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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑671-680件 / 全1474件

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ペパーミント

  • ペパーミントは古来から薬草や薬味として使用され、花を蒸留して精油を抽出し、香料として使うなどして愛用されてきた植物です。ニホンハッカに比べると、メントール含有量は50~60%と低めですが、それでも強いメントールの香りを楽しむことができます。清涼感が強く、ピリッとした刺激のある香りが特徴。ガムやお菓子、肉や魚の臭み消し、料理の香りづけ、ハーブティー、歯磨き粉、化粧品などに用いられます。 ペパーミントは、暗緑色の葉と茎をしたブラックペパーミントと、葉と茎が普通の緑色をしたホワイトペパーミントと呼ばれるものがあります。どちらかというと、ブラックペパーミントの方が香りが強いと言われています。 ペパーミントは非常に繁殖力が強いので、地植えにする場合は植える場所に注意が必要です。寄せ植えに使う際は、ペパーミントだけポットのまま植えるなど工夫するとよいでしょう。

アップルミント

  • アップルミントは、甘いりんごの香りがするミントです。葉の色は明るい緑色で、料理やハーブティー、デザートなどに幅広く使えます。 丸い形の葉から、和名で「丸葉薄荷(マルバハッカ)」とも呼ばれます。また、葉の表面が密生した細かい毛で覆われていることから「綿毛のような」を意味する「ウーリーミント」の呼び名もあります。 ミントには アップルミントの他、「スペアミント」「パイナップルミント」など多くの種類があります。パイナップルミントは、斑入りアップルミントの別名があります。

シンバラリア(ツタバウンラン)

  • シンバラリアは、横に広がるように育ち、花径1cmにならないスミレに似た小さな花を春から秋まで次々と咲かせる耐寒性多年草。葉はアイビーに似た形をしていて柔らかい質感です。 日光を好みますが、強すぎる直射日光が当たる場所よりも半日陰くらいの場所で管理した方が状態良く育ちます。日陰でも育ち、丈夫で手間がかからないため、シェードガーデンのグランドカバーとして重宝がられるほか、寄せ植えやハンギングバスケットのアクセントとしても用いられます。 和名の蔦葉海蘭(ツタバウンラン)は、ツタのような葉を持ち、海蘭(ウンラン)の花に似ていることから名付けられました。学名のmuralisは壁という意味を含み、城壁などに生えることから付けられています。

ライスフラワー

  • ライスフラワーは、米粒のような蕾がつくオーストラリア東北部原産の常緑低木。蕾が米粒に似ていることから、ライスフラワーという名が付きました。蕾から開花までの期間が長く、どちらかというと咲いた姿よりもぷちぷちした蕾の姿が好まれ、花もちも良いことから、切り花やドライフラワーとしても多く使われています。 寒さにそれほど強くなく、乾燥気味を好み、高温多湿を苦手とするため、残念ながら日本の気候にあまり合わない植物と言えます。梅雨や夏は、軒下などの雨が当たらない半日陰の風通しが良い場所で管理しましょう。 暖地では霜に当たらなければ屋外で越冬できますが、東京の屋外では冬越し対策が必要です。寒冷地では冬の間、室内の明るい場所に取り込んで管理しましょう。寒さ暑さにやや弱いことから、日本では一年草扱いされていることも多く、季節の寄せ植えのアクセントとしても用いられています。 学名のOzothamnusは、「ozo(匂い)」と「 thamnos(低木)」という言葉からできています。学名に匂いのする低木という意味が含まれているとおり、ライスフラワーはラベンダーに似た個性的な香りがします。

ピティロディア’フェアリーピンク’

  • ピティロディア’フェアリーピンク’は、春にまっすぐに伸びた枝からピンク色の花を咲かせる常緑低木。オーストラリア原産のオージープランツです。うぶ毛に覆われてフワフワした質感のシルバーの葉茎をもち、同じくうぶ毛に覆われた丸い蕾をつけ、その中からピンク色の花が咲くのですが、シルバーリーフとピンク色の花のコントラストがとても個性的で魅力があります。花が咲いていない期間は銀白色のカラーリーフとして楽しむことができます。オーストラリアのジキタリスと呼ばれることもあり、花の形がジキタリスに少し似ています。 日なたを好みますが、真夏の直射日光と高温多湿を嫌います。夏はなるべく風通しの良い半日陰くらいの場所で育てましょう。水やりはしっかり土が乾いてからたっぶり与えます。長雨が続くような時は、鉢植えは雨の当たらない場所に移動すると安心です。 本来は常緑低木ですが、寒さにそれほど強くないので強い霜に当たると枯れてしまうことがあり、一年草として扱われることもあります。

カーペットカスミソウ

  • カーペットカスミソウは、白い花びらに薄紫の筋が入った花径1cmくらいの小さな花を咲かせる耐寒性多年草。カスミソウの仲間でヒマラヤを原産とし、山の上の草原や雑木林に自生しています。一見カスミソウの仲間に見えにくいのですが、よく見ると花の形はそっくりなことがわかります。矮性でマット状に広がって咲くので、カーペットカスミソウの名前が付きました。別名では尾上マンテマ(オノエマンテマ)と呼ばれますが、「尾上」とは山の頂の意味で、山の高い場所に育つ植物に付けられる言葉なので、山の上の涼しい環境を好むことがわかります。草丈は20cmほどで、葉は卵の形でうぶ毛が生えています。 日当たりと水はけの良い場所で育てます。高温多湿が苦手なので、夏は風通しの良い場所で管理しましょう。高温期に雨が続くような時は、軒下に移動させます。鉢植えの場合は、山野草の土を使うと状態良く育ちます。見た目は繊細ですが意外と丈夫な植物で、夏越しが上手にできると周年楽しめます。耐寒性がありますが、冬は地上部を枯らして越冬します。鉢植え、寄せ植え、ハンギングバスケット、グランドカバーなどに用いられます。

シャーレーポピー

  • シャーレーポピーはヒナゲシ、コクリコ、虞美人草(ぐびじんそう)の名でも知られる一年草。細い茎の先に、まるで薄紙のような繊細で色鮮やかな花を咲かせます。昭和記念公園や秩父高原はシャーレーポピーの一大群生地として知られています。フランスでは赤いシャーレーポピーとブルーのヤグルマギクが田園に植えられていることが多く、花畑の写真集によく登場する花です。 同じ一年草のアイスランドポピーの開花は早春の3月~4月ですが、シャーレーポピーの見頃は5月以降です。 アイスランドポピーは切り花として流通していますが、シャーレーポピーはひとつの花の開花期間が短く、切り花としての流通はほとんどしていません。花色が非常に豊富で、赤をはじめ、白、ピンク、複色のほか、グレイッシュポピーと呼ばれるアンティークカラーの色も人気です。 シャーレーポピーは、つぼみの時は完全にうなだれたような見た目で、開花前日になると上を向く面白い特徴があります。 鉢植えでも育てられますが、草丈が70~80cmになるので、できれば大きなコンテナや花壇で楽しみたい草花です。一方向からしか日が射さないと茎が曲がりやすくなります。適した場所に植えれば育て方は簡単で、たくさんの花が楽しめます。

黒花ポピー・ブラックマジック

  • 黒花ポピー・ブラックマジックは、3月~5月に光沢のある黒い花を咲かせる耐寒性一年草。流通が始まったのは最近で、まだ流通量は少なめです。 アイスランドポピーやシャーレーポピーと比べると草丈は低く、花のサイズも小さめです。ひとつひとつの花の開花期間は平均2~3日と短いですが、次から次へとたくさんの花が開花します。 性質は強く、環境に合った場所に植えれば育て方は簡単です。つぼみの時はうなだれたような姿をしていますが、開花間際になるとつぼみが起き上がり、開花すると太陽を向きます。次から次へと開花する小さな黒い花は、庭や花壇にアクセントとして使うとおもしろい素材です。茎が細く、そよそよと風に揺れるように咲く姿はナチュラルな雰囲気も演出してくれます。

クナウティア

  • クナウティアはスイカズラ科の耐寒性多年草。初夏~秋まで長くたくさんの花が開花します。品種によって草丈はかなり違い、40cmくらいのものから1mを越すものまでさまざまです。暑さにも強く、開花期間が長いので、夏の庭や花壇に植えると重宝する草花です。 色は紫、ピンク、赤などがあり、クナウティア・マケドニカやクナウティア・アルベンシスがよく流通し、斑入りなどの新品種も登場しています。 丈夫でワンシーズンでもたくさんの花が咲き、育てやすい草花です。株としては短命な多年草ですが、環境に合えばこぼれ種で増えていきます。

ヘーベ

  • ヘーベは様々な種類がありますが、ここでは主にカラーリーフとして葉色を楽しむ斑入りのヘーベについて説明します。 ヘーベは、ゴマノハグサ科の半耐寒性常緑低木。秋冬に温度が下がるとともにシックな色合いに葉色が変化します。緑→ピンク→赤→紫に変わるものや、緑→薄茶→赤茶→こげ茶に変わるものなど、品種によって異なります。そのように色が変化するヘーベの葉は、春になると爽やかな緑色の斑入り葉に戻り、夏の初め頃には小さな紫色の花が咲きます。一年を通じて色々な表情が楽しめるところがとても魅力的な植物です。 日当たりと水はけの良い場所を好みます。関東以西では強い霜に当たらなければ屋外で冬越しできるくらいの耐寒性があります。夏や梅雨時の高温多湿が苦手なので、風通しの良い涼しい場所で夏越しできると周年楽しめます。

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