お正月は縁起物の花、菊で華やかに。種類や長持ちさせるポイント

もうすぐお正月。クリスマスが終わると、街は新しい年を迎える準備一色になりますね。今回はお正月に欠かせない花、菊についてと菊の種類をご紹介します。

目次

• お正月に菊が使われるのはなぜ？
• 菊を生けるときの管理ポイント
• 人気の菊の種類

お正月に菊が使われるのはなぜ？

もともと菊は、天皇の御紋にも使われていることから、高貴な花とされています。また「菊を飾ると福が来る」「菊を生けると良い子に育つ」などの言い伝えもあるそうです。お節句のしきたりとしては、すたれてしまっていますが、9月9日の重陽の節句は、別名「菊の節句」とも呼ばれ、「不老長寿」の意味合いもあり、縁起を担ぐお正月の生け花の材料として使われています。

菊というとお供えの花のイメージが強い方もいらっしゃるかもしれませんが、西洋菊が流通するようになり、最近はウェディングにも使われています。

マムって何？

菊は大きく分けると2つに分類され、園芸の鑑賞用として古くから親しまれている菊を「和菊」、切り花として流通が多いヨーロッパから入ってきた菊を「西洋菊」として分類されています

花屋さんで出回っているアレンジメントに使われる菊は西洋菊がほとんどで、花業界では「マム」と呼ばれている種類です。可愛らしい響きですが、英名「chrysanthemum(クリサンセマム)」を省略した呼び名です。

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菊を生けるときの管理ポイント

選び方

菊は、とても日持ちのする花材です。花だけでなく、葉が傷んでいないものを選びましょう。

扱い方

花屋さんで水揚げ処理をされている菊は、特別なことをしなくても持ち帰ってすぐに生けることができます。長持ちさせるポイントは、花瓶の水を数日に一回は交換し、水を新鮮に保つことです。

花瓶の水の量は少な目で構いませんが、新鮮な菊は水の吸い上げが良いので、水切れをしないように水の量はチェックするようにしましょう。

お正月の頃に生けた菊が、1か月くらい日持ちするということもあります。

花より日持ちしないのが葉です。生けてしばらくすると葉が黒くなるため、ある程度、葉を取り去ってから生けた方がメンテナンスが楽です。

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人気の菊の種類

今回はお正月なので、大輪系の菊をご紹介します。

真っ赤な菊

一瞬、ダリアのように見える咲き方です。

マム・ピップサーモン

絞りを入れたような色合いが美しい品種です。

パステルカラーの菊も豊富。

グリーン色の花は、菊に限らず人気です。

ココア色のシックな菊。

マム・シルキーガール

ふんわりやわらかな色合いの大輪種の菊。

アナスタシア・ブロンズ

マム・シルキーガールとバラ、春の草花のパステル系のアレンジ

菊は洋風のアレンジメントにも大活躍。

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年末年始は、素敵な菊が豊富に出回ります。花屋さんでお気に入りの菊を見つけてみてくださいね！新しい年が素敵な年になるように、大掃除のあとは素敵な花飾りで今年を結んでみませんか。

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