伸びてきたパキラの切り戻し剪定!挿し木や水耕栽培での増やし方。

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小野寺葉月

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パキラは初心者向けの植物として園芸店だけでなく雑貨店などでも人気の植物。手を広げたようにつく5枚の葉もかわいらしく、プレゼントなどにもおすすめです。

日当たりが不足していると、ひょろひょろと徒長してしまったり、水のあげすぎで根腐れをおこしてしまったりするんですよね。パキラの管理方法をおさらいしつつ、上手に育てて増やしてみましょう!

目次

パキラってどんな植物?

パキラの育て方

パキラの切り戻し剪定

パキラを挿し木で増やそう

パキラの水耕栽培

パキラの挿し木まとめ

 

パキラってどんな植物?

植物名 パキラ
学名 Pachira
英名 Pachira
科名 アオイ科
属名 パキラ属
原産地 中南米


パキラを室内で育てる場合、慣れている人ならば管理は難しくありません。なので「初心者向け」と言われるのですが、初めて育てる場合は水やりの加減がわからずに水切れか根腐れで枯れてしまうことも。

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パキラの育て方

パキラの育て方 

パキラを育てるのに適した環境は室内であれば日の当たる場所で、風通しのいい場所です。日光が当たらない場所だと、成長はしますが「徒長(とちょう)」と言って枝が間延びしてしまうことがあります。生育期は5月~9月で、真夏の日差しは避けたほうが良いですが、気温が5度を下回らない場合は屋外での生育や越冬も可能です。

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パキラの切り戻し

枝が間延びしてしまった場合は、切り戻し剪定が必要です。切り戻しの適期は春先~秋までです。真夏は避けたほうがよいでしょう。また、剪定ハサミは清潔で切れ味のよいものを使いましょう。雑菌などが入ってしまうとそこから腐ってしまったり病気になってしまうことがあります。

パキラの切り戻し剪定の方法

剪定する箇所は、茎の成長点の上を目安に剪定します。青の矢印が指しているところが成長点(茶色くなっているところ)です。そこから赤い矢印で指しているような新しく若い芽が伸びてきます。

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パキラを挿し木で増やそう

パキラの増やし方

◆用意するもの

2節ほど葉をつけた状態のパキラの枝、土、鉢、ハサミ

◆挿し木の手順

大きな葉は半分でカット

葉は半分にカットします。大きい葉をそのままにしておくと、そこから水分が蒸散してしまうので、それを防ぎます。枝のほうの切断面は斜めにカットしておきます。

1時間ほど水につけておく(水揚げ)

カットした枝は水につけます。そのまま水を1時間ほど吸わせておきます。

土に挿す

パキラの挿し木

水を吸わせたら土に挿します。あらかじめ割りばしや指などで穴をあけて置き、枝を刺します。土は菌や肥料が入っていない清潔な赤玉土と鹿沼土、バーミキュライトなどを混ぜたものや、市販の挿し木用の土もおすすめです。根が生えてくるまでの間は水のみを必要とするので、肥料をあげても吸い上げることができませんので肥料は不要です。

 

パキラの水耕栽培

パキラを剪定して水に挿しておいたら、どうやらもう少しで発根しそうなのです。水耕栽培で発根した根っこは、土で栽培する場合に発根した根っこだと土の中で水分や養分を効率よく吸い上げることができず、失敗してしまう場合がありますので、水耕栽培用の用土を準備してハイドロカルチャーに植え替えます。

◆用意するもの

パキラの発根した枝、ネオコール・ハイドロボールなどの水耕栽培用用土、容器(鉢底に穴のないもの)、ミニスコップ

◆植え替えの手順

容器に用土を入れ、枝を置く

用意した容器に水耕栽培用用土を半分いれます。

発根している枝を鉢の真ん中に置き、周りに少しずつ用土を入れます。枝がぐらつかないように、入れ終わったら割りばしや棒などで上から何度か挿し安定させます。

水を容器の5分の1あげる

土の鉢物よりも、水の加減が難しい水耕栽培。初めての場合は、ガラスやプラスチックの外から水の量が見える容器がおすすめです。目で見て水がなくなっているのを確認したら、2~3日してから水をあげます。水が常にある状態にしてしまうと、根腐れをおこして枯れてしまうこともあります。もし、中が見えない場合は、水を容器にひたひたに入れて、水を捨てます。水耕栽培用の用土は保水性に優れているため、これを2日に1度を目安に行うと根腐れの可能性が減ります。

あると安心・便利な溶剤

■イオン交換樹脂栄養剤

植物の生育に必要な養分が水で溶け出すとともに、植物の生育に不要な老廃物などを吸着し、根腐れを防止します。

■根腐れ防止剤

ミリオンAやゼオライトなど、容器の底に敷いておく。水質浄化の効果がある。効果の持続する期間を過ぎたら交換が必要です。

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パキラの挿し木まとめ

■切り戻し剪定に適した時期は春から真夏を除く秋まで

■剪定した枝は水揚げして土に植え替え可能

■剪定した枝が水挿しで発根した場合はハイドロカルチャーでの管理がおすすめ

■ハイドロカルチャーの管理は水が重要

 

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小野寺葉月

中高短で美術を学び、卒業後観葉植物も扱う雑貨店で店長、バイヤーを担当。産後LOVEGREEN編集部で季節や庭木、虫の記事担当しつつ、説明や挿絵などで再び絵を描き始める。Botapiiでもエディブルガーデン他のイラストを担当。縁あって現在はフィリピンのセブ在住。ダイビングリゾートで広報も担当している為、海の中やマクロダイビングの世界に夢中。魚より珊瑚やホヤ、海藻など植物寄りの世界が好き。勘と勢いで生きている。

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