イングリッシュラベンダーとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
イングリッシュラベンダー
学名

Lavandula angustifolia

英名
Lavender、Common Lavender
科名
シソ科
属名
ラベンダー属
原産地
地中海沿岸

イングリッシュラベンダーの特徴

多くの種類があるラベンダーですが、中でも特に香りが良く、最も知られているのがこのイングリッシュラベンダーです。他品種より寒さに強く、北海道でも栽培が可能です。一方、ラベンダー全体の傾向として高温多湿に弱い面もあります。地植えの場合は土を盛り上げて、水はけをよくしましょう。 地中海原産なのにイングリッシュラベンダーと付けられているのは、イギリスのように冷涼な気候の土地で自生しているからです。5品種に大別されるラベンダーの中で「アングスティフォリア系」に属します。 発芽率があまりよくないので、苗で購入するのが一般的です。挿し芽で増やすこともできます。

 

イングリッシュラベンダーの詳細情報

園芸分類 ハーブ
草丈・樹高 30cm~1m程度
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
花色 紫、ピンク、白など
開花時期 5月~6月頃

イングリッシュラベンダーと比較されるように名前が挙がるのが、フレンチラベンダー。同じシソ科ラベンダー属ですが、系統が違います。イングリッシュラベンダーはアングスティフォリア系に属します。すっと華奢な茎の先に粒々を固めたような花穂を付けます。香りが良く、ハーブとして昔から愛用されているのは、このイングリッシュラベンダーです。耐寒性はありますが、耐暑性が弱く、夏の高温多湿に弱いという特徴があります。

フレンチラベンダーはストエカス系に属します。花穂の先にウサギの耳のような紫色の葉が付きます。イングリッシュラベンダーとは相反して、暑さには強いのですが、耐寒性が弱い傾向にあります。

 

イングリッシュラベンダーの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
増やし方
剪定
開花
収穫

イングリッシュラベンダーの栽培環境

日当たり・置き場所

イングリッシュラベンダー日光を好みます。日当たり良く風通しの良い場所で管理しましょう。

用土

イングリッシュラベンダーは水はけの良い土壌を好みます。市販のハーブ専用培養土で問題なく育ちます。

イングリッシュラベンダーの育て方のポイント

水やり

イングリッシュラベンダーは乾燥気味を好みます。表土が完全に乾いてから与えます。

肥料

イングリッシュラベンダーは痩せ地でも良く育つ植物です。過肥の必要はありません。

病害虫

風通しの悪い環境ではうどんこ病にかかりやすくなります。発見次第、すぐに殺菌します。春先にはアブラムシにも気をつけましょう。

イングリッシュラベンダーの詳しい育て方

選び方

葉色がよく、節と節の間が徒長していない株を選びます。表土もポイント。苔が生えているのは過湿のサインです。

植え付け

イングリッシュラベンダーは高温加湿が苦手です。植え付けは、春のうちに行いましょう。

剪定・切り戻し

イングリッシュラベンダーは蒸れを苦手とするので梅雨入りの前に花を収穫し、切り戻しを行います。下葉が落ちると間延びして見えるので、茎の1/2~2/3ほど大きめに切り戻します。

植え替え・鉢替え

植え付けと同じく、春が適期です。

春~初夏にかけて紫や白の香りの良い花を咲かせます。

収穫

イングリッシュラベンダーをドライフラワーにして楽しむなら、思い切って花が咲いている最中に収穫します。収穫後は風通しの良い日陰に吊るしてドライフラワーにします。

夏越し

イングリッシュラベンダーは高温多湿が苦手です。風通しの良い半日陰に移動させます。

冬越し

イングリッシュラベンダーは耐寒性の強い植物です。特に冬越しの必要はありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ラベンダーは挿し木で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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