ティランジア(エアプランツ)が紅葉する原因と、花が咲いた時の紅葉がきれいな種類

松本卓

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常に緑色をしているという印象が強いティランジア(エアプランツ)ですが、実は花が咲いてきれいな色に紅葉することがあります。

今回はティランジア(エアプランツ)の紅葉するタイミングと、綺麗な色に紅葉するおすすめのティランジア(エアプランツ)をご紹介します。

目次

ティランジア(エアプランツ)とは

ティランジア(エアプランツ)は主に北アメリカ南部~南アメリカに分布している植物で、ブロメリア科、ティランジア属に分類されています。原産地では樹皮や岩などに根を張って着生しており、土がなくとも生長することができます。

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ティランジア(エアプランツ)が紅葉するとき

ティランジア(エアプランツ)は主に花が咲く時と、過剰に光が当たっているときに色づきます。

開花時の紅葉

ティランジア(エアプランツ)の中には、ティランジア・イオナンタやティランジア・ブラキカウロスなど、開花時に葉が赤や黄色に紅葉する種類があります。開花時に株全体が紅葉するタイプのティランジア(エアプランツ)は、開花前から徐々に紅葉し始め、花が咲く頃に最も濃く染まり、だんだんと色が薄くなっていきます。

▲ティランジア・プラシェキー(Tillandsia praschekii) 開花時に株全体が赤く染まるキューバ原産のティランジア。ティランジア・イオナンタに似ていますが、開花時にティランジア・カピタータのような花序が上がってくることで区別できます。

ティランジア・プラシェキー(Tillandsia praschekii)
開花時に株全体が赤く染まるキューバ原産のティランジア。ティランジア・イオナンタに似ていますが、開花時にティランジア・カピタータのような花序が上がってくることで区別できます。

ティランジア・プラシェキー

  • キューバの固有種でその見た目からキューバのイオナンタとも呼ばれています。

    しかしイオナンタと同じように管理すると冬場に枯らしてしまいます。どちらかと言えば同じ環境に生えているティランジア・カピタータ・ドミンゲンシスと同じ管理をした方が良いです。

    花は紫色の筒状花なのですが、カピタータのような花序を中心に作ります。

    非常に鮮やかなピンク色に染まり、水で濡れると一層際立ちます。

 

開花時に紅葉したティランジアは非常に美しいですが、日光があまり当たらない日陰などに置いておくと上手く紅葉しない場合があるので、咲きそうだなと感じたら日当たりの良い場所に移動させると良いでしょう。

 

▲ティランジア・イオナンタ・コロンビアフォーム(Tillandsia ionantha 'Colombia Form') 本来であれば一般的なティランジア・イオナンタと同様に開花時に赤く紅葉しますが、日陰に置いていたため綺麗に染まっていません。

ティランジア・イオナンタ・コロンビアフォーム(Tillandsia ionantha ‘Colombia Form’)
本来であれば一般的なティランジア・イオナンタと同様に開花時に赤く紅葉しますが、日陰に置いていたため綺麗に染まっていません。

過剰に光が当たっているとき

冬場など、ティランジア(エアプランツ)を直射日光などの強い光の下で育てていると、開花とは関係なく紅葉する場合があります。

これはLED直下に置いていたティランジア・イオナンタの写真です。葉が赤く紅葉していますが、開花する気配はなく、強光ストレスを回避するために起こる反応(=紅葉、黄葉)だと思われます。  紅葉はモミジなどの落葉樹などで考えると分かりやすいのですが、端的に言うと植物が求める光量よりも植物に当たる光量が多いと発生する現象で、過剰な光による葉へのダメージ(強光ストレス)を減らすために、光を遮りやすい赤や黄色といった色に葉の表面を染めている状態になります。  ティランジア(エアプランツ)においては自然光下では生長が鈍くなり光をあまり必要としなくなる秋冬に発生しやすく、強い光を発するLEDなどの直下に置いている場合は季節に関係なく紅葉することがあります。

これはLED直下に置いていたティランジア・イオナンタの写真です。葉が赤く紅葉していますが、開花する気配はなく、強光ストレスを回避するために起こる反応(=紅葉、黄葉)だと思われます。

紅葉はモミジなどの落葉樹などで考えると分かりやすいのですが、端的に言うと植物が求める光量よりも植物に当たる光量が多いと発生する現象で、過剰な光による葉へのダメージ(強光ストレス)を減らすために、光を遮りやすい赤や黄色といった色に葉の表面を染めている状態になります。

ティランジア(エアプランツ)においては自然光下では生長が鈍くなり光をあまり必要としなくなる秋冬に発生しやすく、強い光を発するLEDなどの直下に置いている場合は季節に関係なく紅葉することがあります。

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ティランジア(エアプランツ)が紅葉したらどうすれば良い?

あまりに光が強すぎると葉焼けや白化を起こしてしまいますが、葉焼けや白化を起こす前の多少紅葉している程度であれば、個人的な経験則ではありますが、生育には特に問題ないように感じます。

ただし、明らかに生育が鈍ってきた場合や葉が枯れ込んできた場合は遮光や光源から遠ざけるなどをして、光量を減らすようにしましょう。紅葉の度合いや葉焼けに関しては個体差や環境差が大きいので、各々に適した状態を見つけながらティランジア(エアプランツ)の栽培を続けていくというのも面白いでしょう。

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イオナンタは紅葉がきれい

開花時に紅葉するティランジア(エアプランツ)はティランジア・イオナンタやティランジア・ブルボーサ、ティランジア・カピタータなどがありますが、その中でも特におすすめなのがティランジア・イオナンタです。ティランジア・イオナンタは種類も豊富で手に入れやすく、小型で強健なためティランジア(エアプランツ)ビギナーの方にイチオシです。

ティランジア・イオナンタ(矮性)(Tillandsia ionantha (Dwarf)

非常に小さなサイズで開花する矮性のティランジア・イオナンタ。全体が赤く紅葉し、非常に美しいです。

非常に小さなサイズで開花する矮性のティランジア・イオナンタ。全体が赤く紅葉し、非常に美しいです。

ティランジア・イオナンタ・ピーチ(Tillandsia ionantha ‘Peach’

その名の通り、黄桃色に黄葉するイオナンタ。入手は難しいが小型で葉が肉厚な可愛らしい品種です。

その名の通り、黄桃色に黄葉するイオナンタ。入手は難しいが小型で葉が肉厚な可愛らしい品種です。

ティランジア・イオナンタ ’ピーチ’

  • メキシコのタスコにて採取された、開花時に葉が桃色に染まるイオナンタです。名前の後ろにNTH(New Tilladsia Handbook)142と書かれた血統書付きの株があり、流通量が少ない希少種です。

    本種はイオナンタの中でも特に小型のものとなっています。イオナンタ・ドゥルイドがイオナンタ・ピーチとして出回ることがありますが、花の色が違うので、見分ける事が出来ます。

    また、明らかにイオナンタ・ドゥルイドよりもイオナンタ・ピーチの方が小型なので、そこでも見分ける事が出来ます。

    性質は強健で、子株も多く吹き、毎年開花する場合もある優秀な品種です。

    今はまだ流通量が少なく、限られた場所でしか販売されていませんが、今後の普及が待ち遠しいとても魅力的な品種です。

 

ティランジア・イオナンタ・ドゥルイド(Tillandsia ionantha ‘Druid’

ティランジア・イオナンタ・ドゥルイドは鮮やかな山吹色に染まるイオナンタです。よくアルビノ種と間違われますが、アルビノ種がレモンイエローなのに対し、本種は山吹色になります。

ティランジア・イオナンタ・ドゥルイドは鮮やかな山吹色に染まるイオナンタです。よくアルビノ種と間違われますが、アルビノ種がレモンイエローなのに対し、本種は山吹色になります。

ティランジア・イオナンタ・ドゥルイド

  • 1971年にメキシコのベラクルス州で採取された白花個体のクローンです。

    イオナンタ・アルバと違い山吹色に染まります。

 

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松本卓

趣味はチランジアの管理と爬虫類の世話。些細なきっかけでチランジアを育て始めたが、チランジア好きが派生して現在は日本ブロメリア協会にも所属。チランジアは小型で花の綺麗なものが好きで、チランジアを眺めているときが至福のひと時。最近の悩みは自宅で育てているチランジアが多くなりすぎて置き場所が無くなってきたこと。

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