快適お花見スタイル、インドア花見・エア花見♪ 屋内でも春を感じよう!
三原広美
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お花見は、日本で春の風物詩。周囲の人と交流しながら、可憐な桜の花を愛でる。桜が咲き始めると何だか気持ちがソワソワしますね♪
伝統的に屋外で行うお花見も楽しいですが、場所取り、天候や花粉症など色々と悩ましい部分も出てきます。楽しみ方を広げて、屋内でのお花見はいかがですか。
インドア花見・エア花見の楽しみ方をご紹介します!
目次
■まとめ
お花見特有の悩み
きれいに咲き誇る桜を愛でるお花見は、日本の風物詩とも言える伝統的な行事です。気に入った場所を見つけたら、お花見を楽しみながら、お酒を飲み、周囲の人たちと交流するという文化。本来は心癒されるイベントであるはず…。
ところが、色々とメリットの多いお花見は、一方でデメリットもあり、楽しいはずのイベントですが、様々な事情から敬遠されることもあります。お花見特有の悩みに心あたりのある人は多いかもしれません。たとえば…
- 場所取りや準備、後片付けが大変
- 花粉症が辛い
- 雨にならないかと天気が心配
- 夜は冷え込み、まだまだ寒い
- トイレを探すのが一苦労
- 買い出しが大変
- 人混みがストレス
ただでさえ、異常気象に加え季節の変わり目で、何かとストレスも溜まりやすいお花見の時期。楽しいはずのお花見がさらなるストレスの原因になるのでは元も子もなくなります…。
「インドア花見」「エア花見」♪ 屋内でもお花見を!
屋外ではなく屋内にお花見会場を設定することで、「野外でのお花見は実は苦手」という人でも、快適に過ごせます!
「インドア花見」「エア花見」と呼ばれている、室内で花見の雰囲気を味わうイベントを開催してみませんか。
インドア花見、エア花見とは、屋内で桜の動画を見たり、桜の生花をテーブルに飾ったり、桜がデザインされた雑貨や食器などを使ったりしてお花見気分を楽しむことです。
プライベートな空間で気の合う人たちとリラックスしながら過ごすお花見は、屋外でのお花見にも引けを取らないほど素敵なイベントになるでしょう。インドア花見・エア花見のポイントをご紹介します。
室内をお花見会場に早変わりさせるポイント
では、桜が与えてくれる、幸せな癒しの雰囲気を室内に持ち込むにはどうしたらいいのでしょうか?
桜の雰囲気を室内に演出する方法は、様々にあります。
桜のデザインのウォールステッカーで壁を装飾したり、シルクフラワーやアートフラワーといった桜の造花を利用したりするのもいいでしょう。
プロジェクターで桜の動画を流し、スマートフォンで春にちなんだ音楽を流しても、華やいでにぎやかにお花見が楽しめそう!
インターネットで、無料に公開しているお花見バーチャル動画なども利用できそうですね。
せっかくなので、室内観賞用として本物の桜を花器に生けるのはいかがですか? 次は、桜の花を生けるコツをご紹介します。
本物の桜を室内に飾りましょう♪
桜の準備
お花屋さんを訪れ、桜の枝が満開か、つぼみのままなのかを確認しましょう。つぼみが多い場合には、開花するのに2-3日かかる場合があります。
暖房のかかった部屋や日当たりの良い場所に置いておけば一晩で開花させることもできます。花見を予定する時期に合わせて調整してみてください。
今回生けるのは、薄紅色の花びらと凛としたたたずまいが魅力的な啓翁桜です。
桜を生けるコツ
まず花器は、背の高さのあるものを選びましょう。
枝の1/3くらいを目安として、花器に水を深くはります。
花器の高さに合わせて、枝を斜めに切っていきます。数回に分けてハサミを入れるようにすれば、あまり力を入れなくても切ることができます。
枝を斜めに切ったら真ん中あたりでふたつに割りましょう。枝が水を吸い込みやすいようにするためです。桜の枝は、いくぶん思い切って切り込みを入れたとしても、割けすぎることがありません。
花器の底まで枝をつけるようにして生ければ、まっすぐに伸びていく様子に生けられ、桜の持つそれぞれの枝が伸びる方向で変化が楽しめるでしょう。
もっと枝の動きに変化をつけたい場合には、花器の縁に枝をのせ、重心をとるように、枝を斜めに切った先を、花器の側面にぴったりと添わせるようにすれば、斜めに枝を生けることができます。
お花を生けた後、お花見の当日まで幾日かあるような場合には、桜のような枝物は花器のお水を毎日取り替える必要はないでしょう。2、3日に一度、取り替えれば十分です。
室内での桜の花の楽しみ方は、他にも色々あります♪
お花見パーティーで桜の花を生けたら、終わった後も楽しみましょう!
▼桜の花のお家での楽しみ方は、こちらをご覧ください
お花見パーティーにおすすめのフード&ドリンク
少人数のお花見パーティーでは、食器にもこだわって桜がデザインされたものを利用して華やかに演出するのも楽しい時間。
比較的大勢のお花見パーティーでは、みんなでワイワイ気楽につまめるフィンガーフードが見た目にもおしゃれで、準備時間や後片付けも短縮できて便利です。
小分けにできる食器も100均で揃えることができます。お花見パーティーに活躍しそうなフーズとドリンクをいくつかご紹介します♪
ドリンク
モヒート風ドリンク
材料 (8名分)
- ミントの葉:1カップ
- 水:1 カップ
- 砂糖:1 カップ
- レモン:1/2 個
- ライム:1/2 個
- グレープフルーツ(ホワイト、ルビーどちらでもお好みで):2 個
- はちみつ、またはガムシロップ:お好み
- 飾り用のミントの葉:お好み
作り方
- ミントを荒くきざみ、砂糖と水と一緒に鍋に入れ、火にかける
- 中火で完全に砂糖が溶け、沸騰したら、弱火にして2分間ミントを静かに煮る
- 目の細かい網かガーゼでミントを濾し、粗熱をとる
- レモンとライムはよく洗い、皮ごと薄い輪切りにする
- グレープフルーツは皮をむいて小房に分ける。
- 3と、レモン、ライム、グレープフルーツとを合わせて、冷蔵庫に入れ、3時間以上休ませる
- 飲む直前に、ノンアルコールがお好みの場合には、ミネラルウォーター、または炭酸水で割る。アルコールがお好みの場合にはホワイトリカーなどで割る
- 甘みが必要な場合は、ハチミツあるいはガムシロップを加える
- お好みで飾り用のミントの葉を加える
※ 炭酸水、ミネラルウォーターは冷蔵庫で冷やしておきましょう。
手作りフルーツポンチ
材料 (8名分)
- グレープフルーツ(ホワイト、ルビーどちらでもお好みで):1個
- キウイ:1 個
- オレンジ:1 個
- レモン:1/4 個
- ライム:1/4 個
- ざくろジュース:400ml
- はちみつ、またはガムシロップ:お好み
作り方
- グレープフルーツは皮をむいて小房に分ける
- キウイは皮をむいて、薄い輪切りにする
- オレンジはよく洗い、皮ごと輪切りにする
- レモンとライムはよく洗い、皮ごと薄い輪切りにする。
- すべてのフルーツをざくろジュースと合わせ、冷蔵庫に入れて、3時間以上休ませる
- 5にガムシロップやはちみちを加え、甘めのジュースを作る
- サーブする直前に6を炭酸水あるいはミネラルウォーターで割り、お好みのフルーツを器に注ぎ入れ、氷を浮かべる
※ ざくろジュースは、ラズベリージュース、クランベリージュース、ぶどうジュースでも代用可能です。
※ 炭酸水、ミネラルウォーターは冷蔵庫で冷やしておきましょう。
フーズ
グリッシーニの生ハム巻き
材料
- グリッシーニ:8本
- 生ハム:8枚
- マヨネーズ:1/2カップ
- ジェノベーゼペースト:大さじ2
- 乾燥イチジク:お好み
作り方
- マヨネーズとジェノベーゼペーストを混ぜ合わせて、ディップソースを作る
- グリッシーニも市販のものを使用。生ハムを先端にぐるぐる巻きつける
- 生ハムを巻いたグリッシーニと、縦に細く切った乾燥イチジクを盛り付け、カップに入れたディップを添える
※ バジルをペースト状にしたジェノベーゼペーストというと、パスタを思い浮かべる方が多いと思いますが、マヨネーズと合わせるだけで、簡単おいしいディップソースになります。今回は市販のジェノベーゼペーストを利用しました。
野菜スティック
材料
- 大根:1/4本
- 人参:1本
- セロリ : 1本
作り方
- 大根は皮をむいて縦に置き、繊維にそって食べやすい太さに棒状に切る
- 人参は皮をむいて、食べやすい長さ、太さに棒状に切る
- セロリは筋を包丁もしくはピーラーでむき取り、食べやすい長さ、太さに棒状に切る
※ 生で食べる野菜は、かぶやパプリカ、きゅうりもおいしいです。固ゆでくらいに火を通して食べるなら、アスパラやれんこん、ごぼうを組み合わせましょう。ディップには市販のバーニャカウダソースを利用しました。
プチトマトのマリネ
材料
- プチトマト:10~12個
- オリーブオイル:大さじ1
- 酢:大さじ1
- 砂糖あるいはハチミツ:小さじ1
- 塩:小さじ2/3
- 粗びき黒こしょう:お好み
作り方
- プチトマトはヘタを取って洗う
- プチトマトのヘタとは反対側、お尻の部分につまようじで1箇所、穴をあける
- 小さめの鍋にお湯を沸かす
- プチトマトを熱湯に30秒程度くぐらせて、冷水に取り、湯むきする
- オリーブオイル、酢、砂糖(あるいはハチミツ)、塩を泡立て器でよくまぜる
- お好みで黒こしょうを加える
- 冷蔵庫で2時間から半日寝かせる
パーティーの締めにお口直しのグラニテ
はちみつしょうがのグラニテ
材料
- しょうがすりおろし:大さじ1
- 水:100ml
- 砂糖(グラニュー糖):大さじ2と小さじ1(30g)
- レモン汁:小さじ1
- はちみつ:小さじ1
作り方
- 小鍋に水と砂糖を入れて温め、砂糖を溶かす
- 砂糖が溶けたら火からおろし、粗熱をとる
- しょうが、レモン、はちみつを加える
- 粗熱が取れたらバットに移し、冷凍庫で冷やし固める
- 凍ったところで冷凍庫から取り出し、フォークで細かく砕きもう一度冷凍する
ジンジーニャ(さくらんぼリキュール)のグラニテ
材料
- ジンジーニャ:40ml
- 水:120ml
- 砂糖(グラニュー糖):大さじ3(約40g)
- レモン汁:30ml
- ダークチェリー(市販缶詰):人数分
作り方
- 小鍋に水と砂糖を入れて温め、砂糖を溶かす
- 砂糖が溶けたら火からおろし、ジンジーニャとレモン汁を加えて混ぜ、粗熱を取る
- バットに移し、冷凍庫で冷やし固める
- 凍ったところで冷凍庫から取り出し、フォークで細かく砕きもう一度冷凍する
- 食前に人数分小分けにしたら、ダークチェリーを一粒添える
※ グラニテはお口直しにコース料理などで出される、シャーベット状の氷菓。氷の粒が荒く、シャリシャリとした食感と濃厚でパンチが効いているので、少量でも楽しめるのが特徴。大勢でワイワイ会食するパーティーにぴったりです。
※ ジンジーニャは、ポルトガル産のさくらんぼで作られるアルコール18度のお酒。とろっと甘い口あたりが癖になりそうなリキュールです。
市販のお菓子
100均にある手作りカップケーキの容器は、可愛らしくバリエーションも豊かで、かつ小分けにできるので、市販のお菓子を盛り付けるのに便利です。
今回は、ふんわり優しい桜の風味が楽しめる桜の花エキス入りの、桜の花を形どったマシュマロと、桜えびのおせんべいを市販で購入し、カップケーキ容器に盛り付けました♪
まとめ
日本の春の風物詩、お花見。屋外だけでなく屋内にまで楽しみ方を広げられるなんて素敵ですね。
屋外の桜は天気のよい日に散歩がてら楽しみ、宴会や会食は室内で行うなど、個人の趣向に合ったお花見スタイルを選んでみましょう!
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