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マロウとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • マロウ(コモンマロウ)
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  • マロウ(コモンマロウ)
  • Adobe Malva sylvestris - blue common mallow
植物名
マロウ
学名

Malva

英名
Common mallow, Cheeses, High mallow, Tall mallow
別名・流通名
コモンマロウ、ウスベニアオイ、ゼニアオイ、ムスクマロウ、ジャコウアオイ
科名
アオイ科
属名
ゼニアオイ属
原産地
ヨーロッパ

マロウの特徴

マロウは、アオイ科の宿根草。マロウの種類には、ゼニアオイ、コモンマロウ(ウスベニアオイ)、ムスクマロウなどがありますが、一般的にはマロウというとコモンマロウのことを指します。

マロウは、春になると株元から新芽が芽吹き、初夏から夏にかけて、たくさんの花が開花します。背丈が高くなるので、庭や花壇の後方に植えると見栄えがします。とても丈夫で植えっぱなしで管理でき、ゼニアオイやコモンマロウは野生化している姿も見かけます。

ハーブとして扱われているコモンマロウは、エディブルフラワーとして料理やデザートの飾りつけやお茶として利用することができ、ドライハーブは市販されています。

こちらの図鑑ではコモンマロウの育て方をご紹介します。

マロウの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 ~200cm
耐寒性 強い
耐暑性 普通
花色 青紫、紫、赤紫、ピンク、白
開花時期 5月~7月(品種による)

マロウの種類

マロウ5

コモンマロウ

Malva sylvestris

別名ウスベニアオイ。マロウと言えば一般的にはこの種を指す。

ゼニアオイ

ゼニアオイ

Malva mauritiana

ウスベニアオイの園芸種。

Adobe ムスクマロウ

ムスクマロウ

Malva moschata

別名ジャコウアオイ。花色は淡いピンクや白でほのかに芳香がある。

マロウの花言葉

 

マロウの保存法

マロウ(コモンマロウ)

マロウの花は、一日花です。保存したい場合は、その日のうちに花を摘み取り、天日干しで乾燥させます。花びらが薄いので、乾燥にはさほど時間がかかりません。フレッシュの時はピンク色の花が、乾燥させると青紫色に変化します。

完全に乾燥したら、保存瓶などに食品用シリカゲルを入れ、瓶に日が当たらない涼しい場所で保管します。

マロウの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け

マロウの栽培環境

日当たり・置き場所

マロウは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。日照不足だと花付きが悪くなります。

背丈が高くなる植物のため地植え向きですが、鉢植えで管理する場合は大きめな鉢を用意しましょう。

用土

水はけが良い肥沃な土が適しています。

鉢植えは、草花やハーブ用の培養土で問題なく育ちます。

マロウの育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからは降雨に任せます。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。

肥料

地植えは、肥えた土ならば無肥料で育ちます。株の生育状態に応じて春と秋に与える程度で十分です。

鉢植えは、元肥以降は開花期間中、緩効性肥料を株元に与えます。最近の培養土は元肥入りの商品も多いため、肥料が含まれているかを確認してから元肥を入れるかを判断しましょう。

病害虫

ハマキムシにやられることがあります。発見したらすぐに駆除しましょう。常日頃から葉の状態にも注意していると早期発見できます。

マロウの詳しい育て方

選び方

葉の色がきれいな引き締まった苗を選びましょう。

植え付け

春と秋が植え付け適期です。

マロウは、移植を嫌う直根性の植物です。植え付け時には根を傷めないように気を付けて扱います。背が高くなることを考慮した場所に植え付けましょう。

仕立て方

背丈が高くなると風で倒れやすくなるため、支柱で保護しましょう。草丈がある程度伸びてきたら、茎先を摘むと草丈を抑えることができます。

剪定・切り戻し

花がらはこまめに摘み取りましょう。全ての花が終わったら、花茎を根元から切り戻します。

マロウ(コモンマロウ)

5月~7月に株一面に無数の花が開花します。ひとつひとつの花は、一日花です。

 

マロウ(コモンマロウ)

葉の脇から出る花茎には、複数のつぼみがついています。つぼみはいっぺんに開かず、徐々に開花します。

 

収穫

canva マロウティー

ハーブティーとして利用されるのは、ゼニアオイやコモンマロウです。マロウティーは、鮮やかな青色がレモンなどの酸性の液体を入れるとピンクに変化します。

冬越し

冬になると地上部が枯れたようになって越冬し、春になると株元から芽吹きが始まります。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種まきや株分けで増やすことができます。寿命は短いタイプの宿根草なので更新しておくとよいでしょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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