フサスグリ(レッドカラント)の育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- フサスグリ(レッドカラント)
- 学名
Ribes rubrum
- 英名
- Redcurrant
- 和名
- セイヨウスグリ、アカフサスグリ
- 別名・流通名
- レッドカラント、グロゼイユ
- 科名
- スグリ科
- 属名
- スグリ属
- 原産地
- ヨーロッパ
フサスグリ(レッドカラント)の特徴
フサスグリは、スグリ科スグリ属の落葉低木です。初夏に熟す実は食用として、生食のほか、ジャムなどにして利用されます。属名の Ribes は、「酸味のある」という意味のアラビア語あるいはペルシャ語「ribas」に由来しています。和名の「酸塊(すぐり)」も、実の酸味のことを指しています。
樹高は1~1.5mほどで、葉は手のひら状に3裂から5裂します。4月~5月に、葉腋(葉の付け根)から4~8cmの総状花序を垂れ下げるようにして咲かせます。花の色は薄い黄緑色で、あまり目立ちません。花の後、6月~7月に丸い実をブドウのように房状に付けます。実の色は赤や白で半透明、光を受けると宝石のように輝く様子が美しく、食用の他、観賞用として切り花でも流通があります。
ヨーロッパ原産で、冷涼な気候を好みます。高温多湿が苦手で、夏の蒸れにより株が傷むことがあるので、風通しの良い場所で管理しましょう。
フサスグリ(レッドカラント)の詳細情報
| 園芸分類 | 果樹 |
|---|---|
| 草丈・樹高 | 1~1.5m |
| 耐寒性 | 強い |
| 耐暑性 | 弱い |
| 花色 | 黄緑 |
| 開花時期 | 4月~5月 |
フサスグリ(レッドカラント)の種類
シロフサスグリ
白実の品種
フサスグリ(レッドカラント)の育て方カレンダー
| 時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | ||||||||||||
| 植え替え | ||||||||||||
| 開花 | ||||||||||||
| 収穫 | ||||||||||||
| 肥料 |
フサスグリ(レッドカラント)の栽培環境
日当たり・置き場所
風通しの良い半日陰を好みます。夏に強い西日が長時間当たるような場所への植え付けは避けましょう。冷涼な環境を好むため、どちらかというと寒冷地での栽培が適しています。暖地で育てる際は、鉢植えで管理し、夏は涼しい場所に移動させるとよいでしょう。
用土
保水性と排水性の良い、肥沃な土壌を好みます。
鉢植えは、市販の野菜やハーブ用の培養土で問題なく育てられます。
フサスグリ(レッドカラント)の育て方のポイント
水やり
地植えは、根付いてからの水やりは降雨に任せて問題ありません。乾燥が続くようなときは、様子を見て水やりしてください。
鉢植えは、過湿にならない程度に湿り気のある状態が適しています。表土が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりしましょう。夏の水切れに注意が必要です。
肥料
2月と10月に有機質肥料や果樹用の肥料を施しましょう。
フサスグリ(レッドカラント)の詳しい育て方
選び方
枝ぶりが良く、葉が生き生きとしている苗木を選びましょう。
自家結実性なので1株でも実を付けますが、異なる品種の株があるとよりたくさん実らせます。
植え付け
12月~2月の厳寒期を除く落葉期が植え付け適期です。
根鉢のサイズの倍程度の幅と深さの穴を掘り、元肥として腐葉土や堆肥を土に混ぜ込んで植え付けます。植え付け後は、根と土がなじむようにたっぷりと水やりしましょう。
植え付け直後はぐらつきやすいため、しばらくは注意深く様子を見るようにします。支柱を添えるのもよいでしょう。
剪定・切り戻し
剪定は、12月~2月の落葉期に行います。株元から多くの枝を伸ばす株立ち状の樹形をしています。上の方の葉が密集してくると、下の方まで日が当たらず、風通しも悪くなるので、古くなった枝や徒長枝を抜き取るように剪定します。3年以上実を収穫した枝は実つきが悪くなるため、古い枝は株元から切り取り、新しい枝を伸ばすようにしましょう。
植え替え・鉢替え
植え替え適期は、12月~2月の厳寒期を除く落葉期です。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えます。植え替え後は、鉢底から水が流れ出てくるくらいたっぷりと水やりしましょう。
花
開花期は4月~5月です。前年以前に伸びた枝に、黄緑色の小さな房状の花を咲かせます。花は葉の下に垂れ下がるように咲くので、手で葉を分けるようにすると確認できます。
収穫

6月~7月に、真っ赤な直径1cm程度の半透明の果実を房状につけます。グリーン色から徐々に赤くなり、真っ赤に色づいた状態が収穫時です。崩れやすく傷みやすいので、晴れた日に潰さないように手で収穫します。
生食や料理の飾り付けの他、ジャムや果実酒にして楽しむことができます。
夏越し
冷涼な環境を好みます。真夏に強い西日が長時間当たる場所を避け、風通しの良い場所で管理してください。
地植えは、株元付近にマルチングを施すと土の乾燥対策になります。
冬越し
耐寒性があるため特別な冬越しの対策の必要はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木で増やすことができます。
- 監修者:LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN(ラブグリーン)の編集部アカウントです。ガーデニング、家庭菜園、インドアグリーンなど、幅広い植物ジャンルに精通したメンバーが在籍し、実際の栽培経験にもとづく花・植物の育て方や楽しみ方記事、お庭の取材記事、植物にまつわる企画などを配信しています。





