観葉植物「エバーフレッシュ」の元気がない! 対処法と育て方のポイント
熊木健二
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人気の観葉植物「エバーフレッシュ」。インテリアグリーンとして育てている方も多いのではないでしょうか。
エバーフレッシュの葉っぱは、爽やかな雰囲気でとっても素敵ですよね。また、夜ねむる木として有名です。昼は葉を広げ、夜になると閉じるといった変化を楽しむこともできます。合歓(ねむ)に似たタイプの花を咲かせますし、夜になると葉を閉じて「眠る」という性質があります。
そんな育てていたエバーフレッシュの調子が良くない。元気がない。大切なエバーフレッシュが元気ないと、心配です。そんな状態の方は以下のことをチェックしてみましょう。
目次
エバーフレッシュの症状は?
エバーフレッシュがなぜか元気がない! とおもったら、まずはどんな状況だから元気がなくなっているのか、分析してみましょう。主な症状は以下の通り。
・葉が落ちてしまった
・日中なのに葉が閉じたまま
・葉先が茶色くなっている
・下葉が変色している
・白い虫がついている
皆さんの育てているエバーフレッシュはどのような状況でしょうか。
それぞれの対応と対策
葉が落ちてしまった
水不足、日照不足、また強い日照(西日)が当たりすぎていることが要因として考えられます。また、夏場の部屋の中が温度が高かったり、冬場の部屋の中が寒すぎたり、風通しが悪くても起こる可能性があります。
日頃の育てている環境や管理が、どんな状態か確認し、場合によっては育てる場所を変えるなどして対応しましょう。
日中なのに葉が閉じたまま
夜に葉っぱを閉じ、昼間には葉を開いているはずの性質のエバーフレッシュが日中にもかかわらず葉を閉じてしまっている。これは、水が足りていない証拠です。水が足りていないため、少しでも蒸発を防ぐために、葉を閉じてしまっています。
水やりは、鉢の土が乾いたらしっかりと、そこから水が滴るまであげましょう。
葉先が茶色くなっている
暑い場所で管理していたり、水不足、エアコン風の直撃による乾燥によって葉先の枯れが起りやすくなります。
水を全然あげていなかった場合は、たっぷりと水をあげて風通しの良いところで管理し、暑い場所での管理やエアコン風が直撃している場合は育てる場所を今一度見直しましょう。
下葉が変色している
水不足か日照不足、もしくは根詰まりしている可能性があります。
水不足の場合はしっかりと水やりをし、あまり日の当たらない場所で育てていた場合は明るい場所で育てるようにしましょう。直射日光は避けるように気をつけましょう。また、2、3年以上植え替えをしていないと鉢が小さく、根詰まりを起こしていることがあります。時期を見て植え替えをしてあげましょう。
白い塊(虫)がついている
葉に白い塊のようなものがついている。これはカイガラムシの可能性があります。
カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。カイガラムシは国内で約400種が発見されており、大きさや形なども様々であり、カイガラがあるのとないものもいます。野菜や果樹、草花、サボテン、ラン、観葉植物と様々な植物に発生し、吸汁(きゅうじゅう)します。カイガラムシが好きな場所は狭い隙間や、裏など暗い場所。
葉の裏や、くぼみ、枝、茎など。なんだか元気がなくなってきた株の葉の裏をみたらびっしり!なんてこともあります。たくさん発生してしまう前に、毎日の観察が大切です。風通しを良くして管理しましょう。
育て方のポイント
・土が乾いたら、鉢の底から水が出るまでたっぷりと
・水やりは土が乾いてから。根腐れに気をつけよう
・夏場の直射日光には要注意!
・暗すぎる場所では育てず、明るい場所へ
・風通しのよい場所で育てましょう
・冬場は暖かい場所で管理。エアコン風には要注意
育てている環境の見直しや時期にあった管理などが大事なエバーフレッシュの健康状態に関わります。毎日観察をして、素敵なエバーフレッシュを育てていきましょう!
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