ニーレンベルギアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
ニーレンベルギア
学名

Nierembergia

英名
Cup flower
和名
銀盃草(ギンパイソウ)
科名
ナス科
属名
ニーレンベルギア属
原産地
メキシコ~南アメリカ

ニーレンベルギアの特徴

ニーレンベルギアは、初夏頃からカップ状の可憐な花(花径2cmほど)を咲かせる半耐寒性の多年草。花色は白や青、紫、複色があります。花は一日花ですが、開花期が長く株一面にたくさんの花が咲きます。花壇植えやハンギングバスケット、寄せ植えなどによく用いられます。挿し木で増やすことができます。

一年を通して屋外の日なたで管理しますが、高温多湿が苦手な植物なので、真夏は強い直射日光が当たらないように少し遮光したり、半日陰の場所に移すなどすると安心です。長雨にも当たらない方がよいでしょう。暖地であれば屋外で問題なく越冬できますが、寒さが厳しい場所では冬越し対策が必要です。

ニーレンベルギアには様々な品種があり、葉の形や草丈、草姿は種類によって特徴が異なります。

盃状の花を咲かせることから、和名では銀盃草(ギンパイソウ)と呼ばれたり、英名ではCup flower(カップフラワー)と呼ばれます。ニーレンベルギアの名は、スペインの博物学者であるニーレンベルグに由来します。

ニーレンベルギアの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 10~80cm
耐寒性 普通
耐暑性 普通
花色 白、青、紫、複色
開花時期 5月~10月

ニーレンベルギアの種類

オーガスタシリーズ

オーガスタシリーズは、こんもりとしたドーム状に育ちます。草丈は20~30cm。花の色は白や紫などがあります。丈夫で次々と花を咲かせます。

ニーレンベルギア・レペンス

レペンスはマット状に育ち、株一面に白い花を咲かせます。草丈が10cmほどのグラウンドカバーに使えるタイプです。

ニーレンベルギア・スコパリア

スコパリアは、直立して草丈80cmほどまで育ちます。薄紫色の花をたくさん咲かせます。

ニーレンベルギアの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け・植え替え
肥料

ニーレンベルギアの栽培環境

日当たり・置き場所

ニーレンベルギアは、風通しの良い日なたを好みます。

高温多湿が苦手なので、真夏は半日陰になるような、長雨にも当たらない場所がよいでしょう。

用土

水はけの良い肥沃な用土を好みます。市販の草花用の培養土で問題なく育ちます。

ニーレンベルギアの育て方のポイント

水やり

地植えの場合は、しっかり根付いた後は水やりの必要はありません。高温期に日照りが続いた場合は、涼しい時間帯に水やりしましょう。

鉢植えの場合は、株元の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷり水やりします。

肥料

花期が長いため、春から秋の生育期には随時追肥しましょう。

病害虫

高温期に過湿状態になると、立枯病になることがあります。予防のため、水はけの良い場所に植えて風通し良く育てましょう。

害虫は、アブラムシハダニナメクジなどが発生することがあります。発見次第すぐに対処します。

ニーレンベルギアの詳しい育て方

選び方

葉色がきれいで蕾がたくさんついているしっかりした株を選びましょう。

株元の葉が枯れこんでいたり、ぐらついているものは良い苗ではありません。

種まき

春と秋が種まきの適期です。

種まき後には、ごく薄く土をかけましょう。

植え付け

4月~6月頃が植え付けの適期です。

剪定・切り戻し

6月~9月頃、花があまり咲かなくなったら株の高さの半分くらいまで切り戻すと、再び花を楽しめます。

植え替え・鉢替え

越冬して株が大きく育ったら、一回り大きな鉢に新しい土を使って植え替えしましょう。同じサイズにしておきたい場合は、根をコンパクトに整理して同じ鉢に新しい土で植え替えます。

5月~10月の長い期間、次々と花が咲きます。

夏越し

夏は、半日陰になるような風通しの良い場所で管理しましょう。

冬越し

冬は強い霜に当たらないように、マルチングをしたり軒下に移動させるなど霜の対策を行います。寒くなってきたらコンパクトに切り戻しておきましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し芽と種まきで増やすことができます。

挿し芽の適期は春か秋です。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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