アベリアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
アベリア
学名

Abelia × grandiflora

英名
Abelia
和名
花衝羽根空木(ハナツクバネウツギ)
科名
スイカズラ科
属名
アベリア(ツクバネウツギ)属
原産地
中国

アベリアの特徴

アベリアは生垣や下草、公園、川沿いの緑道、街路樹などによく使われている半常緑低木。(一般的には常緑ですが、寒冷地では落葉する場合があります。)

性質が丈夫で、特別な手入れをしなくても生長する手入れが簡単な植物です。また、花の時期が5月~初冬までと、とても長く咲き続けるのも特徴のひとつです。花は白やピンクですが、花びらが散ったあとにガクがきれいに残るので、その状態も観賞価値があります。

アベリアの詳細情報

園芸分類 庭木、常緑
草丈・樹高 0.5~2m
耐寒性 強い
耐暑性 強い
耐陰性 強い
花色 白、ピンク
開花時期 5月~初冬

アベリアの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
開花

アベリアの栽培環境

日当たり・置き場所

アベリアは、日当たりと水はけの良い場所を好みます。強風が直接当たらない場所を選んで植え付けます。性質が強く、日陰気味の土地でも育ちますが、花数は日当たりの良い場所に比べて少なくなります。

用土

水はけの良い場所なら、特別に土質を選びません。

鉢植えは、花木や草花用の培養土で問題なく育ちます。

アベリアの育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからは水やりの必要はありません。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。

肥料

自然の循環ができている肥えた土ならば、特に与えなくても栽培可能です。生育が思わしくないようなら、春か秋に少量の肥料を施します。

鉢植えは、2月~3月と花の開花中の年2回程度、緩効性肥料を与える程度で十分です。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

アベリアの詳しい育て方

選び方

株元まできれいに葉がついた枝ぶりの良い苗木を選びましょう。

アベリア

品種が多く、緑葉のほか斑入りなどがあります。花の色は白とピンクがあります。品種によって1mを越すものと矮性種に分けられるため、植える場所に適したものを選びましょう。

植え付け

春と秋が植え付け適期です。真夏や真冬の植え付けは、株にストレスがかかる時期なので避けましょう。

仕立て方

アベリアは刈り込みに堪える性質なので、好みの丈や姿に仕立てることができます。上に伸びる品種は次々とシュートが伸びるので、適時誘引しましょう。

剪定・切り戻し

とても生長が早く、萌芽力もある花木です。枝が混み合いすぎると風通しが悪くなるので、適度に間引く剪定が必要です。生垣など整った状態を維持したい場合は、定期的に剪定しましょう。

剪定適期は2月~3月ですが、これ以外でも伸びたら剪定しても特に問題ありません。ただし、花は5月頃から晩秋まで咲くので、その間に大幅に剪定すると、花芽を切ってしまうことになります。花を楽しみたい方は注意しましょう。

植え替え・鉢替え

鉢植えは、数年に一回は植え替えをします。植え替えは、土を落として傷んでいる根を切り、一回り大きな鉢に植え替えるのが基本です。

生長力が強い花木なので、放置すると鉢が根でいっぱいになり、病気や花付きが悪いなどの現象が出ます。

開花期間が長い木の花|春

5月から晩秋まで長く開花します。年の気象によっては、年末まで花が開花しているのを見かけることもあります。

 

アベリア

白やピンクの花が散った後のガクの状態も美しいのがアベリアの特徴です。花後の片づけが比較的楽な花木です。

夏越し

特別な夏越し作業の必要はありません。

冬越し

特別な冬越し作業の必要はありません。一般的には常緑ですが、寒冷地では落葉する場合があります。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し木で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。
監修している植物一覧を見る
植物の悩みならLOVEGREEN(ラブグリーン)のQ&A

人気の植物ランキング