ネモフィラ・育てた花を飾る楽しみ
金子三保子
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春先から花壇を彩ってくれたネモフィラ。ただいま一番の見ごろです。
ネモフィラは、ハゼリソウ科ネモフィラ属の春に咲く一年草。東京だと開花は、3月終わりごろから5月半ばくらいまでの開花時期です。
最近は、国営ひたち海浜公園、国営昭和記念公園、国営武蔵丘陵森林公園など、ネモフィラをたくさん植栽した公園が、ゴールデンウィークごろに見ごろを迎えるので、ニュースでこの花を知った方も多いのではないでしょうか。
今回は見ごろを迎えたネモフィラを使って、お部屋に飾る小さなアレンジをご紹介します。
目次
ネモフィラを生けよう!
4月のゴールデンウィークごろのネモフィラは、花茎が結構な長さになるので切り花としても楽しめます!
最初は10cm強くらいの花丈が、30cmほどになるのです。
3月のネモフィラ
気温が低いうちは花も少なめ、花茎も短い状態です。
4月後半のネモフィラ
花壇からあふれるように咲いています。
収穫したネモフィラ。丈をはかってみたら30センチ弱ありました。
結構伸びるんです。
今回の材料は、ネモフィラ、ワスレナグサ、シノグロッサム、ペパーミント、パイナップルミント。
ネモフィラは直立して咲く性質ではなく、這うように生長する花なので、それぞれの花はカーブしています。
右にカーブしているものは右側に、左にカーブしているものは左側に配置してあげるとおさまりがよくなります。
でも・・・ネモフィラは生けてからも多少動きます。朝起きたら、立ち上がっていた・・・なんてこともあります。
草花を収穫、生けるときのポイント
暮らしの花は、自由気ままに生けるのが楽しいと思うのですが、水に生ける上でいくつかおさえておいた方がいいポイントがあるのでご紹介します。
花瓶に浸かる部分の葉っぱは取り去りましょう!
葉っぱに水が浸かっていると、水が汚れやすくなります。結果、日持ちが悪くなりますので、必ず葉っぱは取り去って水に生けます。
5月以降の気温が高い時期になると、水の汚れが早くなってくるので、水はまめに取り替えます。一緒に生けたミントは水に挿していると根が出てくるほどの強さのせいか、水が汚れにくくなります。草花と一緒に生ける組み合わせとしておすすめです。
草花を収穫する時間帯
育てた草花を摘み取る時間帯は、午前中(できれば10時まで)か、夕方に摘みます。植物にとって、昼間は水分を発散する時間帯です。そのため、昼間に摘み取った草花は水が下がりやすくなります。何時に摘み取るかによって、日持ちが全然違います。
ネモフィラを育ててみよう!
ネモフィラが苗として出回るのは、年明けごろからです。性質としてほふく性、這性などと表現されるのですが、直立して咲くタイプの草花ではありません。苗で買う場合は、茎が伸びてくる前の丈が低めでギュッとした若い苗を購入するのがおすすめです。
3月のネモフィラ。花も少なめ。気温が低い間は、こんな感じです。
4月前半。段々花茎が伸びてきます。
ネモフィラ・たくさんの花を咲かせるには?
ネモフィラは、終わった花(花がら)をまめに摘み取るのがたくさん咲かせるポイントです。ネモフィラは乾かし気味に育てた方がいい植物なので、鉢植えで育てる場合には水のあげすぎに注意します。
植え付けるときの注意としては、ネモフィラは直根性の性質で移植を嫌う性質です。苗で購入した際は、根を傷めないようにポットからそっと苗を抜き去って植え替えるようにします。
春の草花もそろそろ後半戦。シーズン最後の楽しみとして、育てた草花をお部屋に飾ってみませんか。
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