クローバー(シロツメクサ・白詰草)の育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- クローバー(シロツメクサ・白詰草)
- 学名
Trifolium
- 英名
- Clover、Trefoil
- 和名
- 白詰草(シロツメクサ)
- 科名
- マメ科
- 属名
- トリフォリウム属
- 原産地
- 北半球の温帯および南アメリカ
クローバー(シロツメクサ・白詰草)の特徴
クローバー(シロツメクサ・白詰草)はマメ科の常緑多年草です。日本で最もよく目にするクローバー(シロツメクサ・白詰草)は、3枚の小葉からなる濃い緑色の葉の間からボール状の白色の花を咲かせます。牧草のほか公園や河川敷きなどで芝生の代わりに使われることもあります。丈夫でよく育ちますが暑さには弱い傾向があります。
トリフォリウム属は北半球の温帯にかけて230種ある一年草または多年草で、葉は3、5、7の小葉からなります。花色もさまざまで紫、淡紅、白、黄などです。最近は葉色が鮮やかなものや葉に模様が入ったもの、全てが四つ葉のものなど園芸品種も多く作られ観賞用として栽培されるほか、原種は牧草や蜜源植物としても栽培されています。
クローバー(シロツメクサ・白詰草)の詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 5~10㎝ |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
耐陰性 | 強い |
花色 | 白 |
開花時期 | 4月~6月頃 |
クローバー(シロツメクサ・白詰草)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
開花 |
クローバー(シロツメクサ・白詰草)の栽培環境
日当たり・置き場所
クローバー(シロツメクサ・白詰草)は日当たり良く乾燥気味を好みます。荒地でも育つほど丈夫ですが、湿地は苦手です。
用土
クローバー(シロツメクサ・白詰草)は根で窒素肥料が合成できるため荒れ地でも育ちます。ただし常に湿った水はけの悪い場所は好みません。水はけの良い土壌に植え付けてください。
鉢植えのクローバー(シロツメクサ・白詰草)は市販の園芸用培養土で問題なく育ちます。
クローバー(シロツメクサ・白詰草)の育て方のポイント
日常の管理
クローバー(シロツメクサ・白詰草)は丈夫な為、水やりも頻繁にする必要はありません。地植えのクローバー(シロツメクサ・白詰草)は真夏の乾燥が続く季節以外は雨水でまかなえます。
水やり
クローバー(シロツメクサ・白詰草)はタネをまいてから発芽するまで期間と乾燥する季節にはたっぷりと水やりを行います。
肥料
クローバー(シロツメクサ・白詰草)は肥料は不要です。根粒菌によって窒素固定できるので肥料を与える必要はありません。この性質をいかして緑肥として利用する事が出来ます。
鉢植えで園芸品種のクローバー(シロツメクサ・白詰草)を育てる場合は生育期に液肥を薄めて施しましょう。
クローバー(シロツメクサ・白詰草)の詳しい育て方
選び方
クローバー(シロツメクサ・白詰草)は徒長していない株全体がしまったもの、葉色が濃く鮮やかなものを選びましょう。園芸品種が増え葉色や花色もさまざまなので特徴を知った上で購入しましょう。
種まき
元肥を通常より少なめに入れて耕し、地面を平らにならしておきます。種まき後は1~2cmの厚みで覆土し発芽まで土が乾かないように管理します。
植え付け
クローバー(シロツメクサ・白詰草)は繁殖力が強く、横に広がっていくので、庭植えにする場合はしっかりとスペースを確保してください。
植え替え・鉢替え
クローバー(シロツメクサ・白詰草)の植え替えは、真夏と真冬を避けた、春か秋の暖かい日に行います。植え替え後はたっぷりと水を与えてください。
花
クローバー(シロツメクサ・白詰草)は4月~7月頃に小さなボール状の集合花を咲かせます。
夏越し
クローバー(シロツメクサ・白詰草)にとって夏は生育期です。特別な夏越しの作業はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
クローバー(シロツメクサ・白詰草)は種まき、あるいは株分けで増やせます。