ストレプトカーパス・サクソルムとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ストレプトカーパス・サクソルム
学名

Streptocarpus saxorum

英名
Cape Primrose, False African Violet
科名
イワタバコ科
属名
ストレプトカーパス属
原産地
ケニア、タンザニア

ストレプトカーパス・サクソルムの特徴

アフリカ原産のイワタバコ科植物、ストレプトカーパスの1種。ストレプトカーパスには有茎種、ロゼット種、単葉種などがありますが、有茎種で特に有名なのがこのストレプトカーパス・サクソルムです。

明るい室内であればよく花芽を上げ、同じイワタバコ科のセントポーリアと並んで室内で楽しめる鉢花として人気があります。

1輪の花の寿命自体は短いが、次々と花芽を上げてくるため長期間花を楽しむことが可能です。濃い青紫から淡い青まで系統によって花色には差があります。

ストレプトカーパス・サクソルムの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 30cm
耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや弱い
耐陰性 強い
花色 濃青紫~淡青色
開花時期 通年

ストレプトカーパス・サクソルムの栽培環境

日当たり・置き場所

強い日光を嫌いますので、明るい窓辺や半日陰で栽培します。レース越しの光が当たるくらいがよいでしょう。室内で栽培する場合、エアコンの風が直接当たらないように気を付けてください。

温度

暑さにも寒さにもやや弱く、10~28℃くらいを保てるのが理想です。ストレプトカーパスが好む生育環境は、人間が快適に感じる室内環境と似ていると言われています。

真夏や真冬の窓辺は気温の変動が激しいため、その時期は窓から少し離れた明るい場所に置いてください。

用土

清潔で水はけの良い用土を好みます。鹿沼土、パーライト、ピートモス等の混合用土などがよいでしょう。

ストレプトカーパス・サクソルムの育て方のポイント

水やり

土が乾ききる前くらいを目安に水をやります。10℃を切るような真冬や30℃を超える真夏は代謝が落ちて水の吸い上げが悪くなりますので、その期間は水やりの間隔を空けるようにします。

また空中湿度が高い方がよく生長しますので、害虫の予防も兼ねて定期的に霧吹きなどで葉水を与えます。

肥料

どちらかというと液肥を好みます。

2000倍ほどに薄く希釈した液肥を水やり代わりに毎日与えるようにすると非常に良く生長します。

ただし、生長の鈍っている真夏や真冬の施肥については控えめにした方がよいでしょう。

病害虫

葉が込み合ってきて通気性が悪くなったり、乾燥した状態が続くとハダニカイガラムシが発生してくることがあります。

風通しに気を付けたり、葉水を定期的に与えることで予防が可能です。

ストレプトカーパス・サクソルムの詳しい育て方

選び方

葉色が濃く、また葉が黄色く変色していないものを選びましょう。また花芽を多く上げているのも勢いのある株を見極めるポイントになります。

植え替え・鉢替え

あまり根をいじられるのを好みませんので、植え替えをする際には根鉢を崩さず鉢増しするようにします。植え替えの時期としては生育が旺盛な春や秋が適しています。

夏越し

屋外に置いている株についてはの気温が30℃を超えるようになってきたら室内に取り込み、直射日光が当たらない明るく涼しいところで育てるようにします。その際はエアコンの風が直接当たらないように気を付けます。

冬越し

屋外に置いている株についてはの最低気温が10℃を切るようになってきたら室内に取り込み、窓際を避けた明るく暖かいところで育てるようにします。その際はエアコンの風が直接当たらないように気を付けます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

【挿し木】春もしくは秋に枝を5~7㎝ほど切りとって、元気な葉を数枚残してバーミキュライトや鹿沼土などの清潔な用土に挿し、乾かさないように管理します。発根して新しい葉が数枚展開してきたら鉢上げし、通常の管理に移行します。

【葉挿し】成熟した葉を切り取ってバーミキュライトや鹿沼土などの清潔な用土に挿し、乾かさないように管理します。切り口から出てきた新しい芽が子株に育ったら鉢上げし、通常の管理に移行します。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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