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肥料の種類や使い方、使うタイミング【家庭菜園編】

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植え付け前の肥料のタイミング

春夏野菜の栽培が終わった8月頃、または秋冬野菜が育て終わる2月頃に古くなった土を改善するために堆肥や石灰を用いて土壌改良をしますが、その際に使用する肥料を入れるタイミングはご存知ですか?

プランターでの堆肥や石灰を使った土壌改良後の肥料を入れるタイミング

病害虫が発生したプランターは。以下の土壌改良の前に土の「消毒作業」が必要です。

夏ならばプランターの土に水をかけ透明ビニールシートで包み、表裏を返しながら2〜3日間直射日光に当て消毒します。

冬は寒ざらしといってシートの上に土を広げ、寒さに当てて冷却、解凍を繰り返しながら土を改良しましょう。

1. 育て終わった苗の根を取り除き、ふるいにかけて鉢底石と土を分ける。

ふるい分け  園芸シートの上で、ふるいにかけて鉢底石と土を分けることができます。

2. 土に土壌改良材である腐葉土、バーク堆肥など肥料分を含まない植物質堆肥を土に投入。

土壌改良  土をふるい分けたら、土を団粒構造にするためにバーク堆肥や腐葉土などの土壌改良剤を入れ、しっかり混ぜ合わせます。  育てる作物の種類や改良したい土壌の状態によって投入する資材は違いますが、園芸シートの上でまんべんなく混ぜ合わせることができます。

土を団粒構造にするためにバーク堆肥や腐葉土などの土壌改良剤を入れ、しっかり混ぜ合わせます(育てる作物の種類や改良したい土壌の状態によって投入する資材や量を調整しましょう)。

 

3. 酸度調整のため、石灰(画像は有機石灰使用)を入れる。

続いては、酸度調整です。  作物を育てた後は、土が酸性に酸度調整  作物を育てた後は、土が酸性に傾く傾向があるので石灰を入れアルカリ性に最適な酸度に近づける作業です。傾く傾向があるので石灰を入れアルカリ性に近づけます。  今回使用した石灰は有機石灰です。  使用する石灰が消石灰・苦土石灰の場合は、この後投入する肥料と結合して窒素が流失してしまうので1~2週間前に施しましょう。

 

4. 肥料または肥料分のある堆肥など元肥として投入。

元肥  最後は、窒素・リン酸・カリの3要素を含む肥料を土に混ぜ合わせます。

最後に窒素・リン酸・カリの3要素を含む肥料(混合有機肥料)を土に混ぜ合わせます。

畑での堆肥や石灰を使った土壌改良後の肥料を入れるタイミング

こちらは育て終わった苗を抜き取ったところからスタートします。

1. 土を耕す。

皆さんが畑を思い浮かべたとき、思いつくのは綺麗に伸びる畝ではないでしょうか。 野菜を作る基礎作りともなるこの「畝」を作るのには、それなりの理由があるんです。 今回は畝を立てるメリットや畝を立てる前にすべきこと、実際に立てる畝の大きさや必要な道具、美しい畝を立てるコツをご紹介します。

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深さ30cmほどをスコップや鍬でほぐします。植物の根に酸素が行き渡るように、根が土に張りやすいように耕します。

2. 土壌改良材である腐葉土、バーク堆肥など肥料分を含まない植物質堆肥を土に投入。

土壌の排水性、通気性、保水性や保肥性を高めるために堆肥を土に混ぜ込んで、ふかふかな良質な土質に改良します。

▶︎注意点〜肥料分の入った動物質堆肥を使用する場合は、1~2週間あけてから次の3の工程の石灰を施します。

3. 石灰(消石灰・苦土石灰・有機石灰など)を投入。

良質な土質に変えた後は、酸度調整といって植物が好む弱酸性に土を整えます。

※酸度とは…単位はpH、酸性・中性・アルカリ性。土の酸度は環境により変わります。ほとんどの野菜はpH6.0~6.5の弱酸性の土を好みます。特に日本は雨が多く、土壌中のカルシウムやマグネシウムが消失しやすく、酸性に傾きがちと言われているので、酸性土壌の改良には石灰を投入する必要があります。

▶︎注意点〜有機石灰以外の消石灰・苦土石灰は次の4の工程の肥料の前の1~2週間前に施しましょう)

4. 肥料または肥料分のある堆肥など元肥として投入。

元肥の施す場所は畑の前面に肥料をまき良く耕します。種や苗の植え付けをする前に、作物が元気に生長するために最初に与える肥料を元肥(もとごえ)といい、「窒素・リン酸・カリ」この3要素を含む肥料です。ゆっくり効果のあらわれる緩効性肥料の有機肥料がよく使用されます。

注意点?石灰と肥料の関係って?

窒素分を含む堆肥・肥料は石灰と合わさると窒素分がアンモニアガスとなって消失してしまうので、石灰とは1~2週間ほどの日数をあけて投入することをおすすめします。  この場合の石灰とは、消石灰と苦土石灰をさします。牡蠣殻などの有機石灰ではそのような化学反応は起きないので、どうしても日数をあけることができない場合には有機石灰の使用をおすすめします。

酸度調整を行った後の土壌に肥料を使用する際注意すべき点は「肥料」と「有機石灰以外の石灰」を施すタイミングです。

窒素分を含む肥料は石灰と合わさることで、窒素分がアンモニアガスとなって消失してしまうため同時に使用してはいけません。そのため、石灰と肥料を合わせて使用する際は最低でも1~2週間ほど日数をあけて投入することをおすすめします。

また、この場合の石灰とは「消石灰」や「苦土石灰」をさします。牡蠣殻などの「有機石灰」ではそのような化学反応は起きないので、どうしても堆肥と石灰を使用するために必要な日数がない場合は「有機石灰」の使用をおすすめします。

 

いかがでしたか?

種類豊富な肥料の効果、施す順序を守って効果的に肥料お使いください。

 

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