捨てる前にリボベジに挑戦!チンゲンサイ編

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持永久美子

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リボベジとは?

「リボーンベジタブル」略してリボベジと呼ばれ最近注目されている再生野菜の事です。通常なら捨ててしまうヘタや根っこを水につけておくだけでもう一回育って食べる事もできる!お金をかけずに育てる楽しみも味わえて、また収穫できるなんて得した気分になりますね。筆者も豆苗やにんじん、万能ネギはキッチンの窓辺で育ててリボベジ生活を楽しんでいます。

 

ただ、水栽培だと成長していっても肥料を与えなければ大きさには限界があります。豆苗や万能ネギは成長サイクルが早いので二回目もすぐに収穫できるのでいいのですが、その他の野菜は次の収穫までに時間がかかります。そうするとこまめな水替えしないとすぐにヌルヌルになったり、コバエがわいたり。

口にするものなので出来れば簡単に育てることが出来、イキイキとした野菜を収穫したいところですね。そんな時は水栽培ではなく、土に植えるとしっかり根が張り、水栽培よりも安定した収穫を期待できます。もちろん土を使うのでキッチンの窓辺に置くのではなくベランダやお庭など日当たりの良い所で他の植物と一緒に育てましょう。今回はチンゲンサイを土に植えてリポベジに挑戦したのでその記録をご紹介します。

2月24日

チンゲンサイを用意します。

 

料理で使用する葉の部分を切り取ります。いつもはそのまま捨ててしまう残った根元部分を使います。本当にここから成長するの?とちょっと半信半疑です。切り口が薔薇みたいで野菜のハンコに使えそうですね。

 

植木鉢に市販の「花と野菜の土(元肥入り)」を入れチンゲンサイを挿し、ぐらぐらしないように根元部分を土で埋めます。これで植え込み完了です!あとは日当たりの良い所で土が乾いたらたっぷりのお水やりをして管理します。

 

3月6日

芽がでてきました!

 

3月14日

日に日に葉が大きくなってきました。小さくても葉はチンゲンサイ!かわいい!と一人感動しながらお世話の日々。

 

3月23日

何故かもう一つの方は根付かずにしわしわ枯れてきました。同じ生育環境なので野菜を買った時点から個体差があったのかもしれません。

栽培始めてから約1か月経ちました。まだ寒暖差のある季節なので芽が出るのにも大きくなるのにも時間が思ったよりかかりました。これからの暖かい時期にはじめるともっと成育スピードは速いと思います。

 

3月28日

弱った方は抜いて元気な方を真ん中に植え替えました。元気な方は発根が始まり小さな芽がいくつか出てきました。

 

 

4月7日

その後もしんなり弱々しい葉は摘み取りました。

 

4月17日

横からの図

 

4月24日

売り物とは程遠いですがちゃんとチンゲンサイの葉です。柔らかくて美味しそう。

 

5月2日

根元の部分はもうシワシワになってました。

 

5月8日

花芽が付きだしたので収穫します!

 

我が家は北向きベランダなので日当たりがあまり良くないのでサラダ用のベビーリーフのようなチンゲンサイになりましたがちゃんと収穫できました。この日の晩御飯にスープでいただきました♪

 

日当たりの良い所で追肥で液肥を与え、脇芽を摘み取り1本に残し育てると売り物のような立派なチンゲンサイを収穫できるのも夢ではないかも!そう考えると捨てるだけだったチンゲンサイの根元部分も逞しく感じますね。種から育てるのも楽しいですが数が多く、置き場所に困る場合もあります。捨てるはずだった根元部分を使うなら思いたったその日から始められますね。成長過程の観察も楽しかったし、何より自分で育てた野菜は美味しかったのでまたチャレンジしたいと思います。次回はキャベツのリボベジ成長記録をご紹介します。

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持永久美子

平田ナーセリーで園芸店勤務後、P2&Associates Inc.にてインドアプランツ専門店Plants・Plantsのマネージャーとして新店舗立ち上げ・接客・販売・在庫管理等の業務に従事。植物だけでなく、動物や雑貨も大好きです。結婚を機に東京に移り、子供と一緒に植物のある生活を楽しんでいます。LOVEGREENでは、観葉植物のおしゃれな飾り方や実践したくなるライフスタイル提案、実際に自宅で育てている植物の写真を使った記事を配信。

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