セルバチコって?ルッコラそっくりのゴマの風味のハーブをご紹介
金子三保子
このライターの記事一覧
ゴマの風味が人気のハーブ、ルッコラ。今回はルッコラそっくりのゴマの風味、なおかつ多年草(宿根草)のセルバチコというハーブをご紹介します。
目次
セルバチコとルッコラとの見た目の違い
セルバチコ
ルッコラとの見た目の違いは、葉っぱの形状で細くてギザギザです。
八百屋さんで買ったルッコラ
最近は、八百屋さんやスーパーでも見かけるようになりました。ルッコラの葉っぱは、丸めの形です。
植物の区分としてのセルバチコ
ルッコラはイタリア語だとルッコラ、英語だとロケットと呼ばれています。
そしてセルバチコは、別名ワイルドロケット、野生種のルッコラなどと表現されることもありますが、ルッコラ、セルバチコとも同じアブラナ科ですが、属性は違うので、植物学上は別のグループの植物です。
セルバチコの特徴
セルバチコの風味や味
ルッコラに比べて香りが濃厚で、ゴマの風味が強いと言われていますが、意識して食べなければ、ものすごく違いが感じられるということではない気もします。
目隠しして「ルッコラだよ~」と言われれば、何の疑いも持たないかもしれません・・・。
若干、苦味と風味が強いので、サラダとしてたっぷり食べるならルッコラ、料理のアクセントとして少量使うのにはセルバチコとして使い分けるのが一般的です。
セルバチコは多年草!
ルッコラは一年草であるのに対して、セルバチコは多年草というところが大きな違いです。多年草なので、植えこんで根付けば毎年収穫できます!
セルバチコの収穫は真夏と真冬以外だったら可能です。ちなみに数年前に種まきした株は、数年越冬して元気に育っています。真冬のセルバチコは地上部分は葉っぱがなくなりますが、東京だと2月終わりから3月初めくらいになると、下の写真のように新芽がどんどん出てきます。
春のはじめ。越冬が成功したセルバチコの新芽。
ルッコラとセルバチコの花
植物学上は違うグループの植物なので、花も違いますのでご紹介します。
ルッコラの花
葉っぱを長い間収穫するのが目的なら、花は咲かせない方がいいのですが、かわいい花なのでついつい咲かせてしまいます。ちなみに花も食べられるので、料理の飾りにもおすすめ。
セルバチコの花
黄色い小さなかわいい花です。
セルバチコの育て方
セルバチコの入手方法
苗での出回りは少量なので、種から育てるのが一般的です。ちょうど今は、種まきのシーズンなので、種を探してみてください。種まき後、30日くらいから収穫ができます。
セルバチコは地植えでも鉢植えでも栽培可能!育て方は簡単!
セルバチコの丈は低いので、地植えの他、プランターでも栽培可能です。植える場所は、春と秋は日当たりが良いところで問題がないのですが、猛暑の季節は光が強すぎない場所の方が適しています。セルバチコの種まき、育て方はルッコラと一緒です。育苗箱などに蒔いてから移植してもよいですし、直接プランターなどに直播しても。たくさん発芽したら間引きます。間引いた新芽も食べられます。
土は「ハーブの土」で問題なく育ちます。私は地植えで育てているので水やりは特にしませんが、プランターで育てる場合には、土の表面が乾いたらたっぷりとを目安に水やりをします。
セルバチコの収穫方法
外側の葉っぱから、どんどん収穫していきます。ルッコラもセルバチコも葉っぱが古くなると苦味が強くなっていきますので、若葉をどんどん味わってください。
生食で味わいましょう!
火にかけてしまうとゴマの風味が消えてしまいます。ルッコラもセルバチコも生で味わってください。
サラダ、ピザ、パスタ、サンドイッチ・・・。
葉っぱがかわいいので、見た目や彩りのアクセントになりますよ。
セルバチコは真夏と真冬以外は収穫できます。3月以降は、どんどん葉っぱが出てきます。気に入った方は、種を探してみてください!
▼ルッコラの種まきについてはこちら!
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「セルバチコって?ルッコラそっくりのゴマの風味のハーブをご紹介」の記事をみんなにも教えてあげよう♪