ユーフォルビア・バリダとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ユーフォルビア・バリダ
- 学名
Euphorbia meloformis ssp. valida
- 和名
- 万代(ばんだい、まんだい)
- 科名
- トウダイグサ科
- 属名
- ユーフォルビア属
- 原産地
- 南アフリカ
ユーフォルビア・バリダの特徴
ユーフォルビア・バリダは、トウダイグサ科のユーフォルビアの一種です。和名の万代の名前で呼ばれることもあります。
ユーフォルビア属は種類がとても多く、中でも多肉質な構造をしたものを多肉系ユーフォルビアと言い表すことがあります。種類によって姿形が様々で、株ごとの個体差も楽しめることで人気があります。
ボーダー模様の肌に、トゲのような枝みたいなものが伸びている姿が特徴的なバリダ。 この突き出た部分はトゲでも枝でもなく、花が終わった後の花柄(かへい)です。
ユーフォルビア類は、剪定をした切り口から白い液体が出ます。個人差がありますが、かぶれる場合があるので手袋などをして作業をすると安全です。肌についてしまったらすぐに水で洗い流しましょう。
ユーフォルビア・バリダの詳細情報
園芸分類 | 多肉植物、ユーフォルビア |
---|---|
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
耐陰性 | 弱い |
花色 | 緑色 |
ユーフォルビア・バリダの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所を好みます。光が不足すると徒長するので注意しましょう。逆に日差しが強すぎると葉焼けを起こしてしまうことがあるため、遮光などの工夫が必要です。
ユーフォルビアの中では比較的耐寒性がある部類ですが、冬場は10℃前後になり始めたら暖かい場所に取り込むとよいでしょう。
用土
水はけの良い土を使います。市販の多肉植物用の培養土か、硬質赤玉土と硬質鹿沼土、パーライトを混ぜ合わせたもの、もしくは市販の山野草の土などが適しています。
ユーフォルビア・バリダの育て方のポイント
水やり
水やりは控えめにします。
生育期の春から秋は、土中が完全に乾いてからたっぷりと水やりをします。
冬場はさらに控えめにしますが、完全に断水すると枯れてしまうことがあるため、月に1回ほど土を湿らす程度に水やりをします。
肥料
肥料の与えすぎは徒長を助長させるので注意が必要です。
植え替え時に緩効性の肥料を少量混ぜ込むか、半月に1度程度希釈した液肥を施肥するとよいでしょう。
病害虫
カイガラムシが発生することがあります。見つけ次第早めに除去しましょう。
ユーフォルビア・バリダの詳しい育て方
選び方
しっかりと水を吸収している株を選ぶとよいでしょう。トゲ(花茎の残り)にも個体差があるため、気に入った株を探してみましょう。
植え替え・鉢替え
1~2年に一度、根詰まり解消のために植え替えをします。一回り大きな鉢か、同じ大きさの鉢を用意しましょう。植え替え前1~2週間前くらいから水やりを控え、土が乾いている状態で行ってください。根が比較的弱いため、傷つけないように注意しましょう。
冬越し
冬は休眠期です。日当たりと風通しの良い室内で管理し、冬の間もまんべんなく光が当たるようにします。株と鉢の中の地温を上げるようにすると耐寒性が強くなります。