ラナンキュラス ラックスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ラナンキュラス ラックス
- 科名
- キンポウゲ科
- 属名
- キンポウゲ属
ラナンキュラス ラックスの特徴
ラナンキュラス ラックスは、宮崎県の綾園芸さんが異種間交配によって作出した新しいラナンキュラスです。ラックスという名は、ワックスをかけたようなキラキラした花弁から、ラナンキュラス+ワックスを合わせて「ラックス」と名付けられました。現在は「ラックスシリーズ」として、毎年のように新品種が増えています。
花は一重~半八重で、1本の茎が分枝してスプレー咲きになるので、たくさんの花が楽しめます。耐寒性、耐病性に優れ、庭や花壇に地植えすると、水はけなどの環境があえば宿根草のように植えっぱなしで翌年開花するのも大きな特徴のひとつです。
一般的なラナンキュラスより背丈が高く多花性のため、庭や花壇に植え付けると目を引く存在になります。花の日持ちも良く、つぼみのうちにカットしても、すべての花がきれいに咲くため、切り花でも人気があります。
ラナンキュラス ラックスの詳細情報
園芸分類 | 球根 |
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草丈・樹高 | 50〜60cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
花色 | 赤、黄色、クリーム、ピンク、紫、オレンジ、アプリコット、白、複色 |
開花時期 | 3月~5月中旬(地域による) |
ラナンキュラス ラックスの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 |
ラナンキュラス ラックスの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い所で管理しましょう。半日陰程度であれば栽培可能です。
ある程度の耐寒性はありますが、冬に北風が通り抜けるような場所での管理は避けましょう。
用土
水はけと保水性が良い土が適しています。
鉢植えは、草花用の培養土で問題なく栽培できます。
ラナンキュラス ラックスの育て方のポイント
水やり
地植えは、植え付け直後以外は雨にまかせて問題ありません。土が乾きすぎていると生育が鈍るため、極端に乾燥させないように注意しましょう。
鉢植えは、鉢の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出てくるくらいたっぷりと水やりをしましょう。
肥料
植え付け時
元肥として緩効性肥料を混ぜ込んで植え付けします。
その後の肥料
開花中、緩効性肥料もしくは液体肥料をそれぞれの適量、頻度で追肥しましょう。花が終わり気味になったら与えるのをやめます。
2年目以降
秋になって葉が出てきたら再開し、花芽があがるまでは控えめに施しましょう。
ラナンキュラス ラックスの詳しい育て方
選び方
冬から鉢ものの流通が始まります。葉の色がきれいで、つぼみがたくさんついたぐらつきのない苗を選びましょう。
植え付け
地植え
霜の心配がなくなってから植え付けましょう。購入した最初の年は鉢植えで管理し、秋に再び葉が出てきたら地植えにするということもできます。
鉢植え
購入した鉢より2号程度大きな鉢に植え替えましょう。
植え替え・鉢替え
地植え
5年を経過した株は生育が悪くなるため、掘り起こして植え替えましょう。
鉢植え
2~3年に一度、植え替えをしましょう。
分球させる場合は、芽が出てきたときに行うのがよいでしょう。
花
地域によって差がありますが、3月ごろから開花します。花がすべて咲き終わった茎は株元でカットしましょう。
収穫
ラナンキュラス ラックスは、切り花として楽しむことができ、流通もしています。寒い季節は特に日持ちします。スプレー咲きなので、終わった花からカットしていくと見栄えがします。
夏越し
夏の間は葉が枯れて地上部分からは姿を消します。庭に植えている場合は、プランツタグなどで目印をたてておくと、他の植物などを植え付けるときに傷つけてしまうことが少ないでしょう。
水はけが悪いと球根が腐って溶けてしまうので、水はけが良い場所に植え付けることが宿根化するポイントです。秋になると再び葉が出て、株は年々大株になります。
鉢植えのラナンキュラス ラックスの育て方
花が終わったあとの水やり、肥料、植え替え
葉が自然に枯れていくまでは水やりを継続します。葉が枯れる6月~夏の間は、鉢を軒下などの雨が当たりにくい場所に移動し断水気味に管理します。
2年目のラナンキュラス ラックス
夏の間、断水気味に管理したラナンキュラス ラックスの芽が再び出てくるのは、地植え・鉢植えとも10月~11月頃です。芽吹きが確認できたら鉢植えは植え替えて肥料を与え、水やりを再開します。追肥は花芽があがるまでは控えめに施します。植え替えは2~3年に一度は行いましょう。