ビデンス(ウィンターコスモス)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ビデンス(ウィンターコスモス)
学名

Bidens

英名
Smooth beggarticks
和名
菊咲栴檀草(きくざきせんだんぐさ)
科名
キク科
属名
ビデンス属
原産地
メキシコ、北アメリカ

ビデンス(ウィンターコスモス)の特徴

ビデンスは日本に自生するセンダングサをはじめ、世界中に200以上の種類が分布するキク科の草花の総称で、一・二年草と多年草のものがあります。花がコスモスに似ているため、ウィンターコスモスという名でも流通していますが、コスモスの仲間ではありません。

園芸種として多く流通している多年草の改良種のビデンスは、種類によって「夏に咲くもの」や「秋から初冬にかけて咲くもの」など開花時期が違います。また、草丈も種類によって様々なので、苗を購入したらプランツタグで草丈や開花時期を確認しましょう。どの種類も日当たりと風通しの良い場所で育てれば、丈夫でやせ地でも育ち、手間いらずでたくさんの花が開花します。

ビデンス(ウィンターコスモス)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 30~100cm(種類による)
耐寒性 普通
耐暑性 強い
花色 黄色、オレンジ、ピンク、白、複色
開花時期 種類により異なる

ビデンス(ウィンターコスモス)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しが良い場所が適しています。日光不足は、徒長や花つきに影響します。

用土

水はけが良い土を好みます。

鉢植えは、草花用の培養土で栽培可能です。

ビデンス(ウィンターコスモス)の育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからは降雨に任せます。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

やせ地でも育つため、過肥の必要はありません。

地植えは、周囲の草花が問題なく開花しているなら無肥料でも栽培可能です。

鉢植えは、元肥と春と秋に緩効性肥料を施します。

病害虫

乾燥した日が続き風通しが悪くなると、ハダニが発生することがあります。

ビデンス(ウィンターコスモス)の詳しい育て方

選び方

葉の色がきれいでぐらつきがなく、つぼみの多い苗を選びましょう。

たくさんの品種があり、花色、草丈、立性または這性など、見た目や性質がさまざまです。花の咲き方は一重のほか、半八重、八重などがあります。

植え付け

春と秋が適時ですが、真夏と真冬以外なら植え付け可能です。

剪定・切り戻し

晩秋から咲き始める草丈が高くなるものは、9月に全体の半分程度に切り戻しをするとコンパクトな草丈に仕立てることができます。

伸びすぎて株が見苦しくなったら、適宜切り戻しを行います。

植え替え・鉢替え

鉢植えは、1年に一度、春に一回り大きな鉢に植え替えるか株分けを行いましょう。

種類によって開花時期が違いますが、いずれもひと株でたくさんの花が開花します。花がらはこまめに摘み取りましょう。

冬越し

耐寒性は-5℃程度までありますが、株を凍らせないようにしましょう。花が終わったら株を刈り込み、株元をマルチングすると防寒対策になります。

株が凍ってしまうような寒冷地では、冬は室内で管理します。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種まき、挿し芽、株分けで増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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