パキラの育て方|植物図鑑

植物名
パキラ
学名
Pachira
英名
Pachira
科名
アオイ科
属名
パキラ属
原産地
中南米

パキラの特徴

手を広げたような5枚の葉が特徴的なパキラは、比較的乾燥に強く、丈夫で害虫もつきにくいため、初心者におすすめの観葉植物です。

インテリアとの相性も抜群で、樹形の大きさをコントロールしやすく、根もあまり張らないため、大きくさせずに長い期間に渡って育てていくことができます。

ハイドロカルチャーを使って、ミニサイズで育てることもできます。小さいものから大きいものまで、様々な鑑賞の需要に応えてくれる観葉植物です。

パキラの詳細情報

園芸分類 観葉植物
草丈・樹高 ~2m程度
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
花色 白or赤
開花時期 実生株のみ、ある程度の大きさになると開花する

パキラの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え替え
肥料

パキラの栽培環境

日当たり・置き場所

日光
【屋外】
春~秋にかけて屋外で管理することができますが、直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、30%~50%の遮光をしてください。
遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。

【屋内】
耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。しかし、日光が当たった方が健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。
室内だからと言って直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。

【置き場所】
乾燥に強く、耐陰性もあるため、室内の日光が入る場所なら大丈夫です。 ただし、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動してください。

温度

高温には強いですが、低温には強くないので、5℃を下回らないようにしてください。
10℃を下回ってきたら室内に移動させることをおすすめします。

用土

パキラは高温多湿を好みますが、水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。
そのため、出来るだけ水はけの良い土を使うのをおすすめします。
自分でブレンドする場合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合でブレンドし、生育環境に合わせて微調整してください。
また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。

パキラの育て方のポイント

水やり

パキラは寒さに強くないので季節や気温(室温)によって水やりのタイミングを変える必要があります。
【気温が10℃以上のとき】
主に春~秋の成長期では土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えるようにします。

【気温が10℃以下のとき】
ベンジャミンは気温が10℃前後を切ってくると成長が緩慢になってきます。そのため、水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らします。具体的には、表面の土が乾燥してから2~3日経ってから水やりをしてください。
パキラを乾燥させて樹液の濃度を高めることで耐寒性を上げる事が出来ます。
水やりの回数を減らしてパキラの葉が落ちてきたりするようならば水やりの回数を増やすなど調整してください。

【葉水】
葉水は乾燥を防ぐだけでなくハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので、毎日1回は霧吹きなどでするようにしましょう。
パキラは葉にホコリが積もりやすいので葉水のときに濡らしたティッシュペーパーやハンディモップなどで掃除をしてください。

肥料

肥料を与えた方が成長がはやくなります。
冬場の成長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の成長期に与えるようにします。
肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。
有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

病害虫

ハダニ
黄緑や赤い体色をした0.5mmほどの小さな害虫です。葉の裏側に潜み吸汁します。ハダニに吸汁された箇所は白い斑点状になるのですぐ分かります。そのまま放置しておくと最悪の場合枯れてしまいます。

アブラムシ】アブラムシは2~4mmほどの小さな害虫です。幼虫、成虫ともに葉や蕾を吸汁します。群生していることが多く、
早めに対処しないと手遅れになる場合があります。
アブラムシはスス病などのウイルス病の媒介者で、吸汁されてしまうとそこからウイルスがパキラの中に侵入し、病気を発症させます。
また、発症しなくても吸汁されたことで体力がなくなり、そのまま枯れてしまう場合があります。

カイガラムシ
3mmほどの小さな虫で、白い綿毛のようなものを背負っています。吸汁して生長していくと、身体からワックスなどを分泌し、身体を守ろうとします。
カイガラムシに吸汁されると株が弱ってしまい、そのまま枯れてしまうことがあります。

ナメクジ
葉や花芽など、食べれる場所ならどこでも食害する性質の悪い害虫です。
外に出していると寄ってくる場合があるので、注意してください。
大食漢でもあるので、梅雨時などナメクジが発生しやすい時期は夜に見回りをしてください。
少し食害された程度なら生長に問題はありませんが、子株の場合は葉の大半を食害されたり、生長点を食害されると枯れてしまう可能性があります。

ダンゴムシ
柔らかい花芽や新葉、発芽したての株を食害します。ナメクジより食害される可能性は低いですが、外で管理しており地面の近くにを置いている場合は注意が必要です。

【バッタ】
イナゴなどのバッタは葉の硬さに関係なく食害します。また、食害する量も多いので気付かないでいると手遅れになっていることがあります。
割り箸などで見つけ次第捕殺してください。防虫ネットも有効です。

パキラの詳しい育て方

選び方

パキラを買う時は必ず病害虫に注意してください。
ハダニやアブラムシ等が付着している株を買ってしまうと後々ベンジャミンが弱ってしまったり、最悪の場合他の植物へ付着してしまう可能性があります。
パキラを購入する際は、まず葉の状態を確認します。深い緑色で、葉っぱが元気に生い茂っている方が良いでしょう。
葉の先が枯れかけていたり、黄色っぽい葉はあまり元気なものではありません。また、幹は太く葉が茎についている節の部分が、隣合わせのものと間隔が狭いものが良いでしょう。
サイズは、小さい物から大きな物まで幅広くあるので自分にあったサイズを選ぶと良いでしょう。

種まき

パキラの種子を入手したら、種まき用の土やピートモスに蒔いて、土が乾燥しないように涼しくて風通しの良い場所で管理してください。

植え付け

植え付けは5月~7月の暖かい時期に行ってください。
根が出ていない場合は、根が出るまで常に土が湿っているようにしてください。

剪定・切り戻し

剪定の適した季節は5月、6月。大きくなりすぎた場合や、間延びしてひょろひょろになっている形を整えます。また葉の一部が茶色や白っぽくなっていたり枯れている場合は、剪定の時にカットしてしまいましょう。
その際に知っておくといいのが成長点です。新しい枝や葉は成長点から出てきますので、剪定するときに成長点を全て落としてしまうと、しばらく新しい枝が出てきにくくなります。赤い丸が成長点になります。

植え替え・鉢替え

植え替えの時期は、5月から7月頃が最適です。パキラは生長が早い為、鉢の底から根が伸びている場合は、根詰まりを解消するため植え替えを行う必要があります。
株の周りの古い土を3分の1ぐらい落とし、傷んで黒ずんだ根は切り落とします。以前より、一回り大きな鉢に新しい土で植え替えます。
移し替えた時には土も換えて水をたっぷりやると良いです。

白や赤の綿毛のような花を咲かせることがありますが、実生で育てられた株のみ開花するという説もあります。

収穫

パキラの種子はカイエンナッツと呼ばれていますが、毒性を含んでいるので、食用にすることは出来ません。

夏越し

屋外で、気温が40℃以上になった場合は日陰に移動してください。30~50%程度の遮光をすると葉焼けを防止することが出来ます。
水やりは土の表面が乾いたら夕方~夜にたっぷり与えてください。
午前中に行うと暑くなり煮えてしまいます。 活力剤を1000倍に希釈して水やりの2~3回に1度のペースで行うと夏バテを防止できます。

冬越し

気温が10℃以下になったら生長が緩慢になるので、水やりを土の表面が乾燥してから2~3日後に行ってください。
気温が5℃を切ると枯れてきてしまうので、切らないように10℃前後になったら室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。
ファンヒーターなど暖房器具を使う場合は火事に注意してください。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

繁殖の仕方は、挿し木で増やすことができます。2節ぐらいの枝をとり、土に挿します。この時、大きな葉は蒸散を控えるために葉を半分くらいに切ります。
剪定した枝を使って挿し木を行ってもよいでしょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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