キュウリグサ
- キュウリグサは、ワスレナグサをさらに小さくしたような水色の花を春に咲かせるムラサキ科の越年草。日当たりの良い道端、畑、公園など、身近な場所で見かけます。 キュウリグサの名前の由来は、葉をこすったりちぎったりするときゅうりの香りがすることにちなみ、英名もCucumber herbという名前があります。 冬の間はロゼット状の葉の株元から、春になると花茎が立ち上がり、無数の花が開花します。四方八方に伸びる穂状の花茎は、初期はくるんと丸まっていますが、開花とともにまっすぐになり下から順に開花します。(サソリ型花序) 小さくて淡い色の花で、咲き方も散らばったように咲くこともあり、咲いていても見逃してしまうような野草です。花の後に種をつけ、次第にあちこちに広がっていきます。