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クリスマスローズの育て方・栽培方法|植物図鑑

  • クリスマスローズ
植物名
クリスマスローズ
学名

Helleborus

英名
Hellebore, Christmas rose
和名
寒芍薬
別名・流通名
レンテンローズ、初雪起し(はつゆきおこし)
科名
キンポウゲ科
属名
ヘレボルス属
原産地
ヨーロッパ、西アジア

クリスマスローズの特徴

クリスマスローズは、寒い季節に美しい花を咲かせる、キンポウゲ科の耐寒性多年草。花びらに見える部分は実は「ガク片」。本来の花びらは退化し蜜腺(みつせん)となり、雄しべの周囲にひっそりと存在しています。うつむきがちに咲く上品な姿は、冬の庭の主役として人気があります。種類が多く、色や咲き方のバリエーションが豊富です。冬に咲き始めるものと春に咲くものがあり、組み合わせると冬から春の庭を長期間彩ってくれる存在になります。

 

クリスマスローズの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 30~80cm
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
耐陰性 強い
花色 白、ピンク、緑、紫、黄、黒、アプリコットなど
開花時期 1月~4月

クリスマスローズの種類

Image uploaded from iOS (3)

有茎種

有茎種のクリスマスローズは、茎が立ち上がって葉を展開し、その頂部に花を咲かせます。根茎は未発達で細い根が生えます。

Image uploaded from iOS (2)

無茎種

無茎種のクリスマスローズは、葉柄と花がらが根茎から別々に直接出ています。根茎は丈夫で太い根が生えます。

クリスマスローズの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け・植え替え
剪定
開花

クリスマスローズの栽培環境

日当たり・置き場所

クリスマスローズは、明るめの日陰から半日陰程度の光の量を好みます。日なたでも育ちますが、真夏の直射日光が長時間当たる場所は避けましょう。冬の間は日が当たり、夏は木陰になる落葉樹の株元のような環境が最適です。

用土

水はけが良い土を好みます。鉢植えは、市販の草花用の培養土で栽培可能です。

クリスマスローズの育て方のポイント

水やり

鉢植え

クリスマスローズの生育期にあたる10月~5月までは、鉢の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。冬は夕方に水を与えると、夜間に根が凍結してしまうことがあるため、晴れた日の午前中に行いましょう。 6月~9月は高温多湿で根腐れを起こしやすい時期なので、乾燥気味に管理します。早朝もしくは夕方以降に与えましょう。

庭植え

夏に何日も雨が降らない時を除き、基本的に水やりの必要はありません。

肥料

秋から春にかけて緩効性肥料を与えます。開花が始まったら液体肥料を併用するのもよいでしょう。与えすぎると葉ばかり茂るため、使用している肥料の施肥頻度は必ず確認しましょう。

病害虫

灰色かび病:カビが原因で葉や茎、花等の部分に茶色〜黒いシミのように跡が出て、腐り始め、カビに覆われます。

黒星病:株の下のほうの葉や枝に発生します。葉に黒い斑点状の病斑が現れ、最後には葉が黄色く枯れて落葉します。

べと病:カビによる病気で、葉に発生します。進行すると黒光りします。

 

クリスマスローズの詳しい育て方

選び方

クリスマスローズの苗の種類

クリスマスローズ

販売されているクリスマスローズの苗は、「開花株」「開花見込み株」「ポット苗」の3つに分かれます。実生のものが多く、咲き方が少しずつ違うものが多いため、花の開花中に購入することをおすすめします。

▼横山園芸さんに良い苗の選び方を教えてもらいました

 

実生苗とメリクロン苗

市販されている苗の多くは実生苗(みしょうなえ)です。種で増やしたクリスマスローズは1株ごとに個性があるります。
※実生苗とは、植物を種から育てた苗のことです。

メリクロン苗は、固定した色、形の花が咲きます。
※メリクロン苗とは、新芽から生長点を取り出し、無菌状態で培養して増やした苗で、同じ形や色の花を咲かせます。

種まき

クリスマスローズの種まきは、5月ごろ採取した種をすぐまく「とりまき」と、種を保存して秋にまく「秋まき」があります。どちらも半日ほど種子消毒用の殺菌剤につけてから作業を行います。

発芽するまでの間は日陰で管理します。種を乾燥させると発芽率が悪くなるため、乾かさないように注意しましょう。

植え付け

秋から春が庭への植え付け適期です。霜の降りる時期は避けましょう。落葉樹の株元のような環境が最適です。

1.根鉢を軽くほぐし、古い土を落とします。

2.黒く変色した傷んでいる根を取り除きましょう。

クリスマスローズは芽が上の方にあるため、茎の1番下の部分が埋まる程度が植え付けの適切な深さです。

剪定・切り戻し

種を取る取らないにかかわらず、遅くとも梅雨前には花茎・花がらを株元からカットします。 この時、有茎種のクリスマスローズは新しい茎の有無を確かめましょう。新しい茎が出ていない場合は花茎を根元から切ると、ショックで株全体が枯れてしまうことがあります。その場合は、種を取って株を更新させましょう。 種を取る場合は、花に袋やネットをかけ、種が飛び散らないように注意しましょう。

植え替え・鉢替え

秋から春が植え替えの適期です。クリスマスローズの根がよく伸びて育ちやすいように二回り大きい深めの鉢を用意します。

植え替え手順

1.根鉢を軽くほぐし、古い土を落とします。

2.黒く変色した傷んでいる根を取り除きます。

3.芽が上の方にあるので、茎の1番下の部分が埋まる程度が適切な深さです。

植え替え後の目安

クリスマスローズの花期

クリスマスローズ・ニゲル

クリスマスローズは種類によって開花時期が違い、1月~4月にかけて開花します。クリスマスの頃に開花するのは「ヘレボルス・ニゲル」です。

 

クリスマスローズ

実生のものが多く、様々な咲き方、色があります。また、開花したてとガクになってからの色の変化も魅力の一つです。

▼クリスマスローズの咲き方についてご紹介しています

収穫

クリスマスローズ

切り花として楽しむことができます。しべがついているクリスマスローズは水が下がりやすいですが、花びら(ガク)だけになり、厚みが増したものはとても日持ちします。

夏越し

クリスマスローズは夏の高温多湿が苦手です。鉢植えは、風通しの良い半日陰に移動させるようにしましょう。

冬越し

クリスマスローズの古葉取り

クリスマスローズ古葉

丸を付けた部分が古葉

クリスマスローズは「古葉取り」と呼ばれる、葉の新旧交代が必要です。古い葉と新しい葉は色が完全に違うので見分けるのは簡単です。

11月~12月の晴れた日の午前中に、水やりや雨の跳ね返りで切り口からカビなどが侵入するのを防ぐため、地際から5~6cmあたりの部分をカットしましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

長年育てたかなり大きくなったクリスマスローズは、10月頃に株分けすることができます。細かく分けすぎると生育が悪くなりますので気を付けましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部

LOVEGREEN(ラブグリーン)の編集部アカウントです。ガーデニング、家庭菜園、インドアグリーンなど、幅広い植物ジャンルに精通したメンバーが在籍し、実際の栽培経験にもとづく花・植物の育て方や楽しみ方記事、お庭の取材記事、植物にまつわる企画などを配信しています。

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