ヘクソカズラのリースやガーランドの作り方
金子三保子
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秋冬になるとキラキラしたかわいい実をつけるヘクソカズラをご存知ですか?日本全国、いたる所で見かけるツル性の雑草とくくられる野草です。今回はヘクソカズラの実を使ったナチュラルなリースとガーランドをご紹介します。作り方はとても簡単!かわいい実をお部屋に飾ってみませんか?
目次
ヘクソカズラとは
日本全国いたるところで見かけることのできる野草(雑草)のひとつのヘクソカズラ。ツル性の多年草で、夏に花が開花した後、秋に茶系のつやつやした小さな実をつけます。
ヘクソという名前は、生の実がなんとも言えない臭いがあることから。臭いはあまりよくないのですが、とても小さくてかわいらしい実が、最近ではリースの花材として花屋さんでも流通しています。ヘクソカズラの臭いは、摘んで間もない生の時期で、乾燥すると消えます。
ヘクソカズラの実の色
ヘクソカズラの実は、最初は緑、次第に茶色へと変化します。緑の状態で収穫しても、3~4日くらいで自然に茶系の実へと変化していきます。
ヘクソカズラのリースの作り方
ヘクソカズラをベースにする場合
ヘクソカズラのツルは、もともとくるくるとした見た目をしています。それもそのはず、下の写真をご覧ください。
ひとくちにツル性と言っても、それぞれの植物によってツルの伸ばし方が違います。まっすぐ伸びる性質、横に伸びる性質、ツルから節ごとに根を出す性質・・・。
ヘクソカズラは、コイルのようにグルグルと何かに絡みついて生長していく性質です。スイカズラやテイカカズラも同じような生長の仕方です。最初からくるんとカーブしているツルなので、リースを作るのはとても簡単です!
ヘクソカズラの自然のカーブに従って、作りたいリースのサイズに丸めてリースを作ります。丸めたリースにツルを巻き付けていきます。
あとは好みの実の付き具合まで、ツルを巻き付ける作業を繰り返します。例えば、たっぷりと実がついている見た目にしたいなら、出来たリースの隙間(指をさしている部分)に、次の実をセットしながらツルを絡めます。
完成です。
1種でシンプルにしても、他の素材と組み合わせても。
ただし、1つポイントがあります。ヘクソカズラは草でツルの強度は弱いので、他の素材をつける場合は、軽い素材に限ります。重たい実などを入れると、リースが歪んで丸に見えなくなってしまいます。
他のツルをベースにヘクソカズラを巻き付けて作る場合
こちらは野バラのツルで作ったリース。これを土台にヘクソカズラを巻き付けていきます。
野バラは乾燥すると固くなって、丸めにくくなったり折れたりするので、フレッシュのうちに丸める作業をするのがポイントです。
ヘクソカズラのツルを野バラにくるくると巻き付けます。密に詰めれば実がたっぷりとして見えます。他の植物を入れたいなら、間隔をあけて絡めていきます。
土台にする野バラのツルは木なので、しっかりとした土台になります。グリーンや重さのある実などをつけたい場合は、こちらの作り方がおすすめです。
ヘクソカズラは、リースの仕上げに絡めても素敵な雰囲気に仕上がります。
ヘクソカズラのガーランド
ツルの流れが素敵なヘクソカズラ。リースにしなくても、ツルを生かしてそのまま飾っても素敵です。
1種類で飾るもの素敵ですが、リースと同じく他のツル素材を絡めても素敵です。今回はヘクソカズラと同じ時期に実りの時を迎えるオキナワスズメウリを絡めて、小さなヘクソカズラのリースもつけてみました。
オーナメントを使ってクリスマス風にアレンジ
小さなクリスマスソックスを飾って季節感を出すのもよいですね。リースのポイントと同じく、ヘクソカズラに絡めるのは、軽めの素材を選ぶのがポイントです。
重さのあるオーナメントを飾りたい時
野バラの実のような枝ものに絡めて作ると、重さのある実ものなどもあしらうことができます。
日本全国いたるところで見かける雑草のヘクソカズラを使ったリースやガーランド。短時間でナチュラルな飾りを作ることができます。自然からの贈り物のキラキラした実をおうちに飾ってみませんか。
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