クリスマスやお正月の飾りに!赤い実が美しいサンキライ(山帰来)
とまつあつこ
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サンキライ(山帰来)
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「サンキライ(山帰来)」。秋になると可愛い実が赤く熟す、サルトリイバラ科のつる性落葉低木です。
クリスマスの時期になると、サンキライ(山帰来)の赤い実が飾ってあるのをよく見かけませんか。10月~11月頃に実が赤く熟し、ドライフラワーとしてクリスマスやお正月の飾り付けなどに用いられます。実が金色にスプレーされた状態で売られていることもあります。
サンキライ(山帰来)は日本全国の山地に自生していて、つるにはトゲがあり、節ごとに茎がジグザグに折れ曲がりながら近くの木などに絡みついて伸びます。先日、奥多摩に行った時に自生している姿を見かけました。
猿がトゲだらけのつるに絡まって捕まることに由来して、猿捕茨(サルトリイバラ)とも呼ばれているんですよ。切り花では、扱いやすいトゲの無い品種も出回っています。
4月~5月頃に若葉と同時に淡い黄緑色の花が咲くのですが、花よりも実を観賞することが多いです。実は直径1cmくらいの丸い形をしていて、10粒くらいがまとまってつきます。赤い実がポピュラーですが、熟す前の5月~8月頃は爽やかな緑色で瑞々しく、水揚げが必要な切り花として流通します。
ドライフラワーになった枝をくるくると丸めて、何ヵ所かワイヤーや紐などでとめると簡単にリースができます。一周だとシンプルですが、何周にも重ねると実がたくさん付いた華やかなリースになります。
松ぼっくりやユーカリの実など、好みの飾りをプラスしても可愛いですね。
▼サンキライ(山帰来)を使ったクリスマス飾りの作り方はこちら
サンキライ(山帰来)は、昔は根茎を民間薬として使われてきたそうです。また、山で病にかかった人がこの実を食べて元気に帰ってきたたため、山帰来という名が付いたと言われています。良いエピソードですよね。
赤い実がついている一枝を飾るだけで、周りがぱっと明るくなります。クリスマスやお正月にもぴったりですね。サンキライ(山帰来)を見かけたらぜひ、お家に飾ってみてください。
▼サンキライ(山帰来)の花言葉はこちら
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