タイム
- タイムは、春~初夏に小さな花を咲かせるシソ科の耐寒性常緑低木(ハーブ)です。種類が多く、大きく分けると、立ち上がり上に伸びる立性のもの(コモンタイム)と這うように生育する匍匐性のもの(クリーピングタイム)に分かれます。 一般的にタイムといわれているのはコモンタイムのこと。肉などの臭み消し、「ブーケガルニ」としてシチューやポトフなどの煮込み料理の風味付け、ハーブティー、防虫対策、サシェなどに使われている最も一般的なタイムです。野菜売り場のハーブのコーナーで売られているタイムもコモンタイムです。最近はコモンタイムから選抜されてできた品種がたくさんあります。 クリーピングタイムは、食用より観賞用に使われます。這うように生長する匍匐性のタイムで、草丈は5~10cmくらい。小さな花が集まって1つの丸い花になっていて、その花がカーペットのように咲き広がる姿は圧巻です。地面を覆うように横にどんどん広がって育つので、グランドカバーとして使うと雑草対策にも役立ちます。花壇の縁取りに植えると土の流出を防ぐことができます。寄せ植えやハンギングバスケットにもよく使われます。蒸れに少し弱い点がありますが、痩せた土地やロックガーデンでもよく育つ丈夫なタイムです。しっかり根付いていれば多少踏んでしまっても問題なく、草丈を低く抑えたい時は、時々かるく踏んであげると上にあまり伸びません。踏むと良い香りが漂います。 レイタータイムという、グランドカバー用に改良された匍匐性のタイムもあります。生長が速く、雑草対策におすすめです。他にも、葉の縁に美しいシルバーの斑が入るシルバータイム、レモンの香りがするレモンタイム、縁に黄金色の斑が入るゴールデンタイム、白の斑入りで気温が低くなるとピンクがかった葉色になるフォックスリータイムなど種類が豊富です。 料理やお茶など、食材として利用するためにタイムが必要な場合は、品種名と利用用途(食用か観賞用か)がきちんと書かれている苗を選ぶと安心です。 タイムは品種によって生長の仕方が違います。植える環境に合わせて品種を選びましょう。 立性・・・立ち上がるように生長します。地植えにすると30cm以上の高さになります。コモンタイムは立性です。 匍匐性・・・這うようにして生長します。代表的な品種はクリーピングタイムです。這うように生長するので、丈は10cmくらいにしかなりません。匍匐性のタイムは、花壇の縁取りやグランドカバーにもなります。