悪いと花数が少なく花色も悪くなり、徒長してしまうので注意しましょう。

剪定・切り戻し

花の最盛期が終わったら、梅雨から真夏の間に株の高さの半分ほどを目安に切り戻しを行いましょう。3週間ほどで再び開花します。

イソトマの花は初夏から秋まで長く開花します。終わった花がらをまめに摘み取ることが、たくさんの花を長く開花させるコツです。

夏越し

イソトマは暑さに強い草花ですが、真夏の西日や高温多湿には弱いので注意しましょう。

冬越し

イソトマは日本では冬前までの一年草として扱われているので、冬越しの必要はありません。

多年草として翌年も育てる場合は、株を切り戻して冬の間は室内で管理しましょう。

 

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

イソトマは種まきか挿し芽で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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