パキラの育て方|植物図鑑

植物名
パキラ
学名

pachira glabra 

英名
guiana chestnut
別名・流通名
カイエンナッツ
科名
アオイ科
属名
パキラ属
原産地
ブラジル

パキラの特徴

パキラは原産地では熱帯の日当たりが良い場所に生育する常緑高木です。その高さは20mにもおよびます。大きく育った樹木には果実が実り、その種子は焼いて食用にされています。手を広げた様に放射状に広がる葉は5~7枚くらいのボート型をしており、つやがあります。棍棒状に肥大する幹がポイントで、観葉植物として流通するパキラは実生繁殖による細い幹のものと、挿し木による太い幹のものがあります。複数のパキラをよじって仕立てたものなど樹形のバリエーションも豊富です。

パキラの詳細情報

園芸分類 観葉植物
草丈・樹高 10㎝~20m
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
耐陰性 普通
花色 白or赤
開花時期 6月~7月

 

パキラの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え替え
肥料
開花

パキラの栽培環境

日当たり・置き場所

屋外

パキラは暖かい季節はできるだけ屋外の日当たりの良い場所で育てるようにします。午前中直射日光の当たる場所か寒冷紗などで弱めの遮光をした風通しの良い場所に置きましょう。葉焼けをするようであれば遮光率を高くします。

室内

パキラを室内で育てる場合は風通しが良く、直射日光の入る窓辺などに置きましょう。もしくは週の2~3日ほどパキラを外に出して日光浴をさせます。

また、パキラにエアコンの風などが直接当たってしまうと枯れてしまうことがあるため、エアコンの風が当たらない風通しと日当たりの良い場所に置きましょう。

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温度

パキラは寒さに弱いため冬越しに注意しましょう。

用土

パキラは高温多湿を好みますが、水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。そのため、できるだけ水はけの良い土を使うのをおすすめします。

自分でブレンドする場合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合でブレンドし、生育環境に合わせて微調整してください。

また、室内の場合は土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生をある程度防ぐことができます。

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パキラの育て方のポイント

日常の管理

パキラは葉が広いためほこりなどが積もりやすいです。定期的にティッシュペーパーやドライシートなどで掃除しましょう。

水やり

パキラに水やりをするタイミングは基本的に土の表面が乾燥したときです。土の表面が乾燥していたら鉢底から水が流れ出る位たっぷりと水やりをします。また、冬に寒さに当たり葉を落としている場合は水やりの回数を少なくし、2週間~1か月に1度程度にします。

また、葉水を定期的に行うことでハダニなどの発生を予防することができます。葉水をする時はパキラの葉裏にもしっかりと水をかけましょう。

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肥料

パキラは肥料が絶対に必要というわけではありませんが、肥料を与えた方が生長がはやくなります。冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の生長期に与えるようにします。

肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

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病害虫

パキラはハダニアブラムシカイガラムシ、に注意しましょう。特に屋外では害虫の被害に遭いやすいのでよく観察することが大切です。

病害虫はパキラの体力が無くなってくると発生しやすくなります。まずは元気にパキラを育てることを心掛けましょう。

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パキラの詳しい育て方

選び方

パキラを買う時は病害虫に注意してください。ハダニやアブラムシ等が付着していないかチェックしましょう。また、パキラの葉先が枯れかけていたり、黄色っぽい葉はあまり元気がありません。深い緑色で、葉っぱが元気に生い茂っている株を選びましょう。

種まき

パキラの種子を入手したら、種まき用の土やピートモスにまいて、土が乾燥しないように涼しくて風通しの良い場所で管理してください。

植え付け

パキラの植え付けは5~7月が適しています。根鉢が固くなっている場合は手で優しくほぐしてから植え付けるとよいでしょう。

摘芯(摘心)・摘果

徒長してしまったり、大きく育ちすぎてしまった場合、好みの長さで敵芯をする事ができます。敵芯の位置はどの場所でも可能で、新しい新芽が5~14日程で敵芯した場所より少し下の位置から出て来ます。敵芯の時期は5月~8月が適しています。

剪定・切り戻し

育てているパキラの枝が徒長(伸びすぎた枝)した枝があったら剪定して、水耕栽培と挿し木にします。  今回は向かって右側の枝を剪定してみる事にしました。

育てているパキラの枝が徒長(間伸びして細く伸びすぎた枝)してきたら、水耕栽培や挿し木用に剪定してみる事をおすすめします。パキラは剪定した枝で増やすことができます。

 

 パキラの枝はこの様に根元から剪定します。剪定後はこの場所から新芽が出てきます。

パキラの枝はこの様に根元から剪定します。剪定後はこの場所から新芽が出てきます。

剪定したパキラの枝は大きな葉を切り落とします。切り落とす理由は水耕栽培や挿し木の際、水分がなるべく幹にのみ届く様に切り落とします。その事によって発芽と発根が速くなります。

剪定したパキラの枝は大きな葉を切り落とします。切り落とす理由は水耕栽培や挿し木の際、水分がなるべく幹にのみ届く様に切り落とします。その事によって発芽と発根が速くなります。

葉を落とし、幹を3つにカットしました。下の2本は挿し木用に、上の葉が着いている一本は水耕栽培にしてみます。

葉を落とし、幹を3つにカットしました。

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植え替え・鉢替え

パキラの植え替えの時期は、5月から7月頃が最適です。パキラは生長が早い為、鉢の底から根が伸びている場合は、根詰まりを解消するため植え替えを行う必要があります。株の周りの古い土を1/3ぐらい落とし、傷んで黒ずんだ根は切り落とします。以前より、一回り大きな鉢に新しい土で植え替えます。移し替えた時には土も換えて水をたっぷり与えましょう。

▼パキラの植え替えにおすすめの土

▼パキラの植え替え時には、お気に入りの鉢を見つけよう

パキラは白や赤の綿毛のような花を咲かせますが、基本的に大きく育った株のみ開花します。

収穫

パキラは原産地や熱帯の地域で大きく育った株にはカイエンナッツと呼ばれる果実が実り、その種子は焼いて食用にされています。

夏越し

パキラは暑さに強いため、日当たりと風通しの良い場所で育てるようにしましょう。

冬越し

パキラは寒さに弱いため肌寒いと感じる季節になったら暖かい室内に移動させましょう。生長が止まったら1週間に1~2回程度水やりをするようにします。

日当たりが悪い場所で水やりを多くしてしまうと徒長の原因になるため、室内で冬越しをする場合は水を控えるようにしましょう。

また、暖かい室内で生長を続けている場合は、いつも通り水やりをしましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

パキラは水耕栽培で増やす事ができる観葉植物です。水耕栽培で増やしてみましょう。

飾りたいスペースに合わせて、瓶や花器などお好みの器に水を入れて準備してみましょう。

飾りたいスペースに合わせて、瓶や花器などお好みの器に水を入れて準備してみましょう。

水を入れた瓶に、剪定したパキラを入れたら水耕栽培の始まりです。このまま好きな場所で鑑賞しながら育ててみましょう。

水を入れた瓶に、剪定したパキラを入れたら水耕栽培の始まりです。このまま好きな場所で鑑賞しながら育ててみましょう。

水耕栽培するために切り落としたパキラの葉も飾ってみても素敵です。同時にこの葉も水耕栽培してみましょう。

水耕栽培するために切り落としたパキラの葉も飾ってみても素敵です。同時にこの葉も水耕栽培してみます。

パキラは水耕栽培を始めてから1~2週間程で発根します。

パキラは水耕栽培を始めてから1~2週間程で発根します。

パキラ水耕栽培の管理の仕方

■置き場所は直射日光を避けて、カーテン越しの明るい日陰が適しています。

■置き場所は直射日光を避けて、カーテン越しの明るい日陰が適しています。

■こまめに水がえをしましょう。

■陽ざしの当たらない場所に置いてあるパキラは、時々明るい場所に2~3時間程移動しましょう。

パキラ挿し木での増やし方

土はバーミキュライトを鉢に入れて準備します。

土はバーミキュライトを鉢に入れて準備します。バーミキュライトは保水性に優れているため、挿し木など土を乾かさない様にしながら育てる植物に適しています。

棒などを使って穴を開けます。

棒などを使って、植木鉢の縁に向かって斜めに穴を開けます。

穴に挿し木する枝を差し込みます。挿し木する際は枝を植木鉢の縁にそわせるように、全体の半分くらいの枝が土に埋まる様な感じで差し込みます。

穴に挿し木するパキラの枝を差し込みます。挿し木する際は枝を植木鉢の縁にそわせるように、全体の半分くらいの枝が土に埋まる様な感じで差し込みます。

今回は2本の枝を挿し木してみました。2本目も同じように植木鉢の縁に添わせます。添わせる理由は、挿し木した枝が発根の際に、水やりなどで、頻繁に出始めたばかりの根が動かない様に、寄りかからせて固定すると、スムーズに根を張らす事が出来ます。

今回は2本のパキラの枝を挿し木してみました。2本目も同じように植木鉢の縁に添わせます。添わせる理由は、出始めたばかりの根が水やりなどで頻繁に動かない様に寄りかからせて固定するとスムーズに根を張らす事ができます。

土に挿したら、挿し木の枝がグラグラしない様に土の表面をギュッと押さえます。

土に挿したら挿し木の枝がグラグラしない様に土の表面をギュッと押さえます。

挿し木が終わったら、鉢の底から水が流れ出てくるくらい、水をたっぷりとかけて発までの様子をみてみましょう。

挿し木が終わったら、鉢の底から水が流れ出てくるくらい、水をたっぷりとかけて発芽までの様子をみてみましょう。パキラは挿し木をしてから3週間から1ヶ月程で発根します。

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  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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