観葉植物選びはまず「方角」から。東西南北別おすすめインドアグリーンを紹介

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観葉植物を購入する時、まず何を気にしますか。

多くの方が「日当たり」を気にしながら検討するのではないでしょうか。日当たりの鍵になるのが方角です。東西南北それぞれに適した観葉植物を選ぶことが植物の育てやすさにつながります。ここでは方角別におすすめの観葉植物をまとめました。

目次

観葉植物と方角の関係

引っ越しなどで住居を探す時、「南向き」「東向き」「西日」などのワードが出てきます。

周りの環境にもよりますが、窓のある方角や位置で室内に日の入る時間、明るさは変わります。太陽は東から昇り、日中最も高くなり西へ沈みます。そのため東向きの場合は午前中、西向きの場合は夕方くらいの時間が最も日光が当たることがわかります。

植物を置く部屋は、方角次第で日光の質も異なります。午前中の日光は優しく、徐々に強くなっていきます。観葉植物は優しい日光を好む種類が多く、そのため東向き〜南向きの明るい部屋は観葉植物を育てる環境に向いています。

とはいえ、西向きと北向きが全く育たないとか、良くないというわけではありません。

南向きでも前に建物があって日光が遮られていたら話が変わります。北向きでも東側に大きな窓があれば日当たりはそこまで悪くはないでしょう。

方角だけで決めるのではなく1日の日の入り方を把握し、その環境に馴染みやすい種類を選ぶことが大事なポイントになります。

1.南向きのお部屋におすすめの観葉植物

南向きは「日当たり良好」「明るく暖かい」というケースが多く、植物を室内で育てるには嬉しい環境です。そのため、多くの種類から選ぶことができます。

南向きで気をつけたいのは「日差し」と「乾燥」

日当たりが良い分、乾燥しやすいので乾燥に強い種類も向いています。

直射日光は葉焼けの原因になるので避けてください。レースカーテン越しに置いたり、窓辺から少し離れた場所に置くなどして優しい日光が当たるような場所を選ぶようにしましょう。

フィカス・ウンベラータ

フィカス・ウンベラータ

ハートの葉が可愛らしいフィカス・ウンベラータ。定番人気の観葉植物です。寒さがやや苦手なので冬は窓辺から少し離すほうが良いでしょう。室内の暖かい場所で管理してください。

フィカス・ベンガレンシス

フィカス・ベンガレンシス

楕円形のフォルムで優しい印象のベンガレンシス。光沢のある緑色の葉が部屋に映えます。どんな部屋に置いてもなじみやすいインテリアグリーンです。

ガジュマル

ガジュマル

ぽってりと膨らんだ根本はねじれていたり、太かったり細かったりと個性的なフォルムが多いガジュマル。精霊が宿るという言い伝えもありギフトとしても人気の観葉植物です。春〜秋は屋外で栽培可能で、丈夫で育てやすいです。

パキラ

パキラ

熱帯原産であり、手を広げたようなシルエットをした濃い緑色の葉をつけるパキラ。南向きだけとは限らず、東向きや暗めの場所でも育てられます。乾燥、寒さ、日陰にも強いという丈夫な品種なので、初めての一鉢としてもおすすめです。

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2.北向きのお部屋におすすめの観葉植物

南向きとは真逆の、常に日があまり入らない北向きの部屋では耐陰性が強い植物がおすすめです。北向きでも、東側に窓がある場合は明るさはあります。観葉植物が全く置けないとは限りません。

耐陰性とは「日光が少ない場所でも育つ性質」のこと。真っ暗ではない限り、育てることはできます。しかし日光に当たった方が引き締まり、健やかに育ちます。午前中だけや、出かける前に日の当たる場所に移動させて日に当てるなどして、定期的に日に当てるようにすることをおすすめします。

耐陰性が強い植物:アスプレニウム、アジアンタム、タマシダ、カラテア、エスキナンサス、ポトス、リプサリスなど

 

北向きで気をつけたいのは「真っ暗」はNG

観葉植物は暗い部屋や場所はNG

いくら耐陰性があると言っても、真っ暗は耐えられません。植物の生育には日光は必要です。窓が遠い部屋の角、玄関など常に暗い室内は残念ながら植物を育てる環境に適しません。どうしても飾りたいのならば、フェイクグリーン、ドライフラワーなどを取り入れてみることを検討してみてください。

 

へデラ

へデラ(アイビー)

日陰でも生長するへデラは、性質が非常に強い観葉植物。そのためグランドカバープランツとして街中でもよく見かけるメジャーな植物です。ツル状に生長するので、窓辺に吊るして飾っても楽しめます。

アジアンタム・フリッツルーシー

アジアンタム・フリッツルーシー

黒に近い焦茶色の葉柄にライトグリーンの小さい葉がふんわりと広がるアジアンタム。耐陰性は強いですが、乾燥には弱いので霧吹きで葉水し湿度を保つと綺麗に育ちます。葉が乾燥でパリパリになってしまったら、切り戻して整えることをおすすめします。

 

 

小さい葉はアップで見るととにかく美しいです。育てているからこそ楽しめるマクロの世界を体験してみてほしいです。

サンスベリア

サンスベリア

サンズベリアは耐陰性(日光不足に耐える性質)があるので、日の入る多少暗めの場所でも育てることができます。乾燥に強く多肉植物としても扱われています。頻繁に水やりをする必要はないので、忙しい人でも管理がしやすいでしょう。

ネフロレピス・ツデー

ネフロピレス・ツデー

くしゃくしゃと葉を縮れさせながら、長く伸びるユニークでな観葉植物です。生長すると羽のように優雅に波打った姿となります。シダの仲間なので、日当たりがイマイチな場所でも育てられます。

フレボディウム・アウレウム

青みがかったマットな質感の葉が珍しいシダ植物で、ブルースターの名でも流通しています。株の中心から羽を伸ばすように広がっていく生育旺盛な植物です。光が当たると細く繊細な葉脈が透けて見えるのですが、その様子は美しくぜひみていただきたいポイントです。

 

ゼンマイのような新葉もとってもキュート。

ベゴニア・モロッコ

モロッコは部屋の中でも「やや、暗いかな?」と思うような日当たりが弱い場所や、窓から離れた場所でも十分楽しめる品種です。花は春から秋にかけて白い小花が咲きます。黄緑色をベースに赤みがかった葉をしているのは、赤いうぶ毛で覆われているから。葉裏もほのかに赤く妖艶な表情も見せてくれます。

ブレクナム・シルバーレディー 

熱帯に分布するシダ植物ということもあり、南国を連想させるようなトロピカルな形の葉が特徴。耐陰性もあるので、室内で南国気分を味わえる夏らしい観葉植物です!

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3.東向きのお部屋におすすめの観葉植物

午前中の優しい光が入る東向きの部屋は、午後はほどほどの光量を好む植物を飾るのが向いています。先に紹介している南向きにおすすめの植物(フィカス・ウンベラータ、ベンガレンシス、ガジュマル、パキラ)も同様におすすめです。

ビカクシダ

ビカクシダ コウモリラン

何と言っても株元に張りつくように出た「貯水葉(ちょすいよう)」と鹿の角のような形をしている「胞子葉(ほうしよう)」二つの生長が楽しめるところがコウモリランの良いところ。特に貯水葉の凹凸が非常に美しく、観賞ポイントになります。

エアプランツ (ティランジア)

土がいらないことから、場所を選ばずに飾りやすいティランジア。とは言えどこにでも置けるわけではありません。水やりも、日光も風も必要です。直射日光を当て続けると葉焼けしてしまうので、柔らかな日差しが入る東向きの部屋や窓辺に向いています。東向きでも日光が強い場合はレースカーテン越しに置くなどして優しい光になるよう調整してください。

モンステラ

モンステラ

耐陰性はあるのですが、寒さにはあまり強くないモンステラ。冬は暖かい場所で管理してください。日差しが強すぎると葉焼けを起こしやすいので、レースカーテン越しの光が当たる環境が最適です。横に広がるように生長するので、一鉢でボリュームが出ます。ある程度、広さに余裕がある場所に向いています。

ベゴニア

ちょっと変わった観葉植物を探しているならば、ベゴニアがおすすめ。ドット柄、ラインが入ったもの、色が光で変わるものなど個性的な種類が多くあります。さらに花も長く楽しめるのもベゴニアの魅力です。優しい日光を好むので、明るい窓辺や窓から少し離れた場所でも育てやすいです。

オーガスタ

すらりとした茎から大きめの葉が広がり、存在感抜群のオーガスタ。南国のリゾート地を彷彿させるようなエキゾチックな見た目をしていますが、実際に飾ってみるとそこまで主張が強くなく様々なスタイルの部屋に馴染みます。横に広がるため、ある程度スペースがある場所に置くほうがよいです。

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4.西向きのお部屋におすすめの観葉植物

西向きで気をつけたいのは「日差し」と「夏」

午後の日光は午前中より強いため、葉焼けしやすくなります。気温も上がりやすいです。

特に夏は日差しも気温も注意してください。真夏の直射日光には耐えられないので、レースカーテン越しや窓から離して置いてください。乾燥を予防するためにこまめに霧吹きで葉水をするように。

強い西日に当てなければ、観葉植物を育てることはできます。北向き同様に全ての植物が合わないということではありません。西向きの部屋でも、優しい日光が入る場所など適したスペースに飾ることは可能かと思います。

 

エバーフレッシュ

夜になると余分な水分を蒸散しないように葉を閉じ、昼と夜で違う姿を見せる特徴があるエバーフレッシュ。

葉が細かく広がっているので、大きな葉のように直射日光を浴びてすぐには葉焼けしにくい植物です。葉は乾燥に弱いので、葉水をこまめにして乾燥対策をすることをお忘れなく。

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室内の環境は千差万別です。「北向きだから」「西向きだから」と諦める前に日当たりを確認してみませんか。おうちにぴったりの植物が見つかるかもしれません。植物のある暮らしを楽しみましょう。

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