クリスマスにおすすめ!エリカの花のリースの作り方
山田智美
このライターの記事一覧
ピンク色でふわふわのエリカの花で作ったリースを知っていますか?エリカとは、秋から春にかけて切花でも鉢花でも出回る常緑の植物です。小さな花をたわわに枝に咲かせる、可愛らしいエリカのリースの簡単な作り方をご紹介します。フレッシュの花で作って、飾りながらドライにしていくタイプのリースです。
目次
エリカってどんな植物?
エリカの花のリースを作り始める前に、エリカの簡単なご紹介です。
基本情報
- 学名:Erica
- 科名:ツツジ科
- 分類:常緑性低木
エリカとは700種以上あるエリカ属の総称で、その大半が南アフリカ原産、一部ヨーロッパにも自生しています。日本にも鉢植えや切り花で多くの種類が出回っています。
痩せ地でも育つ強健な植物ですが、多湿が苦手です。日本では夏を除いて秋から春まで出回ります。特に秋から冬、段々と気温が下がり始め、花壇の彩りも少なくなってきた頃、エリカの鮮やかな花色は私たちの目を楽しませてくれます。
エリカとヒースの違い
ヒースとは、もともとはイギリス北部に広がる荒地を指す言葉です。このヒース荒地は土壌も悪く、牧畜や農業にも適さない荒廃した場所でした。このヒース荒地に繁っていたのがエリカやギョリュウモドキの仲間です。
ヨーロッパの小説などでも「ヒースの茂み」という表現が出てきますよね。「ヒースの茂みに身を隠した」など。この「ヒースの茂み」という言葉に当たったら、平坦な土地に低く茂っているエリカを想像してください。よっぽど身を低くしないと隠れられないような情景が、ありありと浮かんできます。
この荒地もヒース(heath)ですが、エリカの英名もヒース(heath)です。同じくヒース荒地に生えているギョリュウモドキは、英名をヘザー(heather)と言います。
荒涼地とはいえ、ピンクや黄色の色とりどりのエリカが茂っているのですから、美しい景色なのでしょう。
エリカの花のリースの作り方
小さな花を鈴なりにたわわに咲かせる可愛いエリカ花のを使って、リースを手作りしましょう。フレッシュのエリカを使って、飾りながらドライに出来るリースです。自宅で簡単に出来るエリカのリースの作り方をご紹介します。
今回のリースは、ピンクのつぶつぶ感が可愛いペッパーベリーも加えて、エリカの花の可愛らしさを強調しました。もちろんエリカのみでも素敵です。
材料(出来上がりサイズ:Φ約20cm)
- エリカ 10本くらい
- ペッパーベリー 1本(無くても作れます。お好みで)
- ハートカズラ 3~5本
- ワイヤー #20を1本(今回は#20が無かったので、#24を4本束ねて使いました)
- フローラルテープ (グリーンかブラウン)
- リースワイヤー
- リボン (お好みで)
- #20ワイヤーにフローラルテープで巻き付け、Φ12~13㎝の円になるように丸めます。
※フローラルテープを巻きつけておいた方が、テープの粘着力で花材が安定しやすくなります。
※円を作るには、手ごろなサイズのお皿などに巻き付けると、きれいな円が作れます。
- エリカを適当なサイズ(6~7㎝)に切り分けます。枝の分かれ目でカットします。長すぎる枝は半分くらいにするといいでしょう。
短い枝も取っておきましょう。円の内側にボリュームが足りない時に補う為に使います。
- ワイヤーで作った円に、カットしたエリカを巻きつけていきます。テーブルにワイヤーのベースを置いて、その上にエリカをセットし、きゅっきゅっと2回ワイヤーで締めます。
- さらにエリカを置いて、きゅっきゅっと2回ワイヤーで締めます。
この作業を1周繰り返していきます。粒々した可愛いエリカの花を黙々と編んでいく、とても幸せな時間です。
▼詳しいリースの作り方を紹介しています!
エリカの花の手作りリースの完成
エリカの花のをひたすらにもくもくと編み続けたら、出来上がりです。ベースがワイヤーなので、最終的に形を整えることも簡単です。真上から眺めてリースの円が歪んでいたら、ちょっと手で整えましょう。
エリカの花の手作りリースの飾り方
最後にリボンを結び、ハートカズラを回しかけました。ペッパーベリーもリボンもハートカズラも無く、エリカだけでも可愛いリースが作れます。
手作りのエリカの花のリースは吊るして飾って、そのままドライになっていくのを楽しむことができます。ちょっとしたアレンジとして、テーブルに置いてキャンドルを点す飾り方もおすすめです。
秋から冬に楽しめるエリカの花の手作りリース、楽しんでください。
▼編集部のおすすめ
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「クリスマスにおすすめ!エリカの花のリースの作り方」の記事をみんなにも教えてあげよう♪