インパチェンスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- インパチェンス
- 学名
Impatiens walleriana
- 英名
- Impatiens
- 和名
- アフリカ鳳仙花
- 科名
- ツリフネソウ科
- 属名
- ツリフネソウ属
- 原産地
- 熱帯アフリカ
インパチェンスの特徴
インパチェンスはアフリカホウセンカとも言われています。暑い国が原産なので、高温多湿を好みます。開花期は、夏真っ盛りの時期に、色とりどりの花を咲かせます。赤、ピンク、オレンジ、白などなど。夏の日光を浴びれば反射して目が痛くなるような色合いばかり。花びらの種類も様々なのが特徴です。一重咲きや八重咲きもあれば、薔薇の様な咲き方をする種類まで多種多様です。インパチェンスという一種で沢山のパターンを楽しめます。草丈は低めなので、花壇の植栽の他、寄せ植え、ハンギングバスケットなど、様々な植え方を楽しめます。
インパチェンスの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
---|---|
草丈・樹高 | 20-30cm |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 赤、白、ピンク、オレンジ |
開花時期 | 5月~11月 |
インパチェンスの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
種まき | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
増やし方 | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
開花 |
インパチェンスの栽培環境
日当たり・置き場所
インパチェンスは日当たりが良い方が花付きが良くなりますが、明るめの日陰なら栽培可能なので、適応範囲が広い草花です。真夏の強すぎる日差しは、葉焼けを起す場合があります。
用土
インパチェンスは乾燥している場所を好みません。そのため使用する用土も水分を多く保水するような土が最適です。土は市販されている園芸用用土や、もしくは赤玉土、腐葉土を混ぜた自分で作った用土にひと手間加えて作ることもできます。自分で土を配合する際には、堆肥を1割程度混ぜると湿り気のある土にすることができます。
インパチェンスの育て方のポイント
水やり
インパチェンスは乾燥に弱いので、保水力のある土に植え、水切れを起こさないように注意しましょう。水は基本的には乾いたらたっぷりとあげます。花に直接水をかけると、水流で花びらが落ちてしまうことがあるので注意しましょう。
肥料
インパチェンスは開花中、使用している肥料の説明に書いてある頻度で追肥します。長い期間、花をたくさんつける植物なので追肥が必ず必要です。
インパチェンスの詳しい育て方
選び方
インパチェンスの苗を選ぶときは、葉の色の濃いものを選んでください。濃いほど元気です。また、茎は徒長していない、つぼみの多い苗を選びましょう。
種まき
インパチェンスの発芽適温は20℃です。それを下回ると折角種まきをしても発芽しません。気温に配慮して種まきを行いましょう。種を蒔く器は浅いものを用意し、等間隔を保って蒔いてください。またインパチェンスは好光性のため、種の上に土はかけないようにしましょう。蒔いた後は、土が乾燥しない様に管理。発芽し本葉がしっかり2枚程育成したら植え付けします。
植え付け
インパチェンスは発育目覚ましいので、鉢植えする際は一回り大きいサイズを選んでください。また、インパチェンスは直根性のため、移植を嫌います。ポットから取り出した苗は根を崩したりせず、そのまま土と馴染ませて植え付けします。
剪定・切り戻し
インパチェンスは、暑さに強いので切り戻しをしないでも開花し続ける花ですが、真夏の間に茎を切り戻さないと、暑さや強い日差しで株が弱ることがあります。本格的な暑さを迎える前の7月ごろ、株を全体的に半分程度切り戻しておくと、真夏は花がいったん休みますが、秋に少し気温が下がってきたころに返り咲きがはじまり、11月ごろまできれいな花をたくさん楽しめます。切り戻す位置は、それぞれの茎の脇芽の上で切り戻すようにしましょう。
植え替え・鉢替え
インパチェンスは一年草のため、植え替えの必要はありません。
花
インパチェンスは5月から11月の長期間開花します。咲き終わった花を剪定しないと後から生まれた新芽が成長しません。花がらはどんどん摘み取りましょう。
収穫
花が咲き終わった10月ごろ、種の成長が始まります。花に種袋が出来るので、採取したい花を先に選んで置くとわかりやすいでしょう。インパチェンスの種は1㎜程度で小さいので、枯れた直後からにビニール袋などを被せて置き、自然に破裂するのを待って、ビニール袋を回収すると種が採取出来ます。
夏越し
真夏になる前に切り戻しをしておくと、秋から元気な状態で返り咲きます。
冬越し
インパチェンスは本来は多年草ですが、耐寒性がないため日本では一年草として扱うので冬越しの必要はありません。