トサミズキとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
トサミズキ
学名

Corylopsis spicata

和名
土佐水木
科名
マンサク科
属名
トサミズキ属
原産地
四国地方

トサミズキの特徴

トサミズキは、マンサク科の四国原産の落葉低木で、高知(土佐)に自生することが名前の由来です。古くから盆栽、庭木、公園樹などとして親しまれています。

3月下旬~4月にかけて、1cmに満たない淡い黄色の小さな花が7~8個程度集まって、ぶら下がるように開花します。よく似た木のヒュウガミズキは、花の数が1~3個なので見分けることができます。花の開花後、葉が芽吹き、若葉の芽吹きや青葉の時期も見ごたえがあります。

トサミズキの詳細情報

園芸分類 庭木、落葉
草丈・樹高 2~4m
耐寒性 普通
耐暑性 普通
花色 淡い黄色
開花時期 3月~4月

トサミズキの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け(厳寒期を除く落葉期)

トサミズキの栽培環境

日当たり・置き場所

トサミズキは、日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。半日陰でも育てることができますが、日当たりは花付きに影響がでます。四国に自生する木のため、冬の寒さが厳しいエリアでの地植えは不向きです。

耐えられない強い日差しに当たると葉焼けを起こし、秋の紅葉も美しくありません。植え付け場所は、真夏の日当たり状況を考慮しましょう。

単木、株立ちの状態によって樹形が変わります。いずれも横に広がるように生長するため、スペースを広くとる必要があります。

用土

土質は特に選びません。水はけと保水性の良い有機質に富んだ土に植えつけましょう。

トサミズキの育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからは降雨に任せて問題ありません。高温と乾燥が続くような時は、様子を見て水やりを行います。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

花の後にお礼肥え、冬に寒肥として、緩効性肥料もしくは有機質肥料(園芸用として市販されている固形の油粕など)を株元に与えましょう。

病害虫

枝が混みあいすぎるとうどん粉病にかかることがあります。

トサミズキの詳しい育て方

選び方

トサミズキの苗木は、開花中から落葉中まで通年流通しています。

単木のものもありますが、*3本立ち、5本立ちなどの表現で株立ち状のものが多く流通しています。本数によって見栄えが変わるため、好みの樹形の苗木を選びましょう。

基本種の他、黄金葉のトサミズキもあります。

*3本立ち:地面から主の幹が3本出ていること

植え付け

トサミズキの植え付けは、厳寒期を避けた落葉期に行いましょう。

根鉢のサイズの倍程度の幅と深さの穴を掘り、元肥として腐葉土や堆肥(もしくは緩効性肥料)を土に混ぜ込んで植え付けましょう。

植え付けたらたっぷりと水やりを行います。植え付け直後はぐらつきやすいため、しばらくは注意深く様子を見るようにしましょう。支柱で保護をするのもよいでしょう。

仕立て方

特別な仕立てをせず、自然樹形で管理するのが一般的です。

剪定・切り戻し

自然樹形で管理し、混みあった枝を間引く程度の剪定で十分です。

トサミズキAdobe stock

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トサミズキは、3月~4月に淡い黄色い花が開花します。花の開花後、葉が芽吹きます。

収穫

生花として楽しむこともでき、枝もの花材として流通しています。

夏越し

極端な土の乾燥を嫌うので、夏場の水切れには注意しましょう。真夏は株元にワラなどを敷くと乾燥防止になります。

冬越し

トサミズキは秋に美しく紅葉した後、落葉します。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し木、種、株分けで増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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