実はとっても簡単!「土の酸度調整」をしよう
LOVEGREEN編集部
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ガーデニングの土づくりでよく耳にする、「土の酸度調整」。土の酸度なんてわからないし、どのくらい、どうやればいいの?今回はそんな疑問を解決!アルカリ性資材について、簡単にわかりやすくご説明します!
目次
酸度調整とは
酸度調整とは、土の酸性・アルカリ性、またはpHといったような「酸度」を変えて植物の育ちやすい土にすることです。「酸度」=「酸性なのかアルカリ性なのか」だと思ってください!ちゃんと肥料も水もやってるのになかなか育たなかったら、それは土の酸度がちゃんと調整されていないからかもしれません。
土の酸度ってどのくらい?
石灰などを大量に撒いてない限り、土は基本的には強酸性です。
土が酸性になる理由としては、
・日本に降る雨は弱酸性
・雨でアルカリ分(石灰など)が流れてしまう
・化成肥料は酸性
・植物そのものも土壌を酸性にする
の4つが挙げられます。
植物を育てるだけで土は酸性になっていくんです。
植物が好む酸度
好む酸度は植物によって異なりますが、
基本的には「中性~弱酸性」です。
土が強酸性だからとはいえ、撒きすぎには注意しましょう。
酸度調整をする時の注意
いちばん気を付けることは、「適量を」ということです。
少なすぎると、酸度調整されないですし、多すぎて完全にアルカリ性に傾いてしまうと、そこから弱酸性に戻すことは、なかなかできません。
酸度調整に使うアルカリ資材とは
酸度調整に使うアルカリ資材には主に3種類あります。
- 消石灰(しょうせっかい)
- 苦土石灰(くどせっかい)
- 牡蠣殻(かきがら)
この3つの使い方と長所短所をご説明します!
消石灰
レベル | 生産農家向け |
メリット |
1度に使う量が少ないのでコスパが良い。 |
デメリット |
皮膚につくと炎症を起こす。 |
使い方 |
植えつけの2週間前に土に混ぜてください。 |
慣れていない方は、使うメリットよりも使った時の危険性の方が高いです。強アルカリ性なので普段使うガーデニング用には向きません。
苦土石灰
レベル | 誰でも! |
メリット |
苦土(マグネシウム)の補給もできる。 |
デメリット |
少量の散布では効き目が弱い。 |
使い方 |
土に混ぜる。 |
ガーデニングをされる方は苦土石灰を使うのが一番無難です。分量通り使えば害も起こらず、苦土も含まれていてとても優秀です。
牡蠣殻
レベル | どれも良くわからない!という方 |
メリット |
いくら使っても大丈夫。 |
デメリット |
効き目はものすごくゆっくり。 |
使い方 |
細かく砕いたものを土に混ぜる。 |
効き目は何と比べてもものすごくゆっくりではありますが、撒きすぎても問題はないですし、確実にじわじわと効きます。量が合ってるかすらわからない!という方は牡蠣殻を使いましょう。
いかがでしたか?
土の酸度調整、難しそうに思ってたかもしれませんが、意外と簡単じゃん!と思えたのではないでしょうか?植物のために、良い土づくりをしてあげましょう。
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